スラッシュ水素すいそ

スラッシュ水素すいそ（スラッシュすいそ、Slush hydrogen）は、液体えきたい水素すいそよりも低温ていおん高密度こうみつどで、液体えきたい水素すいそと固体こたい水素すいそが入いり混まじった、水素すいその三重みえ点てんにおける状態じょうたいである。液体えきたい水素すいそを水素すいその融点ゆうてん（-259.14℃）付近ふきんまで冷却れいきゃくすることで得えられる。この温度おんどでは、液体えきたい水素すいそと比くらべ、密度みつどが16-20%大おおきくなる^[1]。タンク容量ようりょうを減へらし、ロケットの重量じゅうりょうを削減さくげんできるため、液体えきたい水素すいその代替だいたいとしてロケット燃料ねんりょうに用もちいることが提案ていあんされている^[2]。