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関連痛 - Wikipedia

関連かんれんつう(かんれんつう、えい: Referred pain)とは、いたとなる原因げんいんしょうじた部位ぶいことなる部位ぶいかんじるいたみのことである[1]

関連かんれんつうこるじょ (生物せいぶつがく)英語えいごばんとしては収束しゅうそく投射とうしゃせつ有力ゆうりょくである。すなわち、内臓ないぞうからの疼痛とうつう内臓ないぞうつう)をつたえてきた神経しんけいが、脊髄せきずい皮膚ひふといった部位ぶいからいたみをつたえてくる神経しんけいとまとめられてのう投射とうしゃされるためとされている。それにより、のうがどこから発生はっせいした疼痛とうつうなのか正確せいかくには判別はんべつできずに、誤認ごにんこすのではないかとわれている。とくに、内臓ないぞうからのいたみは普段ふだんよくいたみをかんじる皮膚ひふ勘違かんちがいをこし、おな脊髄せきずい分節ぶんせつ入力にゅうりょくされている皮膚ひふいたいかのようにかんじられる。これは筋肉きんにく関連かんれんつうでもほぼ同様どうようかんがえられている[2]

たとえば、かきごおりべ、咽頭いんとう神経しんけい刺激しげきされることにより発生はっせいした信号しんごうを、後頭部こうとうぶまたはこめかみのいたみと誤認ごにんすること。これはアイスクリーム頭痛ずつう(icecream headache)ともばれる。

また狭心症きょうしんしょうなどでは、心臓しんぞういたみをひだり上腕じょうわんいたみと認知にんちすることがある[1]

原発げんぱつせい疼痛とうつうたいし、ことしょせい疼痛とうつうぶこともある。連関れんかんつうぶこともある[3]

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ a b 小山こやま なつ. “いたみと鎮痛ちんつう基礎きそ知識ちしき - Pain Relief - 関連かんれんつう”. 2006ねん4がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2016ねん1がつ15にち閲覧えつらん
  2. ^ 伊藤いとう和憲かずのり図解ずかい入門にゅうもんよくわかるいたみ・鎮痛ちんつう基本きほんとしくみ 図解ずかい入門にゅうもん-How-nual-: Visual Guide Book』秀和しゅうわシステム、2011ねん、102ぺーじISBN 4798029467 
  3. ^ 関連かんれんつう連関れんかんつうことしょせい疼痛とうつう歯科しかだい辞典じてん”. チャンネル88. 2016ねん1がつ15にち閲覧えつらん