ローマに散ちる

『ローマに散ちる』（原題げんだい：Cadaveri eccellenti）は、1976年ねん制作せいさくのイタリアのスリラー映画えいが。

ローマに散ちる
Cadaveri eccellenti
監督かんとく	フランチェスコ・ロージ
脚本きゃくほん	フランチェスコ・ロージ トニーノ・グエッラ レオナルド・ジャヌッツィ
原作げんさく	レオナルド・シャーシャ （「権力けんりょくの朝あさ」より）
製作せいさく	アルベルト・グリマルディ
出演しゅつえん者しゃ	リノ・ヴァンチュラ
音楽おんがく	ピエロ・ピッチオーニ アストル・ピアソラ
撮影さつえい	パスクァリーノ・デ・サンティス
編集へんしゅう	ルッジェーロ・マストロヤンニ
製作せいさく会社かいしゃ	PEA
配給はいきゅう	ユナイテッド・アーティスツ ユナイト
公開こうかい	1976年ねん2月がつ12日にち 1977年ねん3月19日にち
上映じょうえい時間じかん	118分ふん
製作せいさく国こく	イタリア
言語げんご	イタリア語ご

レオナルド・シャーシャ原作げんさくの小説しょうせつ「権力けんりょくの朝あさ」を映画えいが化かしたポリティカル・スリラー。フランチェスコ・ロージ監督かんとく。

あらすじ

ローマ近郊きんこうで法曹界ほうそうかい最大さいだい級きゅうの大物おおもの司し立りつ官かん3人にんが連続れんぞくして殺害さつがいされた。ローマ警察けいさつのロガス警部けいぶはこれらの事件じけんの捜査そうさを命めいじられる。

捜査そうさを進すすめたロガスは、妻つま殺ごろしの冤罪えんざい事件じけんで有罪ゆうざいとなったクレスに目星めぼしを付つけるが、証拠しょうこはない。その間あいだにもさらに2人ふたりの判事はんじが殺ころされた。被害ひがい者しゃは5人にんともクレスの裁判さいばんを担当たんとうした判事はんじであった。

だがある日ひ、ロガスは突然とつぜん事件じけんの捜査そうさから外はずされてしまう。しかし、彼かれにはやり残のこした仕事しごとが1つあった。それはクレスの裁判さいばんを担当たんとうした判事はんじの最後さいごの1人ひとりで、現在げんざいは最高裁さいこうさい長官ちょうかんとなっているリケスに身みの危険きけんを知しらせる事ことだった。

リケス邸ていへ向むかったロガスは、裏門うらもんから出でてくる軍ぐんの高官こうかんや警視総監けいしそうかんの車くるまを目撃もくげき、事件じけんの裏うらに国家こっか絡がらみの不気味ぶきみな影かげが潜ひそんでいることを確信かくしんするが、やがてロガス自身じしんの身みにも魔まの手てが忍しのび寄よる。

キャスト

映画えいがの1シーンより。リノ・ヴァンチュラ（左ひだり）とマックス・フォン・シドー。

• ロガス警部けいぶ：リノ・ヴァンチュラ（吹替：森山もりやま周一郎しゅういちろう）
• 警視総監けいしそうかん：ティノ・カラーロ
• ヴァルガ検事けんじ：シャルル・ヴァネル
• ラスト判事はんじ：アラン・キュニー
• リケス最高裁さいこうさい長官ちょうかん：マックス・フォン・シドー
• クサーノ：ルイジ・ピスティッリ
• 特捜とくそう刑事けいじ：レナート・サルヴァトーリ
• 売春ばいしゅん婦ふ：ティナ・オーモン
• マルセル・ボズフィ
• 公安こうあん担当たんとう大臣だいじん：フェルナンド・レイ（吹替：大木おおき民夫たみお）
• サンツァ判事はんじ：フランチェスコ・カッラーリ

※テレビ放送ほうそう：TBSテレビ「月曜げつようロードショー」1980年ねん10月13日にち

評価ひょうか

• 第だい29回かいカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさい（1976年ねん）特別とくべつ招待しょうたい作品さくひん
• 第だい21回かいダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞しょう（1976年ねん）
• 作品さくひん賞しょう
• 監督かんとく賞しょう（フランチェスコ・ロージ）

外部がいぶリンク

• ローマに散ちる - allcinema
• ローマに散ちる - KINENOTE
• Cadaveri eccellenti - オールムービー（英語えいご）
• Cadaveri eccellenti - IMDb（英語えいご）