封建ほうけん主義しゅぎ

封建ほうけん主義しゅぎ（ほうけんしゅぎ）とは、

• 封土ほうど（収穫しゅうかくをうむような領土りょうどで、褒美ほうびや収入しゅうにゅうとして臣下しんか・家来けらいに与あたえるもの）を与あたえたり受うけ取とったりすることによって成立せいりつする主人しゅじんと臣下しんか（家来けらい）の関係かんけい。また、そうした関係かんけいが社会しゃかいの基本きほんなのだ、とする考かんがえ方かた・主張しゅちょうのこと。
• 英語えいごのfeudalismの訳語やくごとして、（封建ほうけん制せいという訳語やくごの代かわりに）用もちいられることもある。→封建ほうけん制せいも参照さんしょうのこと。

日本にっぽんにおける封建ほうけん時代じだい

日本にっぽんにおいては、一般いっぱんに鎌倉かまくら時代ときよから明治維新めいじいしんまでの武家ぶけ支配しはい時代じだいを指さす。上代じょうだいの班はん田制たせいの崩壊ほうかい、荘園しょうえん制せいの一般いっぱん化かによって、平安へいあん時代じだい中期ちゅうき頃ごろ成立せいりつしたと考かんがえられており、鎌倉かまくら時代じだいと室町むろまち時代ときよは中世ちゅうせい封建ほうけん社会しゃかい(封建ほうけん社会しゃかい前期ぜんき)、江戸えど時代じだいは近世きんせい封建ほうけん社会しゃかい(封建ほうけん社会しゃかい後期こうき)に分類ぶんるいされている。

西洋せいようにおける封建ほうけん時代じだい

ヨーロッパにおいては一般いっぱんに6世紀せいき頃ころから15世紀せいき末すえ頃ごろを指さす。漠然ばくぜんと中世ちゅうせい全体ぜんたいを指さすこともある。

関連かんれん項目こうもく

• 農本主義のうほんしゅぎ
• 封建ほうけん制せい