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台座 - Wikipedia

台座だいざ

日本にっぽん仏像ぶつぞう安置あんちしておくだい

台座だいざ(だいざ)とは、だい1には、ものだいである[1]

プラモデル台座だいざ台座だいざはネームプレートだけが目立めだつシンプルなもの。
プラモデルと台座だいざ台座だいざジオラマかたんだもの。
米国べいこくニューヨークにある自由じゆう女神めがみぞう台座だいざ台座だいざだけでたかさ153フィートやく47メートル)ある。
木造もくぞうひろしけん延命えんめい菩薩ぼさつ坐像ざぞうギメ東洋とうよう美術館びじゅつかん所蔵しょぞう)/仏座ぶつざは、菩薩ぼさつ蓮華れんげこしろし、それを禽獣きんじゅうしもささえするかたち普賢菩薩ふげんぼさつしろぞうは、かたち頭数とうすう作品さくひんごとにことなる。このぞう場合ばあい一身いっしんいちとう複数ふくすうあたまをもたない普通ふつうからだ)の4とう四方しほうささえている。

だい2には、仏像ぶつぞう安置あんちしておくだい、すなわち「仏座ぶつざ(ぶつざ)」[2]をいう[1]仏像ぶつぞうなどを荘厳しょうごんするという意味いみでは、荘厳しょうごん(しょうごんぐ)の一種いっしゅ[1][3][4]cf. 仏像ぶつぞう#荘厳しょうごん)。

ものだい

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ホビー作品さくひん商品しょうひん台座だいざ仏像ぶつぞう以外いがい造形ぞうけいぶつなどの台座だいざなど。

仏像ぶつぞう広義こうぎ仏像ぶつぞう、すなわち、神仏しんぶつ聖者せいじゃ偉人いじんなどの立体りったいぞうえがかれたぞう)の台座だいざには、ふつなどを荘厳しょうごんするための様々さまざま形式けいしきがある[1]

  • 蓮華れんげ(れんげざ) [5]
はちす(れんざ)ともいう[6]蓮華れんげはちすはす〉のはな)をかたどったもの。如来にょらい菩薩ぼさつもっとおおもちいる。そのでは愛染明王あいぜんみょうおうなどの明王みょうおう一部いちぶのぞいて蓮華れんげれいすくない。上等じょうとうなものには、下部かぶはなづるく。
  • 須弥(しゅみざ)
須弥山しゅみせんをかたどったかたち如来にょらいもちいられる。
  • くも(うんざ)
くも装飾そうしょくしたかたち。飛天ひてんぞう阿弥陀如来あみだにょらいられる。
  • せん(せんじざ)
はこがた台座だいざかたちが「せん」のていることから。如来にょらいもちいられる。
  • かか(もかけざ)
坐像ざぞうすそ台座だいざにかかり、がっているかたち。法隆寺ほうりゅうじ金堂こんどう釈迦三尊しゃかさんぞんぞう台座だいざ有名ゆうめい蓮華れんげらすれいすくないが、岩手いわて中尊寺ちゅうそんじいち金輪かなわ坐像ざぞうられる。■みぎれつ関連かんれん画像がぞうあり。
  • 楊座(とうざ)
かか変型へんけいまる椅子いすのようなかたち。中宮なかみやてら弥勒菩薩みろくぼさつぞう有名ゆうめい
  • いわ(いわざ)
いわをかたどったもの。じゅう二神にかみすすむなどのてん明王みょうおうぞう一般いっぱんてきもちいられる。四天王してんのう毘沙門天びしゃもんてんぞうは、いわうえよこしまおにろしているのが通例つうれい
  • 瑟々(しつしつざ)
いわ一種いっしゅ角材かくざい井桁いげたじょうんだような形状けいじょう不動明王ふどうみょうおうぞうのみに使用しよう
  • 荷葉かよう(かしょうざ)
はちすをかたどったもの。吉祥天きちじょうてんぞうとうてんなかでもとくくらいたかいものにもちいられる。
  • 禽獣きんじゅう(きんじゅうざ)
鳥獣ちょうじゅう(ちょうじゅうざ)ともいう。ひろしけん延命えんめい菩薩ぼさつ文殊もんじゅ菩薩ぼさつだい威徳いとく明王みょうおう孔雀くじゃく明王みょうおうなどは、それぞれがしろぞう獅子ししうし孔雀くじゃくものとしているため、ましまかたちをとったときは、これらせいなる禽獣きんじゅう鳥獣ちょうじゅう)そのものか、それをメインモチーフとしてもっと複雑ふくざつにデザインされた仏座ぶつざこしろしており、これらをそうじて「禽獣きんじゅう」という。また、みぎれつ画像がぞうしめしたように、多層たそう構造こうぞうになった仏座ぶつざ基部きぶとして禽獣きんじゅうえられる場合ばあいおおい。

慣用かんよう

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ここでは、仏座ぶつざかぎらない「台座だいざ全般ぜんぱん関連かんれんする慣用かんようについて記載きさいする。

  • 台座だいざ後光ごこう仕舞しま(だいざ ごこう を しまう)
仏像ぶつぞうから台座だいざ後光ごこう〈=光背こうはい〉とをると威厳いげんがなくなることから、)面目めんぼく地位ちいうしなうことをいい、てんじて、生命せいめいうしなうことをもす。[7]
  • 台座だいざわか(だいざ の わかれ)
人間にんげん胴体どうたい台座だいざたとえて、)くびどうはなれること。くびられてぬこと。[8]
  • かさだいわか/かさだい生別いきわか(かさのだいのいきわかれ)」も同義どうぎ[9]。「かさだい」は、人間にんげん頭部とうぶを「かさせるだい」に見立みたてて「ひとくび」を意味いみするかたり[10]であり、それがどうわかれるということで、「くびどうはなれる」になる。
  • かさだい(かさのだいがとぶ)」も結果けっかてき同義どうぎで、くびられること、くびになることをいう。てんじて、免職めんしょくになることをもす。

脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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  1. ^ a b c d 台座だいざ”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  2. ^ 仏座ぶつざ”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  3. ^ 荘厳しょうごん”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  4. ^ 荘厳しょうごん”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ ブリタニカ国際こくさいだい百科ひゃっか事典じてん しょう項目こうもく事典じてん』、ほか. “蓮華れんげ”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  6. ^ はちす”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  7. ^ 小学しょうがくかん『デジタル大辞泉だいじせん』、小学しょうがくかん精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん』. “台座だいざ後光ごこう仕舞しま”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  8. ^ 台座だいざわか”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  9. ^ かさだいわか”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん
  10. ^ かさだい”. コトバンク. 2019ねん8がつ8にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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