アーダム・アフセリウス

アーダム・アフセリウス（Adam Afzelius、1750年ねん10月8日にち - 1837年ねん1月がつ20日はつか）は、スウェーデンの植物しょくぶつ学者がくしゃである。「リンネの使徒しとたち」と呼よばれる世界せかい各国かっこくで植物しょくぶつの収集しゅうしゅうを行おこなった一人ひとりで、西にしアフリカで働はたらいた。

Adam Afzelius 1750-1837.

生涯しょうがい

ヴェステルイェートランド地方ちほうのLarvに生うまれた。1768年ねんからウプサラ大学だいがくで学まなび、1777年ねんに東洋とうよう言語げんごの講師こうしになった。博物学はくぶつがくに興味きょうみを持もち、リンネの有望ゆうぼうな弟子でしの一人ひとりとなり1785年ねんに植物しょくぶつ学がくの助手じょしゅとなった。1789年ねんにイギリスに渡わたり、植物しょくぶつ学がくを学まなんだ。イギリスの外交がいこう団だんとともに清国きよくにへゆくことを断ことわった後のち、1791年ねんにイギリス領りょうのシエラレオネに渡わたるが、健康けんこうを害がいし、1793年ねんにロンドンに戻もどった。1794年ねんに再ふたたびシエラレオネに渡わたった。数ヶ月すうかげつの滞在たいざいの後のち、フランス軍ぐんの攻撃こうげきで収集しゅうしゅうした標本ひょうほんと私財しざいを失うしなうが、ロンドンの友人ゆうじんの支援しえんで、アフリカ西海岸にしかいがんの調査ちょうさ旅行りょこうを続つづけた。1796年ねんに多おおくの標本ひょうほんとともにイギリスに戻もどった。しばらくスウェーデン外交がいこう団だんのために働はたらいた後のち1799年ねんにスウェーデンに戻もどった。ウプサラ大学だいがくに戻もどり、1812年ねんに薬草やくそう学がくの非常勤ひじょうきん教授きょうじゅとなった。1823年ねんにリンネの伝記でんきを書かいたことで知しられる。

マメ科かの広葉樹こうようじゅの属ぞく名めいアフゼリア(Afzelia)に献けんじ名めいされている。

著書ちょしょ

• Genera plantarum guineensium. Uppsala 1804.
• Stirpium in Guinea medicinalium species novae. Uppsala 1818.
• Stirpium in Guinea medicinalium species cognitae. Uppsala 1825.
• Afzelius gab die Autobiographie Linnés heraus (deutsch, Berlin 1826)