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エピゲノム編集 - Wikipedia

エピゲノム編集へんしゅう(Epigenome editing, epigenome engineering)は、遺伝子いでんし工学こうがくいち手法しゅほうであり、クロマチンエピゲノム修飾しゅうしょく選択せんたくてき改変かいへんする手法しゅほうである。ゲノム編集へんしゅう特定とくていDNA配列はいれつそのものを改変かいへんするのにたいして、エピゲノム編集へんしゅうでは目的もくてきDNA配列はいれつ機能きのう関係かんけいする周辺しゅうへんのDNA修飾しゅうしょくヒストン修飾しゅうしょくなどを改変かいへんする。この手法しゅほうによって、特定とくていのクロマチンやエピゲノム修飾しゅうしょくゲノム細胞さいぼう機能きのうあたえる影響えいきょう調しらべることができ、また遺伝子いでんし治療ちりょういち形態けいたいとして病気びょうき治療ちりょう応用おうようすることも検討けんとうされている[1]

TALEタンパク質たんぱくしつ利用りようしたエピゲノム編集へんしゅう.

エピゲノム編集へんしゅう使用しようされる人工じんこうタンパク質たんぱくしつは、特定とくてい配列はいれつ標的ひょうてきとするDNA結合けつごうドメインと、エピゲノム修飾しゅうしょく変更へんこうする機能きのうドメインで構成こうせいされる。DNA結合けつごうドメインとしては、ゲノム編集へんしゅうでももちいられるジンクフィンガーtranscription activator-like effectors英語えいごばん (TALEs)、および Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats /CRISPR associated protein (CRISPR/Cas) システムがもちいられる[1]

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ a b Park, Minhee; Keung, Albert J.; Khalil, Ahmad S. (2016-12). “The epigenome: the next substrate for engineering” (英語えいご). Genome Biology 17 (1): 183. doi:10.1186/s13059-016-1046-5. ISSN 1474-760X. PMC 5006378. PMID 27582168. http://genomebiology.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13059-016-1046-5.