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正五胞体 - Wikipedia

せい胞体(せいごほうたい、regular pentachoron)は、4次元じげんせい胞体のうち、が5つあるもの。つまり、すべての胞が合同ごうどうせいよん面体めんていからなる胞体である。

せい胞体の投影とうえいれい

4次元じげんせい単体たんたいであり、2次元じげんでの正三角形せいさんかっけい、3次元じげんでのせいよん面体めんていの4次元じげんへの拡張かくちょうである。

胞体の位相いそう幾何きかがくは1種類しゅるいしかないので、すべての胞体はせい胞体に位相いそう同型どうけいである。

性質せいしつ

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  • シュレーフリ記号きごうは {3,3,3}。
  • 胞はせいよん面体めんていめん正三角形せいさんかっけいである。
  • n 次元じげんめんかず  である。つまり、頂点ちょうてんと胞はそれぞれ5つ、あたりめんはそれぞれ10である。これらはパスカルの三角形さんかっけいだい6だんの2~5番目ばんめ数字すうじである。
  • 頂点ちょうてん形状けいじょうせいよん面体めんていである。頂点ちょうてんには4つのあたり、6つのめん、4つの胞があつまり、これらはせいよん面体めんてい頂点ちょうてんあたりめんかず(パスカルの三角形さんかっけいだい5だんの2~4番目ばんめ数字すうじ)に対応たいおうしている。座標ざひょう(1, 0, 0, 0)置換ちかん(4)と、φふぁい黄金おうごんとして (1/2-φふぁい/2, 1/2-φふぁい/2, 1/2-φふぁい/2, 1/2-φふぁい/2,)1個いっこである[1]
  • あたり形状けいじょう正三角形せいさんかっけいである。あたりにはめんと胞が3つずつあつまり、これらは正三角形せいさんかっけい頂点ちょうてんあたりかず(パスカルの三角形さんかっけいだい4だんの2, 3番目ばんめ数字すうじ)に対応たいおうしている。
  • めん形状けいじょう線分せんぶんである。めんには胞が2つずつあつまり、これは線分せんぶん端点たんてんかず(パスカルの三角形さんかっけいだい3だんの2番目ばんめ数字すうじ)に対応たいおうしている。
  • 自己じこ双対そうつい胞体である。つまり、みずからと双対そうついである。なお4次元じげんただし胞体のなかでは、せい胞体とせいじゅうよん胞体自己じこ双対そうついである。
  • ペトリー多面体ためんたいペトリー多角たかくがたの4次元じげんばん)はせいはち面体めんていである。一般いっぱんせい単体たんたいのペトリー胞体はせいじくたいで、せいよん面体めんていのペトリー多面体ためんたい正方形せいほうけいであることに対応たいおうしている。
  • 展開てんかいダ・ヴィンチのほしかたつくることができる(かたち可能かのうである)。

計量けいりょう

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あたりながさを  とする。

  • ちょう体積たいせき:  
  • ちょう表面積ひょうめんせき:  

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 宮崎みやざききょう『4次元じげん図形ずけい百科ひゃっか丸善まるぜん出版しゅっぱん、2020ねん、83ぺーじISBN 978-4-621-30482-2