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ラフンダー語 - Wikipedia

ラフンダー

ジョージ・A・グリアソンがインド言語げんご調査ちょうさなかべた歴史れきしてき言語げんごグループ

ラフンダー(ラフンダーご、Lahnda)はインドぞくする言語げんごグループである。ラーンダーラーンダともばれる。おもパキスタンのパンジャーブしゅう西部せいぶはなされている。一部いちぶアフガニスタンインドでもはなされる。ISO 639-3ではマクロランゲージとされている。

ラフンダー
ラーンダー、ラーンダ
はなされるくに パキスタンの旗 パキスタン
インドの旗 インド
アフガニスタンの旗 アフガニスタン
 ウクライナ
話者わしゃすう
言語げんご系統けいとう
言語げんごコード
ISO 639-2 lah
ISO 639-3 lahマクロランゲージ
個別こべつコード:
hnd — 南部なんぶヒンドコ
hno — 北部ほくぶヒンドコ
jat — ジャカティー
phr — パハーリー・ポートワーリー
skr — サライキ
xhe — ケートラーニー
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概要がいよう

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ラフンダーという名前なまえは、話者わしゃ自称じしょうではなく、ジョージ・エイブラハム・グリアソンが『インド言語げんご調査ちょうさ』において提唱ていしょうしたもので、それまでパンジャーブという名前なまえばれていた言語げんごのうち、西部せいぶ変種へんしゅべつ言語げんごとしてこのをつけた。「ラフンダー」とは、パンジャーブで「西にし」を意味いみする lɛ̃́da由来ゆらいする[1]

パンジャーブ方言ほうげんとするせつつよく、グリアソン自身じしんもパンジャーブとラフンダー境界きょうかいくことは不可能ふかのうとしている[2]

パキスタン独立どくりつ以後いご、パンジャーブ地位ちいたかめようとする東部とうぶラホール中心ちゅうしんとする人々ひとびとうごきに対抗たいこうして、南西なんせいサライキ北西ほくせいヒンドコ地域ちいきでは、みずからのことばを方言ほうげんではなく独立どくりつした言語げんごとしてあつかおうという運動うんどうきた[3]詳細しょうさいサライキ参照さんしょう

下位かい分類ぶんるい

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  • サライキムルターンなど)- パキスタン:20,000,000にん(2013ねん)、ぜん世界せかい:20,068,000にん
  • ヒンドコペシャーワルなど)
    • 北部ほくぶヒンドコ - 1,880,000にん(1981ねん
    • 南部なんぶヒンドコ - 625,000にん(1981ねん
  • パハーリー・ポートワーリーラーワルピンディーなど) - 2,500,000にん(2007ねん
  • ケートラーニー - 4,000にん
  • ジャカティー - ウクライナ不明ふめい

話者わしゃ人口じんこうエスノローグ18はんによる)

ISO 639-3ではかつてミールプール・パンジャーブという言語げんご定義ていぎしていたが、現在げんざいはパハーリー・ポートワーリーふくめられている[4]。また、エスノローグは西にしパンジャーブをラフンダーふくめているが、エスノローグの西にしパンジャーブとは、パンジャーブ地方ちほう西部せいぶ言語げんごのことではなく、パンジャーブのうちパキスタンではなされている部分ぶぶんしているにすぎない。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Shackle (2007) p.583
  2. ^ Calvin R. Rensch (1992). “Hindko”. In Clare F. O'Leary. Sociolinguistic Survey of Northern Pakistan. 3. National Institute of Pakistan Studies. p. 8. ISBN 9698023135. http://www-01.sil.org/sociolx/pubs/32846_SSNP03.pdf 
  3. ^ Shackle (2007) p.585
  4. ^ Documentation for ISO 639 identifier: pmu” (2015ねん1がつ12にち). 2015ねん8がつ30にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Shackle, Christopher (2007) [2003]. “Panjabi”. In George Cardona; Dhanesh Jain. The Indo-Aryan Languages. Routledge. pp. 581-621. ISBN 9780415772945 

外部がいぶリンク

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