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山下澄人 - Wikipedia

山下やました 澄人すみと(やました すみと、1966ねん1がつ25にち - )は、日本にっぽん小説しょうせつげき作家さっか演出えんしゅつ俳優はいゆう

山下やました 澄人すみと
(やました すみと)
誕生たんじょう (1966-01-25) 1966ねん1がつ25にち(58さい
日本の旗 日本にっぽん兵庫ひょうごけん神戸こうべ
職業しょくぎょう 小説しょうせつげき作家さっか
言語げんご 日本語にほんご
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
最終さいしゅう学歴がくれき 神戸こうべ市立しりつ神戸こうべ商業しょうぎょう高等こうとう学校がっこう
活動かつどう期間きかん 1996ねん -
ジャンル 小説しょうせつ
代表だいひょうさく 『しんせかい』(2016ねん
おも受賞じゅしょうれき 野間のま文芸ぶんげい新人しんじんしょう(2012ねん
芥川あくたがわ龍之介りゅうのすけしょう(2017ねん
デビューさくみどりのさる』(2012ねん
ウィキポータル 文学ぶんがく
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略歴りゃくれき

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概要がいよう

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兵庫ひょうごけん神戸こうべ出身しゅっしん[1]神戸こうべ市立しりつ神戸こうべ商業しょうぎょう高等こうとう学校がっこうげん神戸こうべ市立しりつ六甲ろっこうアイランド高等こうとう学校がっこうそつ倉本くらもとさとし富良野ふらのじゅくだい期生きせい

1996ねんより劇団げきだんFICTION主宰しゅさい

2011ねんより小説しょうせつ発表はっぴょうしはじめる。

2012ねん、『ギッちょん』でだい147かい芥川賞あくたがわしょう候補こうほどう年初ねんしょ創作そうさくしゅうみどりのさる』でだい34かい野間のま文芸ぶんげい新人しんじんしょう受賞じゅしょう

2013ねん、『砂漠さばくダンス』でだい149かい芥川賞あくたがわしょう候補こうほ同年どうねん、『コルバトントリ』でだい150かい芥川賞あくたがわしょう候補こうほ

2016ねん、『とり会議かいぎ』でだい29かい三島みしま由紀夫ゆきおしょう候補こうほ

2017ねん、『しんせかい』でだい156かい芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょう

富良野ふらの塾生じゅくせいとして

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入塾にゅうじゅく

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あやまはいされた新聞しんぶん富良野ふらのじゅく募集ぼしゅうチラシがはさまっていた。それをんで無料むりょう生活せいかつできることに魅力みりょくかんじたこととブルース・リー高倉たかくらけんなどを俳優はいゆうあこがれていたことがおも志望しぼう動機どうきであり、倉本くらもとさとし作品さくひんていたものの脚本きゃくほん家名かめい当時とうじ意識いしきしていなかったという[2]

東京とうきょう新橋しんばし面接めんせつ実演じつえん試験しけんがあり、後者こうしゃかんして台詞せりふ暗記あんきしなくてもよいとわれたため暗記あんきせずにのぞんだが、受験生じゅけんせいはほとんど暗記あんきしてきたという。のスタッフの反対はんたいって倉本くらもと山下やましたえらび、すうせんにん希望きぼうしゃなかから採用さいようされた[2]

在籍ざいせきちゅう

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倉本くらもとから態度たいどわるいと常時じょうじしかられていたが、演技えんぎめられて入塾にゅうじゅくさんヶ月かげつほどでドラマ出演しゅつえんできたという[2]

卒業そつぎょう

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卒業そつぎょうじゅく関連かんれん公演こうえん出演しゅつえんしていたが、27さいとき倉本くらもとにより降板こうばんさせられた[2]

げき作家さっか演出えんしゅつとして

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倉本くらもと降板こうばんさせられたのち劇団げきだんFICTIONを旗揚はたあげする(1996ねん)。イッセいっせ尾形おがた一人ひとり芝居しばい演出えんしゅつ森田もりた雄三ゆうぞう脚本きゃくほんくことをすすめられ、自作じさくするようになった。倉本くらもとはFICTIONの都内とないでの公演こうえんにも北海道ほっかいどうからてくれたという。[2]

小説しょうせつとして

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公演こうえんていた出版しゅっぱんしゃ社員しゃいん小説しょうせつくことを年間ねんかんにわたってすすめられたので、くことを承諾しょうだくして原稿げんこうわたしたが、じつはその社員しゃいん編集へんしゅうしゃではなく営業えいぎょうであった。のち山下やました芝居しばいのファンであった小説しょうせつ保坂ほさか和志かずし未完みかん原稿げんこう評価ひょうかしたことがきっかけになって『みどりのさる』が刊行かんこうされ、野間のま文芸ぶんげい新人しんじんしょう受賞じゅしょうした。[2]

単行本たんこうぼん

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小説しょうせつ

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  • みどりのさる』(平凡社へいぼんしゃ、2012ねん3がつ) - ろし
  • 『ギッちょん』(文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2013ねん3がつ、のち『コルバトントリ』と合本がっぽんして文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
    • ギッちょん(『文學ぶんがくかい』2012ねん6がつごう
    • みずおとしかしない(『文學ぶんがくかい』2011ねん12がつごう
    • トゥンブクトゥ(『文學ぶんがくかい』2012ねん12がつごう
  • 砂漠さばくダンス』(河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2013ねん8がつ、のち河出かわで文庫ぶんこ
    • 砂漠さばくダンス(『文藝ぶんげい』2013ねんなつごう
    • 果樹かじゅえん Фруктовый садろし)
    • 浮遊ふゆう(『早稲田わせだ文学ぶんがく』2016ねんはるごう文庫ぶんこばんのみ収録しゅうろく
    • ディンドンガー(かり)(『三田みた文学ぶんがく』2016ねん夏季かきごう文庫ぶんこばんのみ収録しゅうろく
  • 『コルバトントリ』(文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2014ねん2がつ、のち『ギッちょん』と合本がっぽんして文春ぶんしゅん文庫ぶんこ
    • コルバトントリ(『文學ぶんがくかい』2013ねん10がつごう
  • 『ルンタ』(講談社こうだんしゃ、2014ねん10がつ
    • ルンタ(『群像ぐんぞう』2014ねん7がつごう
    • ほしになる(『群像ぐんぞう』2011ねん4がつごう
  • とり会議かいぎ』(河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2015ねん7がつ、のち河出かわで文庫ぶんこ
    • とり会議かいぎ(『文藝ぶんげい』2015ねんはるごう
    • とりのらくご(『文藝ぶんげい』2015ねんあきごう
  • かべけのたに』(中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ、2016ねん8がつ
  • 『しんせかい』(新潮社しんちょうしゃ、2016ねん10がつ、のち新潮しんちょう文庫ぶんこ
    • しんせかい(『新潮しんちょう』2016ねん7がつごう
    • 率直そっちょくっておぼえていないのだ、あのばん実際じっさい自殺じさつをしたのかどうか(『新潮しんちょう』2016ねん1がつごう
  • 『ほしのこ』(文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2017ねん8がつ
  • 小鳥ことりる』(中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ、2020ねん3がつ
  • つききゃく』(集英社しゅうえいしゃ、2020ねん6がつ
    • つききゃく(『すばる』2019ねん9がつごう
  • きみたちはしかしふたたい』(文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう、2022ねん4がつ
    • はらいぬ」(『文學ぶんがくかい』2018ねん8がつごう
    • ほし、ゆがみなり」(『文學ぶんがくかい』2019ねん8がつごう
    • 「グレイス」(『文學ぶんがくかい』2019ねん11がつごう
    • 「あのいしかたまりだったのだ」(『文學ぶんがくかい』2020ねん3がつごう
    • そらからいしちゅうからあくあな」(『文學ぶんがくかい』2020ねん6がつごう
    • なしかたち」(『文學ぶんがくかい』2020ねん10がつごう
    • 外出がいしゅつするな、おごりたかぶるな」(『三田みた文学ぶんがく』2020ねん秋季しゅうきごう
    • 石垣いしがきやぶる」(『文學ぶんがくかい』2021ねん2がつごう
    • はらいぬぶんねこはら」(『文學ぶんがくかい』2021ねん6がつごう
    • きみたちはしかしふたたい」(『文學ぶんがくかい』2021ねん12がつごう
  • 『FICTION』(新潮社しんちょうしゃ、2023ねん11月)

エッセイなど

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  • 『おれにくの? 異端いたん文学ぶんがくしゃによる人生じんせい相談そうだん』(平凡社へいぼんしゃ、2023ねん5がつ

単行本たんこうぼん収録しゅうろく作品さくひん

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  • うたえ、うしまれしもの」(『群像ぐんぞう』2013ねん3がつごう
  • 「アートマン」(『文學ぶんがくかい』2014ねん8がつごう
  • 「はふり」(『文學ぶんがくかい』2015ねん2がつごう
  • 「をちながら」(戯曲ぎきょく)(『新潮しんちょう』2017ねん10がつごう
  • 「14778:奥多摩おくたま、AM11:30」(『すばる』2018ねん6がつごう
  • 「ふらここ」(『すばる』2020ねん8がつごう

俳優はいゆうとしての出演しゅつえん作品さくひん

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演劇えんげき作品さくひん

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  • 富良野ふらのじゅく公演こうえん - 出演しゅつえん            1988ねん〜『たにねむっていた』        1990ねん〜『今日きょう、悲別で』         1993ねん〜『ニングル』           2015ねん地球ちきゅうひかりなさい!』
  • FICTION Vol.1〜Vol.32 [2] - さく演出えんしゅつ出演しゅつえん
  • 『コルバトントリ、』(2015ねんがつ飴屋あめやほうみずさく演出えんしゅつ)- 原作げんさく出演しゅつえん
  • 『をちながら』(2017ねん9がつ飴屋あめやほうすい演出えんしゅつ)- 脚本きゃくほん出演しゅつえん

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ 著書ちょしょ紹介しょうかい山下やました澄人すみと - 2015ねん7がつ29にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d e f g 文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう2017ねん3がつごう芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょうインタビュー

外部がいぶリンク

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