天徳てんとく (日本にっぽん)

天徳てんとく（てんとく、（旧きゅう字体じたい：天德てんとく）は、日本にっぽんの元号げんごうの一ひとつ。天てん暦れきの後のち、応おう和わの前まえ。957年ねんから961年ねんまでの期間きかんを指さす。この時代じだいの天皇てんのうは村上むらかみ天皇てんのう。

改元かいげん

• 天てん暦れき11年ねん10月27日にち（ユリウス暦れき957年ねん11月21日にち）：改元かいげん。
• 天徳てんとく5年ねん2月がつ16日にち（ユリウス暦れき961年ねん3月5日にち）：応おう和わに改元かいげん。

出典しゅってん

『周しゅう易えき』に「飛ひ龍りゅう在天ざいてん、乃位乎天德てんとく」とある。

天徳てんとく期きに起おきた出来事できごと

元年がんねん

• この年とし、夏なつに飢饉ききんにより米価べいかが高騰こうとうし、常つね平たいら所しょを置おく。

2年ねん

• 3月25日にち：乾いぬい元もと大宝たいほう鋳造ちゅうぞう。

4年ねん

• 3月30日にち夜よる：天徳てんとく内裏だいり歌合うたあわせが行おこなわれる。
• 9月23日にち夜よる：平安京へいあんきょう遷都せんと以来いらい、初はじめて内裏だいりが全焼ぜんしょう。

西暦せいれきとの対照たいしょう表ひょう

※は小しょうの月つきを示しめす。

天徳てんとく元年がんねん（丁ちょう巳み）	一いち月がつ	二に月がつ※	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ※	六ろく月がつ	七なな月がつ※	八はち月がつ※	九きゅう月がつ	十じゅう月がつ※	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	957/2/3	3/5	4/3	5/3	6/1	6/30	7/30	8/28	9/26	10/26	11/24	12/24
天徳てんとく二に年ねん（戊つちのえ午うま）	一いち月がつ	二に月がつ※	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ	六月ろくがつ※	七なな月がつ	閏うるう七なな月がつ※	八はち月がつ※	九きゅう月がつ	十じゅう月がつ※	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	958/1/23	2/22	3/23	4/22	5/21	6/20	7/19	8/18	9/16	10/15	11/14	12/13	959/1/12
天徳てんとく三さん年ねん（己おのれ未み）	一いち月がつ※	二に月がつ	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ	六月ろくがつ※	七なな月がつ	八はち月がつ※	九きゅう月がつ	十じゅう月がつ※	十一月じゅういちがつ※	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	959/2/11	3/12	4/11	5/11	6/9	7/9	8/7	9/6	10/5	11/4	12/3	960/1/1
天徳てんとく四よん年ねん（庚申こうしん）	一いち月がつ	二に月がつ※	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ	六ろく月がつ	七なな月がつ※	八はち月がつ	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ	十一月じゅういちがつ※	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	960/1/31	3/1	3/30	4/29	5/28	6/27	7/27	8/25	9/24	10/23	11/22	12/21
天徳てんとく五ご年ねん（辛からし酉とり）	一いち月がつ※	二に月がつ※	三さん月がつ	閏うるう三さん月がつ※	四よん月がつ	五月ごがつ	六月ろくがつ※	七なな月がつ	八はち月がつ	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ	十一月じゅういちがつ※	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	961/1/20	2/18	3/19	4/18	5/17	6/16	7/16	8/14	9/13	10/13	11/11	12/11	962/1/9

関連かんれん項目こうもく

• 天徳てんとく - 中国ちゅうごく・五ご代だい十じゅう国こく時代じだいの王朝おうちょう、閩の元号げんごう。943年ねん - 945年ねん。
• 元号げんごう一覧いちらん (日本にっぽん)