TPC at Sawgrassの17番 ばん ホール
プレーヤーを見張 みは る審判 しんぱん がおらず、全 すべ ては個人 こじん の良識 りょうしき に委 ゆだ ねられるので、紳士 しんし (または淑女 しゅくじょ )のスポーツとして知 し られる。プロ ゴルファーでさえ、プレッシャー でミスショットをするなど、一般 いっぱん に精神 せいしん 力 りょく が重要 じゅうよう とされ、精神 せいしん 力 りょく 7割 わり 技術 ぎじゅつ 力 りょく 3割 わり とも言 い われている。
力 ちから 加減 かげん と打球 だきゅう の向 む かう方向 ほうこう の予測 よそく が必須 ひっす であり、プレイヤーには正確 せいかく さが要求 ようきゅう される。これはパットのみならず、ティーショットなど全 すべ てのショットについて言 い える事 こと である。
基本 きほん 的 てき に個人 こじん で行 おこな う球技 きゅうぎ だが、団体 だんたい 戦 せん もある。個人 こじん 戦 せん の場合 ばあい においても、競技 きょうぎ 者 しゃ (ゴルファー )とコースを同伴 どうはん するキャディ がいる。キャディはクラブの運搬 うんぱん の他 ほか に、競技 きょうぎ 者 しゃ へアドバイスも行 おこな う。
アマチュアにおいてもプロゴルファーを目指 めざ すのでもない限 かぎ り、中高年 ちゅうこうねん から始 はじ めることも可能 かのう で、比較的 ひかくてき 高齢 こうれい となってもプレーを楽 たの しめる。自分 じぶん の年齢 ねんれい よりも低 ひく い打数 だすう で1ラウンドを終了 しゅうりょう (エージシュート )した者 もの は、「エイジ・シューター」と呼 よ ばれ、ゴルファーの尊敬 そんけい を集 あつ める。
用具 ようぐ 代 だい やプレイ代 だい などの費用 ひよう がかかるスポーツであるため、経済 けいざい 的 てき 余裕 よゆう がある者 もの が楽 たの しむ競技 きょうぎ である。しかし最近 さいきん は、特 とく に平日 へいじつ など、格安 かくやす でプレイが出来 でき る。
日本 にっぽん では全般 ぜんぱん 的 てき にプレイ代 だい 、会員 かいいん 権 けん などの費用 ひよう が高額 こうがく だが、欧米 おうべい には高級 こうきゅう 名門 めいもん ゴルフ場 じょう 以外 いがい にも、パブリック式 しき の比較的 ひかくてき 低廉 ていれん な費用 ひよう でプレイを楽 たの しめるゴルフ場 じょう も多 おお い。このため、日本 にっぽん では純粋 じゅんすい にスポーツ として楽 たの しむというよりも、主 おも に業務 ぎょうむ での取引 とりひき 先 さき 企業 きぎょう などの接待 せったい が絡 から んだゴルフのプレイも数多 かずおお く行 おこな われる。またいわゆる名門 めいもん クラブの会員 かいいん 資格 しかく は、プレイではなく投機 とうき の対象 たいしょう となる事 こと が多 おお い。
日本 にっぽん においてはプレイヤーはプレイごとにゴルフ場 じょう 利用 りよう 税 ぜい が課 か される。ただし国体 こくたい の試合 しあい や18歳 さい 未満 みまん は免除 めんじょ される。
日本 にっぽん においては接待 せったい としてゴルフが行 おこな われることがあるという事情 じじょう から、特 とく にいわゆる高級 こうきゅう 車 しゃ と言 い われるようなDセグメント 〜Eセグメント 以上 いじょう のセダン において「トランクルームにゴルフバッグがいくつ積 つ めるか」は一 ひと つの性能 せいのう 指標 しひょう となることがある。
起源 きげん に関 かん しては諸説 しょせつ あるが、ゴルフが現在 げんざい の形 かたち に発達 はったつ したのはスコットランドにおいてである。
その起源 きげん についてはスコットランド を筆頭 ひっとう に、オランダ 、中国 ちゅうごく など世界 せかい 各地 かくち に発祥 はっしょう 説 せつ があり、定説 ていせつ がない。
北欧 ほくおう 起源 きげん の「コルフ」という、「打 う った球 たま を柱 はしら に当 あ てるスポーツ」が、スコットランド に伝 つた わったとする説 せつ 。
オランダ の「フットコルフェン」から来 き ている説 せつ 。近年 きんねん 、オランダ からスコットランド へのゴルフボール 輸出 ゆしゅつ 書類 しょるい が発見 はっけん され、起源 きげん として有力 ゆうりょく 視 し されるようになった。
中国 ちゅうごく の元 もと の時代 じだい の書物 しょもつ 『丸 まる 経 けい 』(ワンチン)に記載 きさい されている「捶丸 」(チュイワン)という競技 きょうぎ を起源 きげん とする説 せつ 。捶丸については、中国 ちゅうごく の学者 がくしゃ が五 ご 代 だい 十 じゅう 国 こく の時代 じだい にまで遡 さかのぼ るという説 せつ を出 だ している。
スコットランドが起源 きげん だとする説 せつ では、スコットランドの羊 ひつじ 飼 か い たちが、暇 ひま つぶしに、羊 ひつじ を追 お う棒 ぼう で、石 いし ころを打 う って、野 の うさぎ やモグラ の巣 す 穴 あな に入 い れて遊 あそ んでいた、それがゴルフの始 はじ まりだ、とされる。
※一番 いちばん 有力 ゆうりょく とされる説 せつ は、スコットランドの羊 ひつじ 飼 か いが始 はじ まりだという説 せつ 。
起源 きげん に限 かぎ ればいろいろな説 せつ があるものの、現在 げんざい のゴルフというスポーツが発展 はってん し完成 かんせい して近代 きんだい スポーツとなったのがスコットランドであることは間違 まちが いない。15世紀 せいき 頃 ころ に、スコットランドで現代 げんだい 行 おこな われているゴルフ相当 そうとう の競技 きょうぎ 形式 けいしき が整備 せいび され、流行 りゅうこう した。1457年 ねん には時 じ のスコットランド王国 おうこく 国王 こくおう ジェームズ2世 せい によって、ゴルフにふけって弓術 きゅうじゅつ の鍛錬 たんれん を怠 おこた る貴族 きぞく たちへのゴルフ禁止 きんし 令 れい が出 だ され、これがスコットランド史 し におけるゴルフの初出 しょしゅつ であるとされる。ゴルフはスコットランドの東海岸 ひがしかいがん から広 ひろ まっていき、宗教 しゅうきょう 改革 かいかく 時 どき のスコットランド長老 ちょうろう 教会 きょうかい の否定 ひてい 的 てき な態度 たいど にもかかわらず民衆 みんしゅう の娯楽 ごらく として広 ひろ まっていった。1750年 ねん ごろ(1754年 ねん )エジンバラ とセント・アンドルーズ にゴルフクラブができ[3] 、1834年 ねん にはウィリアム4世 せい がこれをロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース と命名 めいめい し、同 どう クラブが成文 せいぶん 化 か された公式 こうしき ルールを定 さだ めた。またイギリス帝国 ていこく の拡大 かくだい に伴 ともな って世界 せかい 各地 かくち に移住 いじゅう したスコットランド人 じん によってゴルフも各地 かくち で行 おこな われるようになった。1860年 ねん には世界 せかい 初 はつ のゴルフの選手権 せんしゅけん 大会 たいかい である全英 ぜんえい オープン もはじまった。しかし、ここまではゴルフはスコットランド人 じん 独自 どくじ のスポーツに過 す ぎなかった。
なおスコットランド人 じん の間 あいだ で流行 りゅうこう していた当時 とうじ は、パーという概念 がいねん は存在 そんざい していなかった。なぜなら2名 めい のゴルファーが1ホールごとにホール内 ない での打数 だすう により勝 か ち負 ま け(同 おな じ打数 だすう の場合 ばあい 、そのホールは引 ひ き分 わ け)を決 き め、18ホールまでにどちらが多 おお くのホールで勝 か ったかを競 きそ うマッチプレー 方式 ほうしき で行 おこ なわれていたため、それぞれのホールに規定 きてい 打数 だすう を決 き める必要 ひつよう が無 な かったからである。
マッチプレーは2名 めい で競技 きょうぎ する場合 ばあい はホールごとに勝 か ち負 ま けが決 き まるため単純 たんじゅん 明快 めいかい だったが、より多 おお くのゴルファーによる試合 しあい では優勝 ゆうしょう 者 しゃ を決 き めるまでに18ホールの試合 しあい を何 なん 回 かい も繰 く り返 かえ す必要 ひつよう があり、やがて多人数 たにんずう で競 きそ う場合 ばあい には順位 じゅんい 付 づ けがし易 やす い、予 あらかじ め定 さだ められたホールをまわった時点 じてん の打数 だすう (ストローク)の合計 ごうけい を競 きそ うストロークプレー 方式 ほうしき が広 ひろ まるようになった。ストロークプレーが主流 しゅりゅう になると、それまでコースごとにまちまちだった18ホールの合計 ごうけい 距離 きょり などに対 たい し、画一 かくいつ した規格 きかく を決 き める必要 ひつよう が出 で てきたため、全 すべ てのホールに対 たい し既定 きてい 打数 だすう を決 き めて、コースごとの合計 ごうけい 既定 きてい 打数 だすう による比較 ひかく がし易 やす いように定 さだ めたのが、パーの起源 きげん である。
ゴルフが爆発 ばくはつ 的 てき に広 ひろ まるのは、1880年代 ねんだい にイングランド でゴルフブームが起 お きてからである[4] 。イングランド各地 かくち にゴルフ場 じょう が建設 けんせつ され、さらに1890年代 ねんだい にはアメリカ でも流行 りゅうこう が始 はじ まり、またイギリス人 じん によって世界 せかい 各地 かくち にゴルフ場 じょう が建設 けんせつ され、ゴルフは世界 せかい 的 てき なスポーツとなっていった。
日本 にっぽん における最初 さいしょ のゴルフ場 じょう は、1901年 ねん に神戸 こうべ 市 し の六甲山 ろっこうざん に作 つく られた神戸 こうべ ゴルフ倶楽部 くらぶ である。これは外国 がいこく 人 じん 向 む けのもので、日本人 にっぽんじん による日本人 にっぽんじん のためのゴルフ場 じょう は、1913年 ねん に井上 いのうえ 準之助 じゅんのすけ らによって東京 とうきょう ・駒沢 こまざわ に作 つく られた東京 とうきょう ゴルフ倶楽部 くらぶ が最初 さいしょ である[5] [6] 。ゴルフ雑誌 ざっし や解説 かいせつ 書 しょ を日本 にっぽん で初 はじ めて出 だ したのは、イギリス遊学 ゆうがく 中 ちゅう にゴルフに親 した しんだ播磨 はりま の大 だい 地主 じぬし 伊藤 いとう 家 か 出身 しゅっしん の伊藤 いとう 長蔵 ちょうぞう (貴族 きぞく 院 いん 議員 ぎいん ・伊藤 いとう 長次郎 ちょうじろう の弟 おとうと )である[7] 。伊藤 いとう は1921年 ねん に日本人 にっぽんじん による最初 さいしょ のゴルフ雑誌 ざっし 「阪神 はんしん ゴルフ」を神戸 こうべ で創刊 そうかん (のち「ゴルムドム」と改題 かいだい )[8] 、1926年 ねん には『ゴルフ用語 ようご 辞典 じてん 』も出版 しゅっぱん し、ゴルフの普及 ふきゅう に一役 ひとやく 買 か った[9] 。
現在 げんざい では世界 せかい に広 ひろ まり、各国 かっこく にプレイヤーが存在 そんざい する。ゴルフ場 じょう も各国 かっこく に建設 けんせつ され、2008年 ねん には35,112のゴルフ場 じょう が存在 そんざい するまでになっている[10]
が、中 なか でもアメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく が約 やく 半数 はんすう を占 し め、圧倒的 あっとうてき に多 おお い。中国 ちゅうごく でゴルフは「緑色 みどりいろ 阿片 あへん (緑 みどり のアヘン)」と呼 よ ばれ、資本 しほん 主義 しゅぎ の退廃 たいはい 的 てき な娯楽 ごらく と見 み なされていたが、北京 ぺきん 大学 だいがく でカリキュラムへの採用 さいよう が検討 けんとう されるほどの人気 にんき スポーツとなり、ゴルフ場 じょう の数 かず もアジアでは日本 にっぽん に次 つ いで多 おお い[11] 。
世界 せかい 的 てき にゴルフの人気 にんき が落 お ちていると指摘 してき されており、ルールを簡潔 かんけつ にしたり競技 きょうぎ にかかる時間 じかん を短 みじか くするなどの変更 へんこう を加 くわ えてプレイ人口 じんこう の減少 げんしょう に歯止 はど めをかける取 と り組 く みが行 おこな われている[12] 。
日本 にっぽん での例 れい を取 と り上 あ げると――
会員 かいいん 権 けん で年 とし に10万 まん 単位 たんい の料金 りょうきん を支払 しはら わされる。
道具 どうぐ を揃 そろ えるのに高額 こうがく の支払 しはら いを要求 ようきゅう される。
上司 じょうし たちに休日 きゅうじつ 返上 へんじょう で無理矢理 むりやり 同行 どうこう させられたり、接待 せったい で気 き を遣 つか わなければならず(契約 けいやく や会社 かいしゃ での昇進 しょうしん 、最悪 さいあく の場合 ばあい は降格 こうかく や退職 たいしょく に追 お い込 こ まれるため)、ストレスが溜 た まる。
――などと言 い った事例 じれい が、ゴルフ人気 にんき を落 お としている要因 よういん であると言 い われている。
ホールレイアウト例 れい : (1)ティーイングエリア (2)川 かわ (3)ラフ (4)OB (Out of Bounds) (5)バンカー (6)池 いけ (7)フェアウェイ (8)グリーン (9)ピン (10)カップ
グリーン周 まわ りのバンカーの例 れい 英国 えいこく ブリストルのフィルトンゴルフクラブ ホールに入 はい る直前 ちょくぜん のゴルフボール ティーショット後 ご 、打球 だきゅう を見 み る競技 きょうぎ 者 しゃ 。
通常 つうじょう 4人 にん 1組 くみ でコースを回 まわ る。最初 さいしょ のホールでの第 だい 一 いち 打 だ の順序 じゅんじょ を決 き める方法 ほうほう はルールに無 な いため、くじ引 び きで順序 じゅんじょ を決定 けってい する事 こと が多 おお い。競技 きょうぎ の場合 ばあい は競技 きょうぎ 主催 しゅさい 者 しゃ の指定 してい 打順 だじゅん による。第 だい 一 いち 打 だ 後 ご は、ホールから遠 とお い競技 きょうぎ 者 しゃ から順 じゅん に打 う つ。
まず、ティーイングエリア (第 だい 一 いち 打 だ の打 う ち出 だ し地点 ちてん )からティーショット を行 おこな う。ティーショットの打順 だじゅん は最初 さいしょ はくじ引 び き等 とう により決定 けってい されるが、その後 ご は、前 ぜん ホールの成績 せいせき 順 じゅん に行 おこな う。ティーショットでは通常 つうじょう フェアウェイ にボールが止 と まることを目標 もくひょう にする。ティーショットが届 とど きそうなところには、フェアウェイバンカー や池 いけ といったハザード(障害 しょうがい )が設置 せっち されていたり、コースが左右 さゆう に曲 ま がっていたり(各々 おのおの 左 ひだり ドッグレッグ、右 みぎ ドッグレッグと言 い う)するので、安全 あんぜん にハザードの手前 てまえ を狙 ねら うか、危険 きけん を冒 おか して距離 きょり を稼 かせ ぎグリーンに近 ちか づくことを狙 ねら うのかを選択 せんたく する。このように選択 せんたく を行 おこな うことがゴルフの醍醐味 だいごみ の一 ひと つであり、精神 せいしん 力 りょく が重要 じゅうよう といわれる所以 ゆえん である。
次 つぎ に、ホール (カップ)があるグリーン に届 とど きそうであれば狙 ねら う。しかし、敢 あ えてグリーンを直接 ちょくせつ 狙 ねら わず、近 ちか くまでショットし、次 つぎ のショットでグリーンに乗 の せる場合 ばあい がある。これを刻 きざ む (レイアップ)という。この理由 りゆう は、グリーンの周 まわ りにはバンカーなどのハザードが設置 せっち されているため、ティーインググラウンド方向 ほうこう だけが安全 あんぜん で他 ほか の方向 ほうこう は危険 きけん な作 つく りになっているからである。グリーンの周 まわ りからグリーンを狙 ねら う打撃 だげき をアプローチショット と呼 よ ぶ。グリーンが狙 ねら えない場合 ばあい は、引 ひ き続 つづ きフェアウェイにボールが止 と まることを目標 もくひょう にショットを行 おこな う。この場合 ばあい においても、例 たと えば残 のこ り300ヤードの場合 ばあい に250ヤード飛 と ぶ選手 せんしゅ であっても敢 あ えて200ヤードしか飛 と ばさず100ヤードを残 のこ すという場合 ばあい がよくある。これは、ハーフスイングで飛 と ばす距離 きょり (この場合 ばあい 50ヤードとなる)を残 のこ すと打撃 だげき に加減 かげん が必要 ひつよう となり難 むずか しくなるので、それより、フルスイングできる距離 きょり (この場合 ばあい 100ヤード)を残 のこ したほうが打撃 だげき に加減 かげん が必要 ひつよう ないため打 う ちやすく好 こう 結果 けっか が期待 きたい できるという判断 はんだん である。
グリーンではパター と呼 よ ばれるクラブで、ボールを転 ころ がすパット と呼 よ ばれる打撃 だげき を行 おこな う。平坦 へいたん で傾斜 けいしゃ のないグリーンは少 すく なく、大抵 たいてい は傾斜 けいしゃ や複雑 ふくざつ な芝 しば 目 め がある場合 ばあい が多 おお い。これらグリーンの状況 じょうきょう を読 よ みきって、パットを行 おこな うことはゴルフの醍醐味 だいごみ の一 ひと つである。打撃 だげき の動作 どうさ としては非常 ひじょう に簡単 かんたん だが、プレッシャーのためにプロでもよくミスを犯 おか す。極端 きょくたん な場合 ばあい 、パット自体 じたい ができなくなる「イップス 」と呼 よ ばれる精神病 せいしんびょう の1種 しゅ とも言 い える状態 じょうたい になる人 ひと もいる。
各 かく ホールには、あらかじめ規定 きてい の打数 だすう が定 さだ められており、この打数 だすう と等 ひと しい打数 だすう でホールに入 い れることをパー (Par)という。以下 いか 、1打 だ 少 すく ないことをバーディー (Birdie)、2打 だ 少 すく ないことをイーグル (Eagle)、3打 だ 少 すく ないことをアルバトロス (Albatross)又 また はダブルイーグル (Double eagle)、4打 だ 少 すく ないことをコンドル (Condor)又 また はダブルアルバトロス(Double albatoross)やトリプルイーグル(Triple eagle)と呼 よ ぶ。ちなみに現実 げんじつ 的 てき ではないが、パーより5打 だ 少 すく ないことも名 な がありオーストリッチ (Ostrich)と呼 よ ぶ[13] 。また、一 ひと つのホールに1打 だ で入 い れることを、ホールインワン (Hole in one)又 また はエース (Ace)と呼 よ ぶ。逆 ぎゃく に1打 だ 多 おお い場合 ばあい は、ボギー (Bogey)。以下 いか 、打数 だすう が増 ふ えるごとに、ダブルボギー (Double bogey)、トリプルボギー (Triple bogey)と呼 よ ぶ。
バーディーは小鳥 ことり 、イーグルは鷲 わし (ワシ) 、アルバトロスはアホウドリ と、鳥 とり の大 おお きさの違 ちが いから名付 なづ けられた。(なお、オーストリッチはダチョウ である。)
日本 にっぽん ゴルフ協会 きょうかい によると、鳥 とり に因 ちな んだ名称 めいしょう が付 つ けられた理由 りゆう は不明 ふめい だが、ボールが鳥 とり のように舞 ま い降 お りたイメージに由来 ゆらい する、という説 せつ もあるという[14] 。
各 かく ホール終了 しゅうりょう 後 ご 、次 つぎ のホールでの第 だい 一 いち 打 だ は直前 ちょくぜん のホールで打数 だすう の少 すく なかったプレイヤーから行 おこな う。同 どう 打数 だすう の場合 ばあい はさらに一 ひと つ前 まえ のホールでの打順 だじゅん の早 はや いほうになる。最初 さいしょ にティーショットを打 う つ者 もの を、オナー (Honor)とも呼 よ ぶ。
通常 つうじょう は1日 にち で18ホール をプレーし、これを1ラウンドと呼 よ ぶ。正式 せいしき 名称 めいしょう では1番 ばん から9番 ばん ホールを「フロント・ナイン」(Front nine)、10番 ばん から18番 ばん ホールを「バック・ナイン」(Back nine)というが、一般 いっぱん 的 てき にはフロント・ナインを「アウト」(Out)、バック・ナインを「イン」(In)と呼 よ ぶことが多 おお い。
18ホールのゴルフコースのパーは、72に設定 せってい されるのが一般 いっぱん 的 てき である。(パー5)が4つ、(パー4)が10、(パー3)が4つというのが標準 ひょうじゅん 的 てき である。なお、総 そう 距離 きょり の短 みじか いコースの場合 ばあい などには、パー71や70とされることもある。パー72に対 たい して72打数 だすう の場合 ばあい 、イーブンパー(Even Par)という。パーより少 すく なく71打数 だすう ならば1アンダー(1 under)、70打数 だすう ならば2アンダー、以下 いか 同様 どうよう になる。逆 ぎゃく に73打数 だすう ならば1オーバー(1 over)となり以上 いじょう も同様 どうよう になる。
アマチュアの場合 ばあい 男女 だんじょ が共 とも にプレーできるよう、第 だい 一 いち 打 だ の打 う ち出 だ し地点 ちてん (ティーインググラウンド)に距離 きょり 的 てき ハンディをつける場合 ばあい が多 おお い。また、1日 にち で1.5ラウンド(27ホール)や2ラウンド(36ホール)のプレーをすることも珍 めずら しいことではない。
プロのトーナメント(大会 たいかい )は、男子 だんし の場合 ばあい 4ラウンド(1日 にち 1ラウンド×4日間 にちかん で、通常 つうじょう は木曜日 もくようび 〜日曜日 にちようび 開催 かいさい )、女子 じょし の場合 ばあい 3ラウンド(1日 にち 1ラウンド×3日間 にちかん で、通常 つうじょう は金曜日 きんようび 〜日曜日 にちようび )のトータルスコアで争 あらそ われる場合 ばあい が多 おお い。男子 だんし の4ラウンドの場合 ばあい 、最初 さいしょ の2ラウンド2日間 にちかん を予選 よせん ラウンドと呼 よ ぶ。予選 よせん ラウンドの上位 じょうい 何 なん 十 じゅう 名 めい かだけが、残 のこ りの2ラウンドである決勝 けっしょう ラウンドに進 すす める。決勝 けっしょう ラウンドに進 すす めた者 もの だけが、賞金 しょうきん をもらえる。
しかしながら、予選 よせん ラウンドから参加 さんか できるのは何 なん らかのシード権 けん (参加 さんか 資格 しかく )を持 も った者 もの だけであり、それ以外 いがい の者 もの は直前 ちょくぜん に行 おこな われる予備 よび 予選 よせん (主催 しゅさい 者 しゃ 推薦 すいせん 選手 せんしゅ 選考 せんこう 会 かい )から参加 さんか して、勝 か ち抜 ぬ かなければ予選 よせん ラウンドすら参加 さんか できない。決勝 けっしょう ラウンドに進 すす まなければ賞金 しょうきん は出 で ないので、賞金 しょうきん だけで生活 せいかつ の出来 でき るのはごく一部 いちぶ のプロゴルファーだけである。ゴルフ講師 こうし などの副業 ふくぎょう で生活 せいかつ しているプロゴルファーも多 おお い。
シード権 けん は、「前年 ぜんねん の獲得 かくとく 賞金 しょうきん ランキング上位 じょうい 者 しゃ 」、「前年 ぜんねん の各 かく トーナメント優勝 ゆうしょう 者 しゃ 」、「クオリファイングトーナメント (QT)上位 じょうい 者 しゃ 」などに与 あた えられる。
ゴルフの基本 きほん 的 てき なルールは簡単 かんたん である。ゴルフのルールは簡単 かんたん に言 い えば「あるがままに打 う つ」が基本 きほん 原則 げんそく である。プロトーナメントにおいては競技 きょうぎ 委員 いいん がいるが、本来 ほんらい は自分 じぶん の他 ほか には審判 しんぱん がいないスポーツである。ルール上 じょう はボールの交換 こうかん のように他 た の競技 きょうぎ 者 しゃ の確認 かくにん が必要 ひつよう な場合 ばあい もあるが、あくまでも競技 きょうぎ 者 しゃ 自身 じしん が審判 しんぱん でありルールはもちろんのことマナーをも守 まも る“自律 じりつ ”が非常 ひじょう に重視 じゅうし されるので「紳士 しんし のスポーツ」と呼 よ ばれている。
ルールは主 おも に救済 きゅうさい とペナルティに関 かん する条項 じょうこう が定 さだ められている。救済 きゅうさい として定 さだ められているのは、「ボールが何 なん らかの理由 りゆう で紛失 ふんしつ したような場合 ばあい に競技 きょうぎ を続行 ぞっこう できるようにする」ために定 さだ められたものである。主 おも なものは、OB (ショットしたボールが、プレー領域 りょういき の外 そと に出 で ること。「Out of Bounds」の略 りゃく )の場合 ばあい は1打 だ 付加 ふか して打 う ち直 なお し競技 きょうぎ を続行 ぞっこう しなければならない、ペナルティエリア(ウォーターハザードともいう)の場合 ばあい は1打 だ 付加 ふか してホールに近寄 ちかよ らないようにドロップして打 う ち競技 きょうぎ を続行 ぞっこう できる、動 うご かせない障害 しょうがい 物 ぶつ の場合 ばあい はニアレストポイントでドロップして打 う てる、などがある。ペナルティとして定 さだ められているのは「あるがままの状態 じょうたい を維持 いじ せずに競技 きょうぎ 者 しゃ に有利 ゆうり になるように状況 じょうきょう を変 か えてしまった場合 ばあい に科 か せられる罰 ばち 」であり、例 たと えばOBの境界 きょうかい を示 しめ す杭 くい を抜 ぬ いて打 う った場合 ばあい 、プレーの線 せん を改善 かいぜん した違反 いはん で2罰 ばっ 打 だ を科 か せられる、などがある。なお、自分 じぶん 自身 じしん を含 ふく むプレーヤーや道具 どうぐ に打球 だきゅう が当 あ たった場合 ばあい はインプレーであり、無 む 罰 ばっ であるがままにプレーを継続 けいぞく することになる(故意 こい に動 うご かしたり止 と めた場合 ばあい はそのプレーヤーに2罰 ばっ 打 だ )。
基本 きほん 的 てき には、自然 しぜん のもの(木 き 、草 くさ 、岩 いわ )などはショットの障害 しょうがい となっても動 うご かしたり壊 こわ したりしてはならず「あるがまま」に打 う たなければならない。対 たい して、人工 じんこう のものは障害 しょうがい 物 ぶつ を避 さ けるために救済 きゅうさい が受 う けられる。「動 うご かせない障害 しょうがい 物 ぶつ 」と「動 うご かせる障害 しょうがい 物 ぶつ 」に分 わ かれる。「動 うご かせない障害 しょうがい 物 ぶつ 」はルールに従 したが って救済 きゅうさい が受 う けられ、規定 きてい に則 のっと ってボールを動 うご かすことができる。「動 うご かせる障害 しょうがい 物 ぶつ 」は障害 しょうがい 物 ぶつ を動 うご かしたり取 と り除 のぞ いてもよい。枯葉 かれは 等 とう の些細 ささい な障害 しょうがい 物 ぶつ は「ルースインペディメント」と呼 よ び、取 と り除 のぞ くことでボールが動 うご かない限 かぎ り、いつでも取 と り除 のぞ いてよい。
マナーとしては、ショットの際 さい に作 つく った地面 じめん の削 けず れた跡 あと (ディポット跡 あと )を自分 じぶん で直 なお す、グリーン上 じょう ではグリーンを傷 きず つけずに歩 ある く、高 たか い位置 いち から落下 らっか したボールがグリーンに乗 の ったときに出来 でき るグリーンの凹 へこ み(ボールマーク)を直 なお す、バンカーではショット後 ご に砂 すな を均 なら す、他 た の競技 きょうぎ 者 しゃ のショットの際 さい は静 しず かにする、等 ひとし がある。アマチュアで特 とく に重要 じゅうよう なのは、前 まえ の組 くみ に遅 おく れずにプレーする、ショットの際 さい に時間 じかん をかけすぎない、ボール探 さが しに時間 じかん をかけすぎない(3分 ふん 以内 いない に見 み つからなければロストボール =OB扱 あつか いになる)、などが挙 あ げられる。
アウトスタート
1番 ばん ホールからスタート
インスタート
10番 ばん ホールからスタート
パー4のコースを例 れい にとると、1打 だ で入 い れた場合 ばあい ホールインワン 、2打 だ で入 い れた場合 ばあい イーグル、3打 だ 目 め の場合 ばあい バーディー、4打 だ 目 め の場合 ばあい パー 、5打 だ 目 め の場合 ばあい ボギー、6打 だ 目 め の場合 ばあい ダブルボギー、7打 だ 目 め の場合 ばあい トリプルボギー、8打 だ 目 め の場合 ばあい ダブルパー、もしくは、カドラプルボギーと呼 よ ばれる。
他 た 、パー5のコースに限 かぎ り2打 だ で入 い れた場合 ばあい (基準 きじゅん より3打 だ 少 すく ない)アルバトロス と呼 よ ばれる(パー4の基準 きじゅん を当 あ てはめると1打 だ で入 い れる=ホールインワンとなる)。パー5のコースで1打 だ で入 い れた場合 ばあい (基準 きじゅん より4打 だ 少 すく ない)コンドル と呼 よ ばれる。コンドルより1打 だ 少 すく なく入 い れるとオーストリッチと呼 よ ばれるが、通常 つうじょう のコースはパー5以下 いか であるため達成 たっせい できない。下 した の表 ひょう の用語 ようご の前 まえ の記号 きごう はゴルフ番組 ばんぐみ でよく使用 しよう される記号 きごう である。
打数 だすう
パー3
パー4
パー5
1打 だ ホールインワン
◎イーグル
☆アルバトロス ダブルイーグル
コンドル トリプルイーグル
2打 だ
○バーディー
◎イーグル
☆アルバトロス ダブルイーグル
3打 だ
パー
○バーディー
◎イーグル
4打 だ
△ボギー
パー
○バーディー
5打 だ
□ダブルボギー(ダボ)
△ボギー
パー
6打 だ
トリプルボギー ダブルパー
□ダブルボギー(ダボ)
△ボギー
7打 だ
カドラプルボギー
トリプルボギー
□ダブルボギー(ダボ)
8打 だ
+5
ダブルパー カドラプルボギー
トリプルボギー
ゴルフ番組 ばんぐみ で下記 かき の表 ひょう が表示 ひょうじ されていれば、現在 げんざい 16番 ばん ホールを終了 しゅうりょう し、3バーディー2ボギーで1アンダーという意味 いみ である。
-
-
-
△
-
-
-
○
-
-
-
-
△
-
-
-
○
○
・
・
ショット
ボールを打 う つこと= 打撃 だげき 。
ティーショット
ティーインググラウンドからのショット。
アプローチショット
グリーンの周 まわ りからのショット。
バンカーショット
バンカーから脱出 だっしゅつ するショット。
パット
特 とく にグリーン上 じょう でパターを用 もち いてボールを打 う つこと。
フェード
ボールの軌道 きどう を右 みぎ に変化 へんか するようにショットすること。
キャリー
ショットされたボールの空中 くうちゅう における飛 ひ 距離 きょり 。
ラン
ショットされたボールが、一度 いちど 地面 じめん に接 せっ してから制止 せいし するまでの距離 きょり (弾 はず んで空中 くうちゅう に存在 そんざい する分 ぶん も含 ふく まれる)。
アゲンスト
「向 む かい風 かぜ 」のこと。和製 わせい 英語 えいご 。無風 むふう 状態 じょうたい よりキャリーが減 へ ることがある。
フォロー
「追 お い風 かぜ 」のこと。和製 わせい 英語 えいご 。無風 むふう 状態 じょうたい よりキャリーがより増 ふ えることがある。
局外 きょくがい 者 しゃ
競技 きょうぎ 者 しゃ の意思 いし とは関係 かんけい なくボールを勝手 かって に動 うご かすカラス や、穴 あな を掘 ほ ったりしてコースの形状 けいじょう を変 か えてしまう動物 どうぶつ や物 もの 。風 ふう と水 みず は局外 きょくがい 者 しゃ ではない。
ドッグレッグ
犬 いぬ の足 あし のように曲 ま がったコースのこと。
ニアピン
通常 つうじょう 、パー3のショートホールの第 だい 1打 だ で、カップに最 もっと も近 ちか い距離 きょり を争 あらそ う。直接 ちょくせつ カップインすると「ホールインワン」である。(パー4のミドルホールの第 だい 2打 だ を対象 たいしょう とした「セカンド・ニアピン」というやり方 かた もある)
ドライビングコンテスト(ドラコン)
通常 つうじょう はパー5(ロングホール)以上 いじょう の距離 きょり の第 だい 1打 だ の飛 ひ 距離 きょり を争 あらそ うもの。近年 きんねん は「ドライビングディスタンス」と称 しょう して、開催 かいさい 期間 きかん 中 ちゅう の指定 してい されたロングホールにおいての平均 へいきん 飛 ひ 距離 きょり を争 あらそ うコンクールも行 おこな われている。
ゴルフでは野球 やきゅう などと並 なら んで英語 えいご 圏 けん の外国 がいこく 人 じん に通 つう じない和製 わせい 英語 えいご が多 おお く使用 しよう されている。
シングル
ハンディキャップ が一 いち 桁 けた のプレーヤー。
カップ
hole
カップイン
sink in
アゲンスト
英語 えいご の against (〜に逆 さか らって)という意味 いみ の前置詞 ぜんちし から生 う まれた和製 わせい 英語 えいご 。英語 えいご では headwind などと言 い う。
フォロー
英語 えいご の follow (〜に従 したが う)という意味 いみ の動詞 どうし から生 う まれた和製 わせい 英語 えいご 。英語 えいご では tailwind などと言 い う。
フック / スライス
打球 だきゅう が左 ひだり /右 みぎ へ曲 ま がること。英語 えいご では bend to left/right など表現 ひょうげん する。
ゴルフのフルスイング
クラブにより打撃 だげき されたボールには、様々 さまざま なスピン が加 くわ わる。右 みぎ 打 う ちの者 もの を基準 きじゅん にすると、右 みぎ 回転 かいてん のスピンがボールに加 くわ われば、ボールは右 みぎ 方向 ほうこう に曲線 きょくせん 的 てき にそれていく。このボールをスライスと呼 よ ぶ。逆 ぎゃく に左 ひだり にそれていくのは、フックと呼 よ ばれる。クラブのスイングは、高速 こうそく で行 おこな われるため、常 つね に直線 ちょくせん 的 てき なボールを打 う つのは困難 こんなん である。したがって、プロや上級 じょうきゅう 者 しゃ は、意識 いしき 的 てき にどちらかの曲 ま がりが一定 いってい 幅 はば に収 おさ まるようにコントロールしている。このコントロールされたスライスをフェードと呼 よ び、コントロールされたフックをドローと呼 よ ぶ。球 たま の進行 しんこう 方向 ほうこう に対 たい して逆 ぎゃく 方向 ほうこう への回転 かいてん になることから、スライスは球 っきゅう が止 と まりやすく、正 せい 方向 ほうこう への回転 かいてん となるフックは球 っきゅう の転 ころ がりが持続 じぞく する傾向 けいこう が強 つよ い。
ドロー神話 しんわ は、ドライバーショットの際 さい 、フェードよりもドローのほうが絶対 ぜったい 的 てき に優位 ゆうい を信 しん じていること。優位 ゆうい な点 てん としてはより距離 きょり が稼 かせ げる点 てん などがあげられる[15] 。
ゴルフの1ラウンド(18ホール)プレーして100打 だ を下回 したまわ るスコアを「100切 ぎ り 」と呼 よ ぶ。
100を下回 したまわ るスコアでプレーできる人 ひと はゴルフ人口 じんこう の10% といわれており、ゴルフを嗜 たしな む上 じょう で一 ひと つのマイルストーンとなっている。
巷 ちまた には100打 だ を切 き るためのメソッド が多 おお く存在 そんざい している。
球 たま の直径 ちょっけい は1.680インチ以上 いじょう 、重 おも さは45.93g以下 いか と定 さだ められている。軽 かる さには制限 せいげん がなく水 みず に浮 う くボールも市販 しはん されており、回収 かいしゅう しやすいため練習 れんしゅう などに用 もち いられる。
表面 ひょうめん にある無数 むすう のくぼみはディンプル と呼 よ ばれ、気流 きりゅう の圧力 あつりょく 抵抗 ていこう を下 さ げ軌道 きどう を安定 あんてい させる効果 こうか がある。テーラーホブソン のエンジニア、ウィリアム・テーラーが1905年 ねん に発明 はつめい した。
表面 ひょうめん の材質 ざいしつ により、ディスタンス系 けい とスピン系 けい に大 おお きく分 わ けられる。ディスタンス系 けい はスピンがかかりにくいのでボールが曲 ま がりにくく、また、ドライバーショットなどで距離 きょり を稼 かせ ぐことができる。反面 はんめん 、スピン系 けい は飛 ひ 距離 きょり はある程度 ていど 犠牲 ぎせい になるが弾道 だんどう を意図 いと 的 てき にコントロールしやすく、またバックスピンを利用 りよう してグリーン上 じょう にボールを止 と めるショットを打 う ちやすい。一般 いっぱん 的 てき にはボールを曲 ま げてしまいがちな初級 しょきゅう 〜中級 ちゅうきゅう 者 しゃ にはディスタンス系 けい 、スピンによって弾道 だんどう を意図 いと 的 てき にコントロールできる上級 じょうきゅう 者 しゃ にはスピン系 けい が好 この まれる。
ゴルフバッグ
クラブなどのゴルフ用具 ようぐ を持 も ち運 はこ ぶために使用 しよう する。
グローブ
いわゆる手袋 てぶくろ 、グラブともいわれる。き手 きて でない方 ほう の手 て のみに着用 ちゃくよう することが多 おお い。
ゴルフシューズ(スパイクシューズ )
ゴルフは基本 きほん 的 てき に芝 しば の上 うえ で行 おこな うが、長 なが さのある芝 しば は滑 すべ りやすいため、足 あし 底 そこ に(金属 きんぞく または樹脂 じゅし 製 せい の)スパイク や滑 すべ り止 と めのついたゴルフシューズの着用 ちゃくよう は必須 ひっす である。近年 きんねん 、金属 きんぞく スパイクを禁止 きんし しているコースがほとんどである。グリーン上 じょう ではスパイクで芝 しば を傷 きず つけずに歩 ある くことがマナーとして求 もと められる。また最近 さいきん では足 あし 底 そこ に樹脂 じゅし スパイクのついたサンダル などもある。
ティー
ティー
ティーショットの際 さい にボールを持 も ち上 あ げて打 う ちやすくするための台 だい となる木製 もくせい や樹脂 じゅし 製 せい の5〜10cm程度 ていど の長 なが さで杭 くい 状 じょう の道具 どうぐ 。使用 しよう しなくても良 よ いし、ルールに規定 きてい はないためマナー上 じょう などの問題 もんだい がなければ、何 なに を使用 しよう しても良 よ い。
マーク(マーカー)
主 おも にグリーン上 じょう でボールを取 と り上 あ げる際 さい に、代 か わりに目印 めじるし として置 お いておくもの。磁石 じしゃく の付 つ いたコイン様 さま の小 ちい さな円盤 えんばん か、地面 じめん に差 さ し込 こ む突起 とっき のついた大 おお きめの画鋲 がびょう のような形状 けいじょう をしている。金属 きんぞく かプラスチック製 せい で1cmほどの大 おお きさ。帽子 ぼうし やサンバイザーの鍔 つば にネクタイピンのような鉄 てつ のホルダーを付 つ け、これに吸着 きゅうちゃく させ携行 けいこう する事 こと が多 おお い。
カート
カート
ゴルフバッグや競技 きょうぎ 者 しゃ を運 はこ ぶための小型 こがた のコース用 よう の車 くるま を広 ひろ く指 さ す。プロの場合 ばあい 、ゴルフバッグは通常 つうじょう キャディ が持 も つが、アマチュアでは4人 にん 1組 くみ の競技 きょうぎ 者 しゃ に対 たい してキャディは1人 ひとり の場合 ばあい がほとんどであり、いないことも多 おお いため、ゴルフバッグを運 はこ ぶために利用 りよう されている。アメリカやイギリスでは競技 きょうぎ 者 しゃ が自分 じぶん のゴルフバッグだけを載 の せて自分 じぶん で運転 うんてん するカートもよく見 み られる。日本 にっぽん では4人 にん 分 ぶん のゴルフバッグが全 すべ て積 つ み込 こ める電動 でんどう カート がよく見 み られる。2人 ふたり または4人 にん の競技 きょうぎ 者 しゃ が乗 の り込 こ める乗用 じょうよう カートもある。詳細 しょうさい については
英語 えいご 版 ばん ウィキペディアの「
Golf cart 」を
参照 さんしょう
世界 せかい 4大 だい トーナメントを『メジャー選手権 せんしゅけん 』と呼 よ ぶ。メジャー選手権 せんしゅけん を1シーズンですべて優勝 ゆうしょう することをグランドスラム という。これを生涯 しょうがい のうちで達成 たっせい することをキャリア・グランドスラムという。
女子 じょし (LPGA)ツアーにおいては、2000年 ねん まで4大 だい 大会 たいかい のひとつだったデュモーリエ・クラシックを合 あ わせた5大会 たいかい で優勝 ゆうしょう することをスーパー・グランドスラムという。ただし「デュモーリエ・クラシックの優勝 ゆうしょう 経験 けいけん 者 しゃ 」が全 ぜん 英 えい 女子 じょし オープンで優勝 ゆうしょう した場合 ばあい にしか成立 せいりつ しない(2002年 ねん にカリー・ウェブ が達成 たっせい )。女子 じょし のメジャー大会 たいかい は長 なが い歴史 れきし を通 つう じて何 なん 度 ど も変更 へんこう されてきたため、その複雑 ふくざつ な事情 じじょう を反映 はんえい した用語 ようご のひとつと言 い える。
メジャーを含 ふく む多 おお くの大会 たいかい を一 ひと つにまとめツアーと呼 よ び、賞金 しょうきん 王 おう を決 き める。賞金 しょうきん ランキングは来 らい シーズンのシード権 けん と関係 かんけい する場合 ばあい が多 おお い。
男子 だんし
LIVゴルフ (世界 せかい ランク対象 たいしょう 外 がい )
初 はじ めての実施 じっし は1900年 ねん のパリオリンピック [16] 、次 つぎ に1904年 ねん のセントルイスオリンピック で実施 じっし されたがその後 ご は長 なが く実施 じっし 競技 きょうぎ とならず、2016年 ねん のリオデジャネイロオリンピック で、7人 にん 制 せい ラグビー とともにゴルフの正式 せいしき 競技 きょうぎ への採用 さいよう が決 き まった。
これらの各 かく 大会 たいかい をポイント化 か しランキングしている、ワールドゴルフランキング があり選手 せんしゅ の実力 じつりょく の基準 きじゅん とされている。出場 しゅつじょう 権 けん を得 え られる大会 たいかい もあり、重要 じゅうよう 性 せい があるとされている。
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