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タイガ - Wikipedia

タイガ

亜寒帯あかんたい分布ぶんぷする針葉樹しんようじゅじゅんはやし

タイガтайга́)とは、ロシアシベリア地方ちほう針葉樹しんようじゅりん意味いみユーラシア大陸たいりくきたアメリカ大陸あめりかたいりく北部ほくぶ亜寒帯あかんたい)に発達はったつする針葉樹しんようじゅりんじゅんはやしのことをす。

アラスカのタイガ。トウヒきんえんPicea glaucaゆううらないする。
タイガの分布ぶんぷツンドラ温帯おんたいりん英語えいごばんあいだ位置いちする。

本来ほんらいは、閉鎖へいさりんではなくツンドラへの移行いこうたいであるだかひく疎林そりんしめ言葉ことばであった[1] が、高緯度こういど地域ちいき針葉樹しんようじゅりんたいという意味いみ包含ほうがんし、北方ほっぽうりん (Boreal forest) と同義どうぎになりつつある。

しゅは、針葉樹しんようじゅモミぞくトウヒぞくマツぞくカラマツぞく広葉樹こうようじゅカバノキぞくハコヤナギぞく中心ちゅうしんだが、シベリア中央ちゅうおうエニセイがわさかいにその東西とうざい森林しんりん組成そせいことなり、西側にしがわではモミぞく、トウヒぞく常緑じょうりょく針葉樹しんようじゅ中心ちゅうしんとしたくらいうっそうとしたもり東側ひがしがわではカラマツぞく落葉らくよう針葉樹しんようじゅ中心ちゅうしんとしたあかるいもりとなっている。極東きょくとういたると、ふたたびモミぞく、トウヒぞく優勢ゆうせいもりとなる。

きたアメリカのタイガはモミぞく、トウヒぞく中心ちゅうしんとした常緑じょうりょく針葉樹しんようじゅりんであり、カラマツぞくられない。

永久えいきゅう凍土とうど

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樹木じゅもく成長せいちょう必要ひつよう水分すいぶんは、夏場なつばける地下ちか永久えいきゅう凍土とうどそうから供給きょうきゅうける。みな森林しんりん火災かさいいち森林しんりんうしなわれると、永久えいきゅう凍土とうどいち湿地しっちおび形成けいせいするようになるため、森林しんりんへの回復かいふく時間じかんがかかることがある。

森林しんりん土壌どじょう

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気温きおんひく微生物びせいぶつ活動かつどう期間きかんみじかいため落葉らくよう、落枝の分解ぶんかい速度そくどおそく、森林しんりん土壌どじょう有機物ゆうきぶつ堆積たいせきそうあつくなることが特徴とくちょう氷河期ひょうがき氷河ひょうがおおわれていなかった地域ちいきでは永久えいきゅう凍土とうど分布ぶんぷしている。

出典しゅってん

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  1. ^ 森林しんりん土木どぼく技術ぎじゅつしゃのための用語ようご辞典じてん北方ほっぽうりんこう日本にっぽん林業りんぎょう技術ぎじゅつ協会きょうかい

関連かんれん項目こうもく

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