梅田うめだ佳けい声ごえ

梅田うめだ佳けい声ごえ（うめだかせい、本名ほんみょう：梅田うめだ義彦よしひこ（うめだよしひこ）、1928年ねん 6月12日にち - 2015年ねん 8月がつ27日にち^[1]^[2]）は、東京とうきょう都と中央ちゅうおう区く出身しゅっしん^[3]の紙芝居かみしばい師し。江戸えど弁べんの語かたりをし、自身じしんで脚色きゃくしょくを行おこない、紙芝居かみしばいの世界せかい観かんを形かたちづくった。

来歴らいれき・人物じんぶつ

1948年ねんに長谷川はせがわ一夫かずお主宰しゅさいの新しん演伎えんぎ座ざ演技えんぎ研究所けんきゅうじょに入所にゅうしょ。その後ご、梅田うめだ弘ひろしの芸名げいめいで多摩川たまがわ園えん歌劇かげき団だん、デン助じょ劇団げきだんなどの舞台ぶたいに立たったほか、漫才まんざい師しとしても活躍かつやく。のち、ろく膜まく炎えんを患わずらい芸能げいのう界かいを引退いんたい、東京とうきょうの印刷いんさつ会社かいしゃに勤務きんむ。

1981年ねん台東たいとう区立くりつ下町したまち風俗ふうぞく資料しりょう館かんで紙芝居かみしばい用ようの自転車じてんしゃを見みかけたことをきっかけに、勤務きんむ先さきを定年ていねん後ご、毎月まいつき第だい1と第だい3日曜日にちようび、同どう資料しりょう館かんで紙芝居かみしばいの実演じつえんを行おこなうようになった。

1993年ねんごろ入手にゅうしゅした、計けい600枚まいからなる怪談かいだん仕立したての長編ちょうへん紙芝居かみしばい「猫ねこ三味線しゃみせん」を、1996年ねん、お江戸えど日本橋にほんばし亭ていで2日間にちかんにわたり全巻ぜんかん通どおしで上演じょうえん。「猫ねこ三味線しゃみせん」は2006年ねん、DVD化かされた。

2015年ねん 8月がつ27日にち死去しきょ^[1]^[2]。

弟子でしについて

「自分じぶんが師匠ししょうについて学まなんだ芸げいではないから」という理由りゆう^[2]で、本人ほんにんが弟子でしとして認みとめた人物じんぶつはいない^[2]^[4]が、落語らくご家かの快楽かいらく亭ていブラック (2代目だいめ)が弟子入でしいりをしたことになっている^[5]。

CD・DVDなど

CD『日本にっぽんの大道芸だいどうげい~紙芝居かみしばい屋やさんの一いち日にち』（一いち龍りゅう斎ひとし春水しゅんすい、森下もりした正雄まさお、春雨はるさめや雷蔵らいぞうの語かたりも収録しゅうろく）
CD『日本にっぽんの大道芸だいどうげい~紙芝居かみしばいのすべて』（一いち龍りゅう斎ひとし春水しゅんすい、森下もりした正雄まさおの語かたりも収録しゅうろく）
CD『聴きいて得とくする日本にっぽんの大衆たいしゅう芸げい(1)~ストリート・パフォーマンス』（西村にしむら小しょう楽天らくてん、坂野さかの比呂志ひろし、柳家やなぎや末広すえひろ、長尾ながお寛ひろしらも収録しゅうろく）
DVD『猫ねこ三味線しゃみせん』唐沢からさわ俊一しゅんいち：脚本きゃくほん・演出えんしゅつ・総そう監督かんとく