マルサーラ

マルサーラ; Marsala / Maissala
行政ぎょうせい
国くに	イタリア
州しゅう	シチリア
県けん／大都市だいとし	トラーパニ
CAP（郵便ゆうびん番号ばんごう）	91025
市外しがい局番きょくばん	0923
ISTATコード	081011
識別しきべつコード	E974
分離ぶんり集落しゅうらく	#行政ぎょうせい区画くかく参照さんしょう
隣接りんせつコムーネ	#隣接りんせつコムーネ参照さんしょう
地震じしん分類ぶんるい	zona 2 (sismicità media)
気候きこう分類ぶんるい	zona B, 816 GG
公式こうしきサイト	リンク
人口じんこう
人口じんこう	82,640 人ひと (2019-01-01)
人口じんこう密度みつど	342 人にん/km2
文化ぶんか
住民じゅうみんの呼称こしょう	marsalesiまたはlilybetani
守護しゅご聖人せいじん	Madonna della Cava
祝祭日しゅくさいじつ	1月がつ19日にち
地理ちり
座標ざひょう	北緯ほくい37度ど47分ふん58秒びょう東経とうけい12度ど26分ふん04秒びょう / 北緯ほくい37.79944度ど東経とうけい12.43444度ど座標ざひょう: 北緯ほくい37度ど47分ふん58秒びょう東経とうけい12度ど26分ふん04秒びょう / 北緯ほくい37.79944度ど東経とうけい12.43444度ど
標高ひょうこう	12 (0 - 262) m
面積めんせき	241.64 km2
	マルサーラの位置いち
	; トラーパニ県けんにおけるコムーネの領域りょういき
	ポータルイタリア
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マルサーラ（イタリア語ご: Marsala、シチリア語ご: Maissala、ラテン語らてんご: Lilybaeum、アラビア語ご: مرسى علي‎）は、イタリア共和きょうわ国こくシチリア州しゅうトラーパニ県けんにある都市としで、その周辺しゅうへん地域ちいきを含ふくむ人口じんこう約やく8万まん人にんの基礎きそ自治体じちたい（コムーネ）。「マルサラ」とも表記ひょうきされる。

シチリア島とうの西海岸にしかいがんに位置いちする港湾こうわん都市としで、県内けんない最多さいたの人口じんこうを有ゆうする都市とし・コムーネである。この町まちの名なを有名ゆうめいにしているのが、酒精しゅせい強化きょうかワインのマルサラ・ワイン（イタリア語ご版ばん）である。

名称めいしょう

日本語にほんご文献ぶんけんでは「マルサラ」^[4]と表記ひょうきされることもある。
また、同地どうちは古代こだいにはラテン語らてんご: Lilybaeumの名なで知しられており、日本語にほんご文献ぶんけんではリリュバエウム、リルバイウム(Lilybaeum (ラテン語らてんご))、リリュバイオン( Lilýbaion / Λιλύβαιον (ギリシャ語ご))などの名なで言及げんきゅうされる。

地理ちり

位置いち・広ひろがり

トラーパニ県けん中部ちゅうぶのコムーネ。

マルサーラとトラーパニ県けんの主要しゅよう都市とし

隣接りんせつコムーネ

隣接りんせつするコムーネは以下いかの通とおり。

歴史れきし

大だい聖堂せいどう（ドゥオーモ）

マルサーラは、かつてカルタゴ人ひとがシチリアに築きずいた第だい一いちの要塞ようさいリルバイウム（Lilybaeum）のあった場所ばしょを占しめている。この要塞ようさいはフェニキア人じん都市としモティアが打うち捨すてられた後のちの紀元前きげんぜん396年ねんに、カルタゴ人じん航海こうかい者しゃヒミルコ（en:Himilco）によって建設けんせつされた。

ピュロス（紀元前きげんぜん276年ねんのリリュバイオン包囲ほうい戦せん）もローマ人じんも攻おさむ城しろ戦せんでリルバエウムを零落れいらくさせることができなかったが、ローマ人じんは第だい一いち次じポエニ戦争せんそうの終盤しゅうばんである紀元前きげんぜん241年ねんに和平わへいをもって降伏ごうぶくさせた。後のちに続つづけて起おきた戦争せんそうでは対たいカルタゴのローマ軍ぐん遠征えんせいのための出発しゅっぱつ地ちとなり、ローマ支配しはい下かで繁栄はんえいを謳歌おうかしたとされている。皇帝こうていアウグストゥスより地方ちほう自治じち権けんを獲得かくとくし、ペルティナクス帝みかど、セプティミウス・セウェルス帝みかどの元もとで植民しょくみん都市としとなった。

シチリアがアラブ人じんの支配しはいを受うけた時代じだいに、現在げんざいの名前なまえマルサーラが与あたえられた。これはアラビア語ごのマルサ・アラー（"Marsa Allah"、アラーの港みなと）またはマルサ・アリー（"Marsa Ali"、アリーの港みなと。アリーとは大おおきな、偉大いだいな、という意味いみと同意どうい語ごであり、古代こだいのリリバエウム港こうは巨大きょだいであった）から生しょうじている。古代こだいの港みなとは現在げんざいの市しの北西ほくせいにあったが、海賊かいぞくが港みなとを占拠せんきょするのを避さけようと神聖しんせいローマ皇帝こうていカール5世せいが命めいじて破壊はかいされた。