備讃瀬戸せと

備讃瀬戸せと（びさんせと）は瀬戸内海せとないかいのうち岡山おかやま県けんと香川かがわ県けんの間あいだの海域かいいきの名称めいしょうである。

備讃瀬戸せと
備讃瀬戸せと 備讃瀬戸せと 備讃瀬戸せと
上位じょうい水域すいいき	瀬戸内海せとないかい
国くに	日本にっぽん

備讃瀬戸せと直島諸島なおしましょとうから瀬戸大橋せとおおはしエリア空そら撮つまみ

地理ちり

東ひがしは小豆島しょうどしまをはさんで播磨灘はりまなだに、西にしは笠岡かさおか諸島しょとう、荘内そうない半島はんとうをはさんで備後灘びんごなだ、燧灘ひうちなだに接せっする。平均へいきん水深すいしんは瀬戸内海せとないかいで最もっとも浅あさい。

交通こうつうの要衝ようしょうであり、本四架橋ほんしかきょう（本州ほんしゅう四国しこく連絡れんらく橋きょう）のうち児島こじま・坂出さかいでルートの瀬戸大橋せとおおはしが南北なんぼく方向ほうこうに架かけられている。海運かいうんにおいては、本四架橋ほんしかきょう付近ふきんをはじめとして狭せまい箇所かしょがあること、多おお島とう海うみであること、こませ網もう漁りょうやさわら流ながし網あみ漁りょうなど漁業ぎょぎょうの盛さかんな海域かいいきであること、関西かんさい方面ほうめんと九州きゅうしゅう方面ほうめんを結むすぶ東西とうざい方向ほうこうに加くわえて本州ほんしゅうと四国しこくを結むすぶ南北なんぼく方向ほうこうに航行こうこうする船舶せんぱくも少すくなくないことなどにより、事故じこ多発たはつ地帯ちたいの一ひとつとなっており、海上かいじょう交通こうつう安全あんぜん法ほうにより一般いっぱんの海域かいいきと異ことなるルールが適用てきようされる海域かいいきになっている。

瀬戸内海せとないかいは多おお島とう海うみとしての風光ふうこう明媚めいびな地形ちけいで有名ゆうめいだが、現代げんだいの備讃瀬戸せとでは干潟ひかたや藻も場じょうが減少げんしょうしたこともあり、景観けいかんや親水しんすいを目的もくてきとした観光かんこう資源しげんは瀬戸内海せとないかいの他ほかの海域かいいきと比くらべて少すくないとされる。

海底かいていの砂利じゃりの採取さいしゅが比較ひかく的てきに多おおかったり埋うめ立たてなども行おこなわれてきたため、一部いちぶの干潟ひかたや浅場あさばなどの消滅しょうめつに帰結きけつした。これらに影響えいきょうを受うけた生物せいぶつ種しゅも存在そんざいし、イカナゴ、クロダイ、貝類かいるいなどは減少げんしょうが顕著けんちょであるとされる。

関連かんれん項目こうもく

• 本州ほんしゅう四国しこく連絡れんらく橋きょう
  • 瀬戸大橋せとおおはし（下津井しもつい瀬戸大橋せとおおはし、櫃石島ひついしじま橋きょう、岩黒島いぐろじま橋きょう、与島よしま橋きょう、北きた備讃瀬戸大橋せとおおはし、南みなみ備讃瀬戸大橋せとおおはし 高架こうか橋きょうを除のぞく）
  • 瀬戸せと中央ちゅうおう自動車じどうしゃ道どう、本四備讃線ほんしびさんせん
• 海上かいじょう交通こうつう安全あんぜん法ほう
  • 備讃瀬戸東せとひがし航路こうろ、宇高うだか東ひがし航路こうろ、宇高うだか西にし航路こうろ、備讃瀬戸せと北きた航路こうろ、備讃瀬戸南せとみなみ航路こうろ、水島みずしま航路こうろ
• 塩飽諸島しわくしょとう、直島諸島なおしましょとう、鬼ヶ島おにがしま、犬島いぬじま諸島しょとう
• 紫雲しうん丸まる事故じこ

脚注きゃくちゅう

外部がいぶリンク

• 備讃瀬戸せと海上かいじょう交通こうつうセンター