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ゲイヴィン・ハミルトン - Wikipedia

ゲイヴィン・ハミルトン(Gavin Hamilton、1723ねん - 1798ねん1がつ4にち)はスコットランド画家がか考古こうこ学者がくしゃ美術びじゅつひん収集しゅうしゅう美術びじゅつしょうである。「しん古典こてん主義しゅぎ」の先駆さきがけの画家がか一人ひとり[1]美術びじゅつ収集しゅうしゅうとして18世紀せいき代表だいひょうする人物じんぶつでもあった。ギャヴィン・ハミルトンと音訳おんやくされることもある。

ゲイヴィン・ハミルトン
Gavin Hamilton
Ozias Humphryによる肖像しょうぞう
誕生たんじょう 1723ねん
出生しゅっしょう イギリス,Lanarkshire
死没しぼつねん 1798ねん1がつ4にち
死没しぼつ イタリア,ローマ
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略歴りゃくれき

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ハミルトンがヴィラ・アドリアーナで発掘はっくつした彫刻ちょうこく

スコットランド、ミッドランド・バレーのLanarkshireでまれた。ハミルトン名家めいか出身しゅっしん[2]グラスゴー大学だいがくでギリシャまなんだ。1748ねんにローマにうつり、歴史れきし画家がかアゴスティーノ・マズッチまなんだ。1752ねんから1754ねんまでイギリスに一旦いったん帰国きこくしたが、ふたたびローマで、イギリスじんのための美術びじゅつ学校がっこう、Academy of English Professors of the Liberal Arts(イギリスの美術びじゅつ愛好あいこうたちによって、ざいローマ・フランス・アカデミーをまねて1752ねん設立せつりつされたが、1758ねん廃校はいこうになった。)でも、まなんだ。1761ねんにトーマス・ジェンキンス(Thomas Jenkins : 1722-1798)とともに、ローマのアカデミア・ディ・サン・ルカ特別とくべつ会員かいいん(Accademici di merito)になった[3]

古典こてん主義しゅぎのスタイルで歴史れきしえがき、ローマをおとずれるイギリスの貴族きぞくたちの肖像しょうぞうえがき、ヴィラ・モンドラゴーネの壁画へきがえがいた。1764ねんからスコットランドの画家がかデヴィッド・アラン(David Allan :1744-1796)を弟子でしにした。どう時期じきにローマに滞在たいざいしていたアントン・ラファエル・メングスヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンといったしん古典こてん主義しゅぎ推進すいしんしゃわか女性じょせい画家がかアンゲリカ・カウフマン交流こうりゅうした。

1769ねんに2世紀せいきのローマ皇帝こうていハドリアヌス別荘べっそうヴィラ・アドリアーナ考古学こうこがくてき発掘はっくつ参加さんか[4]オスティア・アンティカ遺跡いせきアッピア街道かいどう発掘はっくつにも参加さんかし, 18世紀せいき後半こうはんもっと成功せいこうした考古学こうこがくてき発掘はっくつしゃであるとかんがえられている。

美術びじゅつ収集しゅうしゅう美術びじゅつしょうとしても18世紀せいき代表だいひょうする人物じんぶつとなり、レオナルド・ダ・ヴィンチ作品さくひん岩窟がんくつ聖母せいぼ』やドメニコ・ティントレットの作品さくひんひつじいの礼拝れいはい』、サルヴァトル・ローザの『ピタゴラス』などの絵画かいががハミルトンが購入こうにゅうすることによって、のちにイギリスの美術館びじゅつかん保有ほゆうすることになった。

作品さくひん

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Robert Cumming: Kunst. In: Kompakt & Visuell. Dorling Kindersley Verlag GmbH, München 2016, ISBN 978-3-8310-3137-5, S. 241.
  2. ^ The General Biographical Dictionary. 1814, S. 89 (books.google.de) – Murdieston House ist also nicht sein Geburtsort, sondern das Stammhaus seiner Familienzweiges.
  3. ^ Steffi Roettgen: Anton Raphael Mengs 1728–1779. Band 1, Verlag Hirmer, 2003, ISBN 3-7774-7900-4, S. 491.
  4. ^ Hadrians Villa. In: Meyers Konversations-Lexikon. 4. Auflage. Band 7, Verlag des Bibliographischen Instituts, Leipzig/Wien 1885–1892, S. 996.

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Ellis Waterhouse: The Dictionary of British 18th Century Painters in Oils and Crayons. 1981, S. 155.
  • Bernd Curt Kreplin: Hamilton, Gavin. In: Ulrich Thieme, Fred. C. Willis (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 15: Gresse–Hanselmann. E. A. Seemann, Leipzig 1922, S. 552–553 (Textarchiv – Internet Archive).
  • Brendan Cassidy: Gavin Hamilton (1723-1798). Artist, Antiquarian and Art Dealer in Eighteenth-Century Rome. Brepols Publications, 2011, ISBN 978-1-905375-59-2.
  • Julia Lloyd Williams: Gavin Hamilton 1723-1798. Scottish masters Band 18, National Galleries of Scotland, 1994.
  • David Irwin: Gavin Hamilton. Archaeologist, Painter, and Dealer. In: The Art Bulletin. Band 49, College Art Association, 1962, S. 87–102.
  • Ulrike Müller Hofstede: Achill, Apoll und Niobe – das Sublime in Gavin Hamiltons Historienbildern. Verlag Lit, 1993, ISBN 3-89473-552-X bzw. ISBN 978-3-89473-552-4
  • Georg Kaspar Nagler: Neues allgemeines Künstler-Lexicon. Band 5, 1837, S. 539 (books.google.de).
  • Johann Andreas Romberg, Friedrich Faber, Lorenz Clasen: Conversations-Lexicon für bildende Kunst. 1853, S. 391 (books.google.de).
  • Serena Q. Hutton: Gavin Hamilton. In: Nancy Thomson de Grummond: An Encyclopedia of the History of Classical Archaeology. Band 1, Chicago 1996, Seite 562–565
  • Ian Chilvers: The Oxford dictionary of art. 2004, S. 326 (books.google.de).