(Translated by https://www.hiragana.jp/)
吸光度 - Wikipedia

吸光(きゅうこうど、えい: absorbance)とは分光ぶんこうほうにおいて、ある物体ぶったいひかりとおったさい強度きょうどがどの程度ていどよわまるかをしめ次元じげんりょうである。光学こうがく密度みつど(こうがくみつど、えい: optical density)ともばれることがある。吸収きゅうしゅう散乱さんらん反射はんしゃをすべてふくむため、吸収きゅうしゅうのみをあらわすものではない。

分析ぶんせき化学かがくにおいて、波長はちょうλらむだにおける吸光 Aλらむだ

定義ていぎされる。つまり、入射にゅうしゃこう強度きょうど I0透過とうかこう強度きょうど I透過とうかりつ)の常用じょうよう対数たいすうをとり、吸収きゅうしゅうのある場合ばあいせいとするために負号ふごうけたものである。透過とうかりつひかりちょうたい指数しすう関数かんすうてき減衰げんすいするのにたいし、吸光対数たいすうあらわされているためひかりちょう比例ひれいして減少げんしょうする。たとえば透過とうかりつが 0.1(吸光が 1)の物体ぶったいあつさが3ばいになったとすると透過とうかりつは 0.13 = 0.001 になるのにたいし、吸光たんに3ばいになる。

光度こうど吸光係数けいすうαあるふぁひかりちょう L とをもちいてあらわすと、αあるふぁL = -ln (I /I0 ) なので

となる。

吸光試料しりょうセルのひかりちょう試料しりょう濃度のうど C比例ひれいし、

あらわされる。これをランベルト・ベールの法則ほうそくぶ。この法則ほうそく使つかうと検量けんりょうせんから物質ぶっしつ濃度のうど算出さんしゅつできる。

測定そくてい方法ほうほう

編集へんしゅう

光度こうど測定そくていするためには分光ぶんこう光度こうどけい使用しようされる。測定そくていするひかり波長はちょうたいにより光源こうげん検出けんしゅつことなる測定そくてい装置そうちもちいられる。

液体えきたいの吸光度こうど測定そくていする場合ばあい石英せきえいセルにれることがおおい。その場合ばあいI0そらのセルの透過とうかこう強度きょうどI試料しりょうセルの透過とうかこう強度きょうどとなる。

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう