毛利 元就 (NHK大河 ドラマ)
『
ジャンル | ドラマ |
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( 髙嶋 | |
ナレーター |
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1997 | |
45 | |
作品 内容 と反響
キャスティングは、
『
NHKドラマで
あらすじ
そんな
それらをはねのけた
登場 人物
毛 利家
毛利 一門
毛利 元就 (もうり もとなり)- (
松寿 丸 →毛利 元就 ) 演 :中村 橋之助 (幼少 時代 :岩渕 幸弘 少年 時代 :森田 剛 [3])主人公 。幼名 は松寿 丸 (しょうじゅまる)。幼 くして両親 と死別 した影響 で不良 少年 となったが、養母 ・杉 の方 と暮 らすうちに攻撃 的 な性格 は鳴 りを潜 め、真面目 な青年 へと成長 。苦難 を乗 り越 え、知勇 兼備 の武将 となっていく。若年 期 は天下 への野望 があったが、長 ずるにつれてそうした野望 はなくなっていく。とにかく愚痴 が多 く辟易 した美 伊 やさよに逃 げられてしまうこともあり、主 に愚痴 を言 いだす際 「わしはな(わしはの)」と切 り出 すのが口癖 。世間 でも「ボヤキの元就 」と揶揄 される。また、父 と兄 を酒 の害 で亡 くしているため酒 は飲 まず、酒席 でも好物 の餅 を周囲 に勧 めるなどしている。幼少 期 に出会 ってから尼子 経久 に畏敬 の念 を抱 く一方 で彼 を信 じることはできず、一時 毛利 家 が尼子 家 と結 んだ際 は散々 辱 められた。跡目 争 いを経 て家督 を継 いだ後 は、小国 の領主 ながら大国 ・尼子 と大内 の間 を渡 り歩 き次第 に毛利 家 の勢力 を拡大 させていく。美 伊 の方 (みいのかた)演 :富田 靖子 元就 の正室 。吉川 国 経 の娘 。隆 元 ・元春 ・隆景 ・可愛 の母 。尼子 経久 は彼女 を唯一 苦手 としている。当初 は元就 に嫁 ぐことに反発 し、了承 して嫁 した初夜 に「危害 を与 えない」という意思 表示 としていきなり元就 の前 で全裸 になったことから傷 ついた元就 に距離 を置 かれてしまう。しかし、元就 を刺客 が襲 った事件 をきっかけに同衾 するようになる。「勝 ったようなもの」が口癖 。彼女 が死去 するまで元就 は側室 を置 かなかった。彼女 の死後 、彼女 の血筋 は毛 利家 ・宍戸 家 ・吉川 家 ・小早川 家 によって色濃 く受 け継 がれていくことになる。杉 の方 (すぎのかた)演 :松坂 慶子 毛利 弘 元 の側室 →継室 、元就 の育 ての親 。当初 、松寿 丸 とは犬猿 の仲 で、「小坊主 」「化 け猫 」と罵 り合 っていたが、成 り行 きで松寿 丸 を看病 したことをきっかけに関係 は改善 され、実 の親子 同然 の間柄 になっていく。「女 は顔 」などの独特 の価値 観 の持 ち主 で、元就 が成長 すると「あのように立派 な息子 がいながらこの若 さ」と褒 められる事 を生 きがいにしている。そういった価値 観 からか、弘 元 の死後 、未亡人 となっても落飾 しなかった。上記 の通 り明 るくハイテンションな性格 で、「お黙 りっ!」が口癖 。一目惚 れした堀立 直正 と天竺 まで旅立 とうと思 い立 つが、その直前 に急死 する。念仏 を唱 えるなど信仰 心 が篤 く元就 にも受 け継 がれた。毛利 隆 元 (もうり たかもと)- (
千代 寿 丸 →毛利 隆 元 ) 演 :上川 隆也 (幼少 時代 :金澤 匠 )元就 の長男 (嫡男 )、輝元 の父 、母 は美 伊 の方 。幼名 は千代 寿 丸 (ちよじゅまる)。生一本 の性格 で、父 の得意 とする謀略 戦 には懐疑 的 。偉大 な父 や優秀 な弟 たちとの狭間 で苦悩 する。和智 誠 春 の饗応 中 に尼 子方 の刺客 に暗殺 され、元就 よりも先 に他界 することになった。吉川 元春 (きっかわ もとはる)- (
松寿 丸 →毛利 元春 →吉川 元春 ) 演 :松重 豊 (幼少 時代 :安藤 一志 )元就 の次男 、母 は美 伊 の方 。安芸 国人 吉川 氏 当主 。鬼 吉川 の血筋 と元就 の武勇 を濃厚 に受 け継 ぐ猛 将 。小早川 隆景 (こばやかわ たかかげ)- (
徳寿 丸 →小早川 隆景 ) 演 :恵 俊 彰 (幼少 時代 :富田 樹 央 )元就 の三男 。母 は美 伊 の方 。幼名 は徳寿 丸 (とくじゅまる)。安芸 国人 小早川 氏 当主 。軽薄 に見 えるが元就 の知略 を濃厚 に受 け継 ぐ智将 。可愛 (えの)演 :高橋 由美子 (幼少 時代 :伊藤 明日香 )元就 の長女 、母 は美 伊 の方 。長年 の敵 宍戸 家 懐柔 のため、宍戸 隆 家 に嫁 ぐ。かなり気 の強 い性格 だが、夫 宍戸 隆 家 を深 く愛 し、夫婦 仲 は相思相愛 。毛利 輝元 (もうり てるもと)- (
幸 鶴丸 →毛利 輝元 ) 演 :森田 剛 〔二 役 〕(幼少 時代 :中村 国生 )元就 と美 伊 の方 の孫 。隆 元 の長男 (嫡男 )。母 は寿 の方 。幼名 は幸 鶴丸 (こうつるまる)。元就 の少年 期 を演 じた森田 が演 じており、初 登場 時 は元就 から「わしの若 いころにそっくり」と驚 かれた。毛利 家 が代々 一 字 を貰 っていた大内 氏 が滅亡 したことで時 の将軍 ・足利 義輝 から偏 諱 を受 ける事 になり、輝 元 とした。本来 はより格式 の高 い「義 」を与 えられるはずだったが、「桶 狭間 の戦 いで敗 れた今川 義元 と同名 だから」などの理由 により嫌 がり、これを固辞 した。父 を早 くに失 った事 から精神 的 に未熟 な部分 があり月山 富田 城 攻 めで手柄 に逸 り、品川 狼 之 介 を失 う。毛利 弘 元 (もうり ひろもと)演 :西郷 輝彦 元就 の父 。尼子 派 ・大内 派 に割 れた家臣 団 を掌握 しきれず、苦悶 の末 に隠居 し嫡男 ・興 元 に譲 ることでその場 をしのぐ。懊悩 の果 てに酒 に溺 れ急死 する。元就 に「三 つ星 」の話 を語 ったのが虫 の知 らせとなった。松寿 丸 はそれまで軽蔑 していた父 の偉大 さや苦悩 を知 る。祥 の方 (さちのかた)演 :竹下 景子 弘 元 の正室 、元就 ・興 元 ・芳 姫 の母 、福原 広 俊 の娘 。病身 のため妻 としての役目 が思 うように果 たせず、弘 元 が側室 の処 に多 く行 くことを受 け入 れ、松寿 丸 (元就 )に「やせ我慢 」について教 える。そんな母 の寂 しそうな姿 を見 て、松寿 丸 は弘 元 や杉 の方 を軽蔑 することとなる。松寿 丸 の行 く末 を案 じつつ、病没 する。松寿 丸 にとっては最愛 の母 の死 であったものの幼少 だったため母 の面影 を覚 えておらず、そのことが深 いコンプレックスとなる。愛 に飢 えた松寿 丸 は不良 少年 に成長 してしまう。弘 元 に隠居 を勧 めたのは祥 の方 であり、その場 に同席 しようとした杉 の方 に対 して正室 と側室 の身分 の違 いを厳 しくい渡 し退却 させる等 、正室 としての気構 えを見 せ付 ける場面 も描 かれていた。相合 の方 (あいおうのかた)演 :松原 千明 弘 元 の側室 、元 綱 ・松 の方 の母 。泥棒 猫 。弘 元 生前 から、杉 の方 とは同 じ側室 同士 で張 り合 っていたが、弘 元 死後 は隠棲 。反 元就 派 の桂 広 澄 が相合 方 の後 ろ盾 となった際 、彼 と相愛 関係 になる。元 綱 の謀反 に際 しては、兄弟 相 争 って欲 しくないと自 らの喉 に小刀 をあて体 を張 って止 めようとする等 最後 まで反対 していた。元 綱 の墓前 で会 った元就 に恨 み言 一 つ言 わず、墓 にかける水 を彼 に所望 して汲 みに行 かせた合間 に元 綱 の後 を追 って自害 。元就 は水 を汲 みに行 ったことを後悔 し、杉 の方 も次々 と旧知 の人々 が死 んでいくことに悲嘆 した。毛利 興 元 (もうり おきもと)- (
幸 千代丸 →毛利 興 元 ) 演 :渡部 篤郎 (幼少 時代 :後藤 拓也 青年 時代 :芦田 昌太郎 )元就 の同母 兄 、弘 元 の長男 (嫡男 )、幼名 は幸 千代丸 (こうちよまる)。足利 義稙 を奉 じて京都 に上洛 した大内 義興 に従 い、数 年間 にわたり在京 し、数々 の合戦 に参加 した。帰国 した後 は京 で起 こった事 を物語 るような廃人 同然 の姿 になっており、そんな兄 の変 わり果 てた姿 は元就 を愕然 とさせた。帰国 当初 は京 の合戦 を「地獄 」と呼 んで酒 に走 り、元就 をも遠 ざけるような言動 を見 せるが、元就 の献身 的 な情 にうたれて涙 ながらに心情 を吐露 した。その後 、高橋 氏 の雪 の方 と縁組 することで高橋 氏 と強 く結 び、他 に天野 ら国人 一揆 を締結 し対抗 するが、父 と同 じく酒 の害 により若 くして眠 るようにあの世 に旅立 つ。相合 元 綱 (あいおう もとつな)- (
月夜 丸 →相合 元 綱 ) 演 :西島 秀俊 (幼少 時代 :伊勢 裕樹 青年 時代 :いしいすぐる)元就 の異母弟 、弘 元 の三男 (妾腹 の子 で庶子 )。幼名 は月夜 丸 (つきよまる)側室 の子 であることから、元就 に対 して劣等 感 を抱 き続 けていた。元就 が家督 を相続 すると、自身 の身分 を弁 えず桂 広 澄 とともに謀反 を起 こす。母 ・相合 の方 と永訣 した後 、桂 軍 に合流 するため行軍 中 、既 に謀反 を察知 し道中 に潜 んでいた元就 側 の軍勢 に急襲 されてしまう。最期 は小三 太 に切 られ自業自得 ながら非業 の死 を遂 げる。兄弟 家臣 骨肉 の争 いをした辛 い経験 が、後 に元就 に三 本 の矢 を語 らせることとなる。雪 の方 (ゆきのかた)- (
雪 姫 →雪 の方 ) 演 :一路 真輝 興 元 の正室 。幸 松丸 の母 。- その
聡明 さに触 れた元就 が興 元 の嫁 にと高橋 家 に直談判 して婚約 する。興 元 の酒 害 や心 の病 を承知 で嫁 いだものの、夫 の真意 を測 りかね苦悩 することになる。自 ら腕 を傷 つけた興 元 を見 て心 の病 の深 さを知 り、彼 を支 えていくこととなる。興 元 ・幸 松丸 の死後 も、当主 となった元就 を支 えていく。しかし実家 の高橋 家 に内紛 が起 きると、自分 に気兼 ねせずに高橋 家 を攻 めるよう雪 の方 は郡山 城 を後 にするという行動 で元就 に示 す。しかし雪 の方 は嵯峨野 に隠棲 すると元就 に言 っておきながら高橋 家 に戻 っており、知 らずに攻 め入 った元就 の前 で自害 する。 幸 松丸 (こうまつまる)演 :北尾 亘 (幼少 時代 :伊達 力 哉、深川 雄太 )興 元 の長男 。生来 の病弱 。鏡山 城 の戦 いで毛利 家 が尼 子方 にすぐに与 しなかった制裁 として、幼 いながら毛利 勢 総 大将 として出陣 するよう経久 より命 じられる。戦勝 後 の首実検 に立会 うのを元就 が止 めるのを制 し臨席 し生首 を見 て卒倒 。その衝撃 も相 まって帰国 後 に病死 した。枕元 で子守 唄 を歌 う雪 の方 に見守 られての最期 であった。松 の方 (まつのかた)- (
松 姫 →松 の方 ) 演 :梓 真悠子 (幼少 時代 :安積 玲奈 )元就 の異母 妹 で元 綱 の同母 妹 (妾腹 の子 で庶女)、芳 姫 に比 べられば身分 が低 い、吉川 元 経 の正室 で美 伊 の方 の義姉 。吉川 興 経 の母 。夫 ・元 経 の戦死 後 、その後 を追 うかのように一 年 後 、幼 い興 経 を残 して急死 する。芳 姫 (よしひめ)演 :田島 穂奈美 元就 の同母 姉 。隠居 して祥 の方 や松寿 丸 (元就 )と共 に多治比 猿 掛 城 に移 る弘 元 には付 き従 わず、武田 氏 に嫁 ぐため吉田 郡 山城 に興 元 とともに留 まる。芳 姫 は若 くして亡 くなったため、この別 れが元就 と芳 姫 の永遠 の別 れとなる。宍戸 隆 家 (ししど たかいえ)演 :加勢 大周 元就 の娘 婿 。安芸 国人 宍戸 氏 当主 。のち毛利 家 家臣 で、吉川 元春 ・小早川 隆景 と同 じく毛利 十 八 将 の一 。厳島 の戦 いの際 は留守 を務 める。熊谷 信 直 (くまがい のぶなお)演 :綿引 勝彦 元 春 の舅 、安芸 国人 熊谷 氏 当主 。元就 は父親 の仇 に当 たるが、銀山 城 で助 けられ和解 。娘 美 々が元 春 に嫁 いだのを機 に毛利 家 家臣 、毛利 十 八 将 の一 となり吉川 興 経 誅殺 に貢献 。猛 将 の誉 れ高 かった。吉川 元 資 (きっかわ もとすけ)- (
鶴 寿 丸 →吉川 元 資 ) 演 :清水 伸 (幼少 時代 :仁科 拓海 )元 春 の長男 。幼名 は鶴 寿 丸 (かくじゅまる)。元就 と美 伊 の方 の孫 。寿 の方 (としのかた)- (
寿 →寿 の方 ) 演 :大塚 寧々 内藤 興 盛 の娘 。隆 元 の正室 、輝元 の母 。隆 元 の人質 時代 からの相思相愛 だった。毛利 家中 では珍 しく淑 やかな性格 だが、言 うべきことははっきり言 う。美々 (みみ)演 :仁科 扶紀元 春 の正室 。熊谷 信 直 の娘 。不器量 であることにコンプレックスを抱 き、それを振 り払 うべく、表向 きは無理 に笑顔 を見 せて明 るく振 る舞 っていた。縁談 に来 た元春 にそのことを見抜 かれ諭 されたことで、彼 に嫁 ぎたいと父 に申 し出 た。元 春 との結婚 後 は、本来 の明 るい素直 な笑顔 を見 せるようになる。阿古 の方 (あこのかた)- (
阿古 姫 →阿古 の方 ) 演 :藤吉 久美子 (少女 時代 :三船 美佳 )隆景 の正室 で小早川 繁 平 の妹 。隆景 に会 いたくて、厳島 の戦 いの後 、勝利 の祝 いに駆 けつけるなど、活発 な性格 。玉 姫 (たまひめ)演 :松本 恵 輝元 の正室 。可愛 と宍戸 隆 家 の娘 。元就 と美 伊 の方 の孫 。輝元 と二 役 で森田 が演 じた少年 期 の元就 の初恋 の少女 ・なつを演 じた松本 が二 役 で演 じている。妙 (たえ)演 :宮本 信子 阿古 の方 の乳母 兼 侍女 、のちに元就 の側室 。美 伊 亡 きあとの継室 。相手 が男 であろうと手厳 しい意見 をぶつけ、自分 でもそのことに引 け目 を感 じている。物 を捨 てられないタチで片付 けが苦手 。高齢 になってから元就 の室 になったため、元就 とは男女 の関係 というより茶飲 み友達 的 存在 である。他 の側室 たちと違 い基本 的 に元就 の愚痴 を聞 いてくれる。元就 をよく支 え、子 の養育 に尽 くした。香 (こう)演 :秋本 奈緒美 元就 の側室 、三吉 隆 亮 の妹 。美 伊 が死 んだ後 、側室 に迎 えられた。「ぴしっとしすぎて(元就 の)気 が休 まらない」ほど利発 で気 が強 いため、元就 がやせ細 っていくことになり、それを和 らげるために、さよが新 たな側室 として迎 えらえた。正 反対 の性格 のさよとは、時 にい合 ったり、いい側室 仲間 である。- さよ
演 :田中 広子 元就 の側室 、乃美 隆 興 の娘 。香 の気 の強 さに気 が休 まらない元就 を見 かねた隆景 が乃美 に命 じて嫁 がせる。おっとりとしたのんびり屋 であるため香 から馬鹿 呼 ばわりされる。元就 のグチを聞 くのは苦手 。
毛利 家臣
桂 広 澄 (かつら ひろずみ)演 :草刈 正雄 外交 担当 、尼子 派 。家中 の派閥 争 いから元 綱 の謀反 に加担 。謀反 が失敗 に終 わると元就 の面前 で謝罪 しその場 で自害 した。井上 元 兼 (いのうえ もとかね)演 :片岡 鶴太郎 経済 担当 、大内 派 。毛利 十 八 将 の一 。腹黒 くしたたかな策謀 家 で、幼 い元就 を城 から追 い出 すなど難物 であったが、杉 の方 に対 してコミカルな一 面 を見 せた。一方 で家族 思 いなところがあり、合戦 で多 くの一族 を失 った際 は感情 を露 わにし報復 を叫 び続 けた。度重 なる規律 違反 で家老 を解任 され、最期 は元就 に粛清 され鉄砲 での自殺 を遂 げる。渡辺 勝 (わたなべ すぐる)演 :榎木 孝明 軍事 担当 、尼子 派 。同志 である広 澄 とたびたび密議 を凝 らすが、元就 とは互 いの才能 に一目 置 いており、その武勇 は少年 期 の元就 にとっての憧 れであった。家中 の派閥 争 いから元 綱 の謀反 に連座 し「主命 」を騙 った元 兼 に討 たれる。志 道広 良 (しじ ひろよし)演 :中村 梅雀 毛利 氏 庶家出身 。元就 の軍師 で、興 元 の代 から仕 えていた。吉川 国 経 との交渉 を成功 させた元就 の将器 に可能 性 を感 じ、幸 松丸 死 後 、経久 の圧 力 により尼子 家 より当主 を迎 えることが内定 したが病 を偽 って面会 を絶 っている間 に上洛 して勅許 を取得 し元就 を擁立 した。以後 、重臣 筆頭 として腕 を振 るう。元 兼 の粛清 後 に引退 。福原 広 俊 (ふくばら ひろとし)演 :笹野 高史 毛利 一族 の安芸 福原 氏 8代 当主 。祥 の方 の父 で元就 の外祖父 。娘 、孫 、曾孫 に先立 たれ悲観 し出家 を決意 するも、元就 に止 められ思 い直 して家臣 にとどまる事 を決意 したが、あわてて髷 を切 ってしまったためしばらく頭巾 を被 っていた。長寿 故 、晩年 は呆 けた描写 がされた。吉田 郡 山城 の戦 い勝利 に郡山 城 中 沸 き立 つ中 、眠 るように息 を引 き取 った。赤川 元保 (あかがわ もとやす)演 :永島 敏行 桂 広 澄 や渡辺 勝 を相次 いで失 った後 に元 澄 、就忠とともに取 り立 てられる。毛利 十 八 将 の一 で、毛利 家 先祖 代々 から仕 える家柄 による文武両道 で万能 型 の武将 。数々 の戦 いで戦績 を挙 げ、隆 元 の側近 にして毛利 家 の筆頭 奉行 となり、権力 の絶頂 を極 める。しかし月山 富田 城 攻 めに引 き返 す途中 の隆 元 が、尼子 重臣 の河 副 の刺客 に殺害 されたことで、関与 を疑 われ失脚 する。小三 太 らの進言 もあり、月山 富田 城 陥落 後 に許 されたが、すでに切腹 した後 だった。遺書 には「新興 勢力 の織田 信長 の警戒 を怠 らないように」と最後 まで毛利 家 の行 く末 を案 じていた。児玉 就忠(こだま なりただ)演 :益岡 徹 文治 派 。庶家出身 の桂 元 澄 とともに家老 を務 める。毛利 十 八 将 の一 。能吏 ではあったが、軍事 は滅法 苦手 。桂 元 澄 (かつら もとずみ)演 :鶴見 辰吾 広 澄 の子 。武断 派 。毛利 十 八 将 の一 。父 の敵 である元就 に復讐 心 を燃 やすが、彼 の説得 に応 じて恭順 する。以後 は土着 領主 出身 の児玉 就忠とともに重臣 を務 める。武人 肌 で字 が読 めない。厳島 の戦 いでの勝利 に大 きな役割 を果 たす。渡辺 通 (わたなべ かよう)演 :勝村 政信 勝 の子 。毛利 十 八 将 の一 。勝 が元 綱 の反乱 の際 に井上 元 兼 に攻 められ死亡 した際 に、藤野 の手引 きで備後 へ逃 げる。後 に藤野 のとりなしで帰参 するが、元就 を父 の敵 として狙 う。しかし大内 義隆 の尼子 攻 めで敗退 した際 、退却 戦 で元就 の身代 わりとなって討死 する。平佐 就有(ひらさ なりあり)演 :佐藤 B作 元 春 の側近 。藤野 を慕 っていることを元 春 に告白 し、驚 かれた。井上 春 忠 (いのうえ はるただ)演 :生瀬 勝久 元 兼 の遠縁 、隆景 の側近 。隆景 が小早川 家 に縁組 するときに随行 する。福原 貞 俊 (ふくばら さだとし)演 :石濱 朗 安芸 福原 氏 11代 当主 。広 俊 の長男 で毛利 氏 庶家出身 。志 道 と入 れ替 わる形 で筆頭 重臣 に就任 。毛利 十 八 将 の一 。大庭 賢 兼 (おおば かたかね)演 :中島 久之 元 大内 家 家臣 。元就 から家督 を継 いだばかりの隆 元 の求 めに応 じて毛利 家 に仕 える。国司 元 相 (くにし もとすけ)演 :坂本 あきら土着 領主 出身 。隆 元 が人質 として山口 に赴 いた際 には随行 した。毛利 十 八 将 の一 。粟屋 元親 (あわや もとちか)演 :塩野谷 正幸 毛利 家 先祖 代々 から仕 える家柄 を持 つ家臣 。毛利 十 八 将 の一 。品川 大膳 (しながわ だいぜん)演 :林 邦 史朗 山中 鹿 介 に対抗 して、自 ら「品川 狼 介 」と名乗 り、一 騎 討 ちを挑 むも倒 される。堀立 直正 演 :原田 芳雄 海外 と交易 する商人 。「天下 を目指 さず」と言 う元就 と馬 が合 い、物流 ・経済 面 の調査 や諜報 活動 で反対 勢力 の切 り崩 しに貢献 し、後 に赤 間 関 代官 を任 される。厳島 の戦 いの際 は宮尾 城 の守将 を務 める。その自由 かつ豪胆 な性格 から輝元 の憧 れの相手 となり、杉 の方 にも惚 れられ天竺 へ同行 を求 められる。晩年 には配下 に地位 を譲 り天竺 へと旅立 つ。堀立 の近習 演 :岡田 正 典 - スキンヘッドが
特徴 的 。直正 引退 後 に二 代目 堀立 直正 になる。 小 三 太 (こさんた)演 :奈佐健 臣 元就 の間 者 。元就 の命 を狙 う刺客 として登場 するが、暗殺 に失敗 、自決 しようとしたところを美 伊 に制止 され、以降 元就 への忠勤 に励 み、隠密 活動 で活躍 する。最期 は尼子 との決着 をつける戦 で山中 幸 盛 に討 たれ情報 工作 を成 し遂 げるのと引 き換 えに死亡 した。山田 秀則 (やまだ ひでのり)演 :真実 一路 元 兼 の配下 だったが、税 の取 り立 ての責任 を押 しつけられ元 兼 に誅殺 される。そして元 兼 は「部下 (元 兼 )を疑 うなど城主 の器 ではない」と松寿 丸 を軟禁 してしまう。兵助 (へいすけ)演 :ラッキィ池田 井上 元 兼 の配下 。斥候 を務 めるが探知 され、戦死 。寺畑 (てらはた)/風間 (かざま)演 :松井 範雄 (寺畑 )/中原 和宏 (風間 )元 兼 の配下 。上司 である元 兼 とともに討 たれる。
侍女
藤野 (ふじの)演 :加賀 まりこ美 伊 の方 の侍女 。諜報 に長 ける。- はじめは
美 伊 の方 の実家 ・吉川 氏 に加担 していたが、美 伊 の方 の死後 は元 春 の婚姻 交渉 に立 ち会 うなど、元就 の参謀 的 存在 となる。自 らの容姿 にコンプレックスを抱 いているため、自身 のことを「見栄 の悪 い女 」と卑下 する。渡辺 勝 に恋心 を抱 くが、勝 が元 兼 に謀殺 されたことにより悲恋 に終 わってしまう。その後 密 かに備後 へ逃 した勝 の子 ・通 を元就 に引 き合 わせた。死 の直前 、「やり残 したことがまだありますよ」と妙 に勧 められ、元就 の側室 ・さよの産 んだ乳児 を抱 き、妙 と共 に子守 唄 を歌 いながら静 かに、そして安 らかに生涯 を閉 じる。最期 を看取 った妙 は元就 に「藤野 殿 は……星 になられました」と泣 きながら告 げた。 久 (ひさ)演 :松 金 よね子 杉 の方 の侍女 。杉 の方 が井上 元 兼 の妻 になることを望 み元 兼 からもそれを頼 まれるが、杉 の方 が拒 んだ後 に罷免 される。後 に元就 の配慮 で杉 の方 に再 出仕 する。杉 の死後 は藤野 と違 って暇 を出 され、最期 の描写 はされなかったが、最終 回 で霊 身 として再 登場 した。- きよ
演 :柴田 理恵 寿 の方 の侍女 。寿 の方 には、口 うるさいため迷惑 がられるが、信頼 されている。- やす
演 :柳 明日香 美々 の侍女 。美々 がしこめであることを強調 するためか、侍女 の中 でも数少 ない美女 である。- ぎん
演 :池田 有希子 - さだ
演 :尾 小平 志津香
大内 家
大内 一門
大内 義興 (おおうち よしおき)演 :細川 俊之 大内 家 当主 。明 応 の政変 で失脚 し幕府 を追放 された足利 義稙 の復権 に尽力 した。遊 び人 である嫡男 ・義隆 の将来 を心配 していた。後 に義隆 は改心 し、更 に元就 の参入 でい付 いた大内 家 を見 て安心 し、綾 の方 や義隆 と宴会 を開 くが、愛用 の笛 を片手 に死亡 。霊界 でも義隆 と共 に自 らの家 を滅 ぼした元就 を咎 めるが、毛利 家 の女性 陣 に一喝 されて姿 を消 す。綾 の方 (あやのかた)演 :東 ちづる義興 の正室 、内藤 弘 矩 の娘 。息子 ・義隆 にはやや甘 い。夫 ・義興 の没後 は、登場 せず、尼 となったかは不明 。大内 義隆 (おおうち よしたか)- (
亀 童 丸 →大内 義隆 ) 演 :風間 トオル(幼少 時代 :大地 泰 仁 )義興 の子 、大内 家 当主 。遊 び人 で風流 を好 み、戦 や政治 を嫌 っており「大名 家 に生 まれたくはなかった」と述懐 していた。特 に月山 富田 城 の戦 いに敗北 してからは天下 への向上心 も政治 への意欲 もすっかり失 ってしまい、文 吏の相良 武 任 を重用 して遊興 にふけるようになる。隆房 らに謀反 を起 こされて大 寧 寺 に追 い詰 められ、家臣 の心 が離 れていったこと、大内 家 の衰退 が始 まっていたことに気付 けなかった自 らを「こぼれ蛍 」と自嘲 して最期 を遂 げた。貞子 (さだこ)演 :佐藤 恵利 義隆 の正室 、京 の公家 の万里小路 秀 房 の娘 。武家 に嫁 ぎながら、夫 以上 に京都 に固執 し、義隆 大敗 後 に託 けて京都 亡命 を発案 するほど気位 が高 い上 にワガママ。元 侍女 だったおさいに義隆 を寝取 られ離縁 。大内 家 を呪 いながら館 を去 った。- おさい
演 :川越 美和 (初瀬 かおる)義隆 の側室 、亀 童 丸 の母 。京 の貧乏 公家 の娘 で、貞子 の侍女 であったが、義隆 の寵愛 を受 け懐妊 。亀 童 丸 (後 の義 尊 (よしたか))を産 み貞子 を追 い落 とした。亀 童 丸 (きどうまる)演 :蓮池 貴人 義隆 とおさいの子 。義隆 が謀反 を起 こされると、両親 と別 れ家臣 に背負 われて逃亡 する。隆房 は亀 童 丸 を擁立 予定 だったため生 け捕 りを指示 していたが家臣 にはうまく伝 わっておらず、追手 に捕捉 されて戦死 した。大内 義長 (おおうち よしなが)- (
大友 晴 英 →大内 義長 ) 演 :三井 智宏 大友 宗麟 の弟 。当初 の名 は晴 英 (はるひで)陶 晴賢 に迎 えられ大内 家 を継 ぐ。厳島 の戦 いで晴 賢 を失 い毛利 に謀反 人 と看做 され攻 め込 まれ、兄 ・宗麟 にも見捨 てられて自害 。900年 とも云 われる永 きに続 いた大内 家 は滅 んだ。
大内 家臣
内藤 興 盛 (ないとう おきもり)演 :小野寺 昭 大内 家重 臣 、毛利 隆 元 の舅 。寿 の方 の実父 で毛利 輝元 の外祖父 。陶 興 房 の死後 、「自分 の時代 」と張 り切 るが娘 ・寿 に呆 れられてしまう。武 任 を嫌 い隆房 に協力 。義隆 死 後 に引退 した。陶 興 房 (すえ おきふさ)演 :夏八木 勲 大内 家重 臣 。義興 の死後 も辣腕 を振 るうも、死期 を悟 り大内 の行 く末 を案 じ隆 元 を人質 に取 ることを献策 。文武両道 の名将 で大内 家 の柱石 だったが、興 房 の死 によって暗雲 が立 ちこみはじめる。陶 晴賢 (すえ はるかた)- (
陶 隆房 →陶 晴賢 ) 演 :陣内 孝則 大内 家重 臣 。興 房 の子 。当初 の名 は隆房 (たかふさ)毛利 家 が襲来 した尼子 家 を撃退 した吉田 郡 山城 の戦 いでは、援軍 として駆 けつけ毛利 家 の窮地 を救 う。軍神 と畏怖 される武勇 と、天下 統一 を目指 す崇高 な志 を持 ち、大内 家 に忠誠 を誓 っていたが、相良 武 任 との対立 と月山 富田 城 総 攻撃 に失敗 し天下 への向上心 も政治 への意欲 もすっかりなくした義隆 を葛藤 の末 に謀反 で倒 し、義隆 の養子 の義長 を当主 に据 えて大内 家 の実権 を握 った。しかし毛利 との決戦 である厳島 の戦 いに大敗 、次郎 と一騎討 ちの末 相打 ちという壮絶 な最期 を遂 げる。相良 武 任 (さがら たけとう)演 :白井 晃 文治 派 。義隆 に取 り入 って隆房 と対立 。隆房 謀反 の際 は義隆 を捨 てて逃亡 した。冷泉 隆 豊 (れいぜい たかとよ)演 :春田 純一 文治 派 。武 任 とは異 なり義隆 に最後 まで従 い、介錯 を務 め運命 を共 にした。岡部 隆景 (おかべ たかかげ)演 :大久保 了 文治 派 。亀 童 丸 を守 りながら逃 れる途中 に戦死 。史実 では大 寧 寺 で義隆 に殉 じており、亀 童 丸 を守 りながら戦死 したのは小幡 義実 である。江良 房 栄 (えら ふさひで)演 :高岡 健二 晴 賢 の配下 。元就 の計略 により、陶 晴賢 に誅殺 される。弘中 隆兼 (ひろなか たかかね)演 :佐川 満男 武断 派 。厳島 の戦 いで晴 賢 を逃 がすために毛利 隆 元 ・吉川 元春 と戦 い戦死 。宮川 房 長 (みやがわ ふさなが)演 :大島 宇三郎 大内 家 家臣 、武断 派 。元就 の奇襲 で戦死 。伊香 賀 房 明 演 :塾 一久 陶 家 家臣
尼子 家
尼子 一門
尼子 経久 (あまご つねひさ)演 :緒形 拳 [4]尼子 家 当主 。冷酷 非情 で元就 が最 も恐 れ、尊敬 した男 。元就 とは何 度 か顔 を合 わせ基本 的 に親 しげに話 しかけるが、一時 毛利 家 が尼子 家 に与 した際 は元就 の心中 を読 み切 った上 で威圧 的 な態度 をとった。最期 に際 しては自 らの死 をも利用 した策略 を残 し、大内 義隆 や元就 を大敗 に追 い込 んだ。「良 いジジィで死 ぬくらいなら、血 飛沫 の中 で地獄 に落 ちるが本望 」といった、野心 と謀略 に生 きる武将 だったが、美 伊 の方 には義理 のおじとして温厚 に接 し、妻 ・萩 の方 に強 く出 る事 が出来 ないなど、元就 とも共通 する一 面 も見 せた。経久 との交流 により、曾孫 の義久 は死 を免 れている。尼子 晴久 (あまご はるひさ)- (
尼子 詮 久 →尼子 晴久 ) 演 :髙嶋政宏 経久 の孫 、初 名 は詮 久 (あきひさ)経久 の命 と興 経 の仲介 で元就 と義兄弟 の契約 を交 わしたこともある。経久 の引退 を受 け尼子 家 を継 ぎ、朝廷 に一目 置 かれるほど版図 を拡 げるが、偉大 な祖父 や岳父 ・国久 率 いる新宮 党 の活躍 に内心 引 け目 を感 じていた。元就 の策略 によりかけられた嫌疑 から新宮 党 を粛清 するが、父 を殺 されたことに憤 った悪妻 ・みつに毒 を盛 られ、弱 ったところを絞殺 される。尼子 家 は一門 も家臣 団 も仲 が悪 くそれが尼子 家 滅亡 の始 まりである。尼子 義久 (あまご よしひさ)演 :中村 獅童 晴 久 とみつの子 。晴久 とみつの偽 りの愛情 の中 、生 まれた。父 ・晴 久 を尊敬 し、父 を粗略 に扱 う母 を窘 めた。父 を手 に掛 けて殺 した鬼 母 ・みつに憎悪 を抱 く。曽 祖父 ・経久 のように器量 と力 がなく元就 に降参 し恥 をさらした上 に仏門 に入 り出家 して死 を免 れた。萩 の方 (はぎのかた)演 :高畑 淳子 経久 の正室 。国久 ・(塩冶 )興 久 の母 。吉川 経 基 の娘 、吉川 国 経 の妹 、美 伊 の方 の叔母 。将棋 で経久 を負 かすなど賢 い人物 であったが夫 ・経久 の死後 、尼 となり、月山 富田 城 から遺品 を一掃 し祖父 の面影 を排除 しようとする晴久 を見 て城 を去 って実家 の吉川 家 に戻 り身 を寄 せた。- みつ
演 :岩崎 ひろみ晴 久 の正室 、国久 の娘 。極度 のファザコンで父 ・国久 を誇 りに思 っており、何 かと国久 の側 に立 って晴久 を見下 し非難 した。そのため、夫 ・晴 久 との夫婦 仲 は信頼 関係 は築 けず元々 かなり悪 く愛情 はなく冷 え切 っており、家庭 内 別居 中 である。夫 ・晴 久 に父 を誅殺 された際 は、恨 みを抱 く。その後 、恨 みを捨 てたふりをして晴久 を欺 いて毒殺 に及 んだ夫 殺 しの一 件 で、父 を敬 っていた息子 ・義久 との関係 に溝 が生 じた。復讐 を果 たした後 は尼子 と毛利 の最後 の戦 を冷 めた目線 で見 続 けた。元就 の策略 により、義久 が河 副 久信 を裏切 り者 として殺 した際 は「晴久 と同 じ事 をしたのだ」と義久 を嘲笑 った。史実 では父 に先立 って他界 している。尼子 国久 (あまご くにひさ)演 :清水 綋治新宮 党 当主 。経久 の次男 で晴 久 の岳父 。みつの父 。尼子 軍 の精鋭 部隊 を統括 して武力 面 で経久 、晴久 を支 えたが、中央 集権 を目指 す晴久 には未 支配 の領地 を褒美 に取 らされるなどといった冷遇 を受 ける。元就 に二 人 の悪化 した関係 を察知 され、謀略 によって謀反 の嫌疑 を掛 けられ晴久 に誅殺 されてしまう。塩冶 興 久 (えんや おきひさ)演 :鈴木 九 太郎 経久 の三男 。父 に反抗 するが追 い詰 められて自害 。
尼子 家臣
亀井 秀 綱 (かめい ひでつな)演 :河原 さぶ経久 の武断 派 側近 。経久 を軽 んじる晴久 をたびたび諌 めるがき入 れられず、引退 を余儀 なくされる。宇山 久 兼 (うやま ひさかね)演 :磯部 勉 経久 の軍師 的 側近 。経久 の命 により吉田 郡 山城 の戦 いに同行 し再三 力 攻 めを進言 するがき入 れられず敗北 し退却 戦 で戦死 。ドラマでは尼子 久幸 の役割 を宇山 が代行 し、史実 の宇山 は義久 の手 で討 たれている。河 副 久信 (かわぞえ ひさのぶ)演 :上杉 祥三 晴 久 、義久 の側近 。謀略 に長 け、隆 元 の暗殺 に成功 。しかし隆 元 の死 によって元就 に疑 われた赤川 元保 を引 き抜 く策 は失敗 する。逆 に元就 の策略 により義久 に誅殺 される。実際 に討 たれたのは上記 の宇山 であり、久幸 の役割 を宇山 が、宇山 の役割 を河 副 が踏襲 した。立原 幸隆 (たちはら ゆきたか)演 :門田 俊 晴 久 の側近 。山中 鹿 介 (やまなか しかのすけ)演 :山田 純大 功 を焦 った輝元 率 いる石見 の国人 衆 と対決 し、品川 大膳 を打 ち取 るなど、あと一 歩 というところまで追 い詰 めるも果 たせなかった。その時 には満月 に向 かって「願 わくは、我 に七難 八苦 を与 えたまえ」と叫 んだ。本城 常光 (ほんじょう つねみつ)演 :武 岡 淳一 尼子 家 家臣 中井 綱 家 (なかい つないえ)演 :柏 進 尼子 家 家臣 与十郎 (よじゅうろう)演 :中大 健 尼子 家 家臣
安芸 国人
吉川 家
吉川 国 経 (きっかわ くにつね)演 :草薙 幸二郎 吉川 氏 当主 。美 伊 の方 と元 経 の父 、興 経 の祖父 。鬼 吉川 の異名 を取 る古強者 で、元就 の熱意 に負 け有田 城 攻 めの協力 を承諾 した。吉川 元 経 (きっかわ もとつね)演 :ダンカン国 経 の子 、美 伊 の方 の兄 。城 攻 めの時 にあえなく戦死 してしまう。吉川 興 経 (きっかわ おきつね)- (
千 法師 →吉川 興 経 ) 演 :京本 政樹 (幼少 時代 :三 觜要介 )元 経 の子 、国 経 の孫 。元 春 の養父 。幼名 は千 法師 (せんぼうし)- 「
人生 は双六 である」という信条 を抱 いている。生 い立 ちは複雑 で5歳 で父 ・元 経 と6歳 で母 ・松 を失 っている。月山 富田 城 で元就 を窮地 に追 い詰 めるなどしたが、度重 なる寝返 り行為 などで内外 の信用 を失 い、元就 に吉川 家 を乗 っ取 られ元 保 の手 で討 たれた。生母 は元就 の異母 妹 ・松 の方 で、元就 と美 伊 の方 双方 の甥 でもある。尚 、番組 内 では主題 曲 が流 れる前 のおさらいでは1508年 生 まれと紹介 されていたが、ドラマ内 では1518年 に誕生 したと紹介 されており矛盾 している。 千 法師 (せんぼうし)演 :平野 一真 興 経 の子 。父 と運命 を共 にする。吉川 経世 (きっかわ つねよ)演 :大森 博 国 経 の子 で美 伊 、元 経 の弟 。藤野 曰 く小心者 。新参 者 の右 衛門 尉 を重用 する興 経 に不満 を抱 き、元春 の家督 相続 に力 を尽 くす。大塩 右 衛門 尉 (おおしお うえもんのじょう)演 :エド山口 吉川 氏 家臣 。興 経 の信頼 は厚 かったが経世 らと対立 する。最期 は不正 を暴 かれ経世 に殺 された。森脇 祐 有 (もりわき すけあり)演 :陰 山 泰 吉川 氏 家臣 。経世 と行動 を共 にする。
小早川 家
小早川 繁 平 (こばやかわ しげひら)演 :高橋 譲 沼田 小早川 本家 当主 で阿古 の方 の兄 。病弱 で盲目 。元就 の三男 ・隆景 に小早川 家 を継 がせた。その後 出家 し景勝 とともに旅 に出 る。椋梨 景勝 (むくなし かげかつ)演 :舟木 一夫 沼田 小早川 氏 家臣 。妙 は弟 の妻 で義理 の妹 。当主 ・繁 平 に絶対 の忠誠 を誓 う。小早川 家 の行 く末 を案 じて隆景 を擁立 、抵抗 する全 慶 らを討 った。田坂 全 慶 (たさか ぜんけい)/土倉 秋 平 (はくら あきひら)演 :石山 雄大 (田坂 )/米山 望 文 (土倉 )沼田 小早川 氏 家臣 。隆景 擁立 に反対 するが景勝 に討 たれた。乃美 隆 興 (のみ たかおき)演 :畑山 東一郎 小早川 氏 家臣 。乃美 家 は元就 の側室 ・さよの実家 でもある。有田 加賀 守 (ありた かがのかみ) /南 菅 兵衛 尉 (みなみ かんべえのじょう)演 :丹治 大 吾 (有田 ) /南雲 勇助 (南 )小早川 氏 家臣 。
その他 の国人
宍戸 元 源 (ししど もとよし)演 :石田 太郎 隆 家 の祖父 、宍戸 氏 当主 。長年 に亘 り毛利 家 と争 ったが元就 の将器 に触 れ、隆 家 と可愛 の婚姻 を承諾 する。熊谷 元 直 (くまがい もとなお)演 :石田 登 星 熊谷 氏 当主 、熊谷 信 直 の父 。元 繁 の先鋒 として猪突 し元就 に討 たれる。己斐 宗瑞 (こい そうずい)演 :村田 巧 安芸 国人 香川 行 景 (かがわ ゆきかげ)演 :俵 一 元 直 を失 って逆上 する元 繁 を制 するがき入 れられなかった。蔵 田房 信 (くらた ふさのぶ)演 :大鷹 明良 大内 派 ・蔵田 氏 当主 、鏡 山城 守将 。直信 の裏切 りにより自害 を余儀 なくされた。蔵田 直信 (くらた なおのぶ)演 :沼田 爆 房 信 の叔父 。強欲 で元就 の調 略 により房 信 を裏切 り尼子 につくが、土壇場 での変節 に印象 を悪 くした経久 に斬 り捨 てられる。そのために元就 は面目 を失 ったばかりか、「大内 に内通 していた」と経久 に詰問 され、さらに「斬 って捨 てるにも値 せぬ。直信 以下 じゃ」と辱 められた。湯浅 信行 (ゆあさ のぶゆき)演 :三上 直也 蔵田 直信 の家臣 。元就 の依頼 で直信 への取 り次 ぎを務 める。高橋 元 光 (たかはし もとみつ)演 :堀 勝之 祐 高橋 氏 当主 、雪 の方 の父 。備後 国 で三吉 氏 に討 たれる。高橋 元 光 の名 で登場 しているが、史実 では元 光 の実父 ・久光 の事跡 となっている。高橋 興 光 (たかはし おきみつ)演 :鷲 生 功 高橋 氏 当主 。久光 の孫 で雪 の方 の甥 。盛光 を誅殺 し当主 の座 を奪取 したが、元就 の城 攻 めで戦死 。高橋 盛光 (たかはし もりみつ)演 :諏訪部 仁 元 光 の従兄弟 。久光 の孫 で雪 の方 の甥 。高橋 家 の家督 争 いで興 光 に敗北 。天野 興 次 (あまの おきつぐ)演 :岡本 信人 安芸 国人 。天野 興 定 (あまの おきさだ)演 :山本 密 興 次 の子 。生 城山 天野 氏 9代 当主 。他 の安芸 国人 とともに吉田 郡 山城 の戦 いで元就 を援護 する。武田 元 繁 (たけだ もとしげ)演 :宍戸 開 旧 守護 家 、安芸 武田 氏 当主 。有田 中井 手 の戦 いで戦力 的 優位 を覆 された挙句 、元就 に辱 められ猪突 。元就 に討 ち取 られる。福島 信之 (ふくしま のぶゆき)演 :小林 勝也 元 繁 の家臣 大島 左近 允 (おおしま さこんのじょう)演 :渡辺 哲 元 繁 の家臣 品田 上野 介 (しなだ こうずけのすけ)演 :螢雪 次 朗 元 繁 の家臣 和智 誠 春 (わち まさはる)演 :せんだ光雄 備後 国人 ・和智 氏 当主 。隆 元 を饗応 するがその席 で隆 元 の暗殺 が起 こる。
村上 水軍
野田 次郎 (のだ じろう)演 :的場 浩司 (幼少 時代 :山崎 裕 太 )元 毛利 家臣 で元就 の幼 なじみ。かつて次郎 の父 は、元就 の父 である弘 元 に仕 えていたが、幼 い元就 の軽率 な行動 により野田 家 が取 り潰 しとなった経緯 から元就 に反感 を抱 く。村上 水軍 の将 となり加 芽 に対 して元就 のことを「偉 いように見 えて悪 い奴 」と言 っていたが、その実力 は認 めていた。次郎 が死 を遂 げた際 、元就 は大変 悲 しんだ。加 芽 (かめ)演 :葉月 里緒菜 村上 虎吉 の娘 。加 芽 の美 しさに惹 かれた元就 との婚姻 が浮上 したが頓挫 。厳島 の戦 い直前 に戦死 。村上 虎吉 (むらかみ とらよし)演 :藤原 喜明 村上 水軍 の統 領 。
その他
スタッフ
脚本 :内舘 牧子 原作 :永井 路子 (『山 霧 毛利 元就 の妻 』『元就 、そして女 たち』より)音楽 :渡辺 俊幸 - テーマ
音楽 演奏 :NHK交響 楽団 指揮 :外山 雄三 演奏 :コンセール・レニエ題字 :毛利 元就 (自筆 書状 より)語 り:平野 啓子 (本編 にも出演 )、濱中 博久 アナウンサー(元就 紀行 )時代 考証 :岸田 裕之 、米 原 正義 風俗 考証 :二木 謙一 建築 考証 :平井 聖 衣装 考証 :小泉 清子 所作 指導 :猿 若 清三郎 殺陣 武術 指導 :林 邦 史朗 (本編 にも出演 )馬術 指導 :日馬 伸 茶道 指導 :鈴木 宗 卓 華道 指導 :杉本 康子 囃子 指導 :藤 舎 名 生 笛 指導 :鯉沼 廣行 邦楽 指導 :本條 秀太郎 撮影 協力 :厳島 神社 、広島 県 宮島 町 (現 廿日市 市 )、尾道 市 因島 町 、本郷 町 (現 三原 市 )、岩手 県 江刺 市 (現 ・奥州 市 )、制作 統括 :木田 幸紀 制作 :内藤 愼 介 美術 :増田 哲 、岸 聡 光 技術 :小林 稔 、雨海 祥夫 、渡辺 秀男 音響 効果 :西 ノ宮 金之助 、太田 岳 二 、稲葉 護 編集 :野田 茂子 撮影 :中村 和夫 、井上 修 、三浦 国男 、川 邨亮、中村 和夫 、菱木 幸司 、永井 肇 照明 :渡辺 恒一 、新藤 利夫 音声 :松本 恒雄 、太田 進 溌、浜川 健治 、藤 善雄 、田中 満 、上村 悦也 映像 技術 :釣 木沢 淳 、阿部 徳太郎 、吉田 賢治 、平片 賢一 美術 進行 :金田 有司 、大野 輝雄 、田中 裕 、高橋 秀樹 演出 :松岡 孝治 、小林 武 [要 曖昧 さ回避 ]、吉川 邦夫 、佐野 元彦 、越智 篤志 、渡邊 良雄 、今井 洋一 、礒 智明 、山本 敏彦
放送
通常 放送 時間
- NHK
総合 テレビジョン:毎週 日曜 20時 00分 - 20時 45分 - NHK
衛星 第 2テレビジョン:毎週 日曜 22時 30分 -23時 15分 [5] - (
再 放送 )NHK総合 テレビジョン:毎週 土曜 13時 05分 -13時 50分 [5]
放送 日程
第 1回 は40分 繰 り上 げかつ30分 延長 。第 27回 は20時 05分 から東京 都議 選 開票 速報 を放送 するため40分 繰 り上 げ。第 41回 は20時 42分 からNHKニュースを放送 するため3分 短縮 。
サブタイトル | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
25.3% | |||||
1 |
28.5% | |||||
1 |
28.3% | |||||
1 |
28.2% | |||||
2 |
27.6% | |||||
2 |
26.8% | |||||
2 |
われ |
26.6% | ||||
2 |
26.3% | |||||
3月2 |
さらば |
27.6% | ||||
3月9 |
28.3% | |||||
3月16 |
26.5% | |||||
3月23 |
23.8% | |||||
3月30 |
24.8% | |||||
4 |
22.6% | |||||
4 |
23.4% | |||||
4 |
24.3% | |||||
4 |
24.3% | |||||
5月4 |
19.0% | |||||
5月11 |
23.4% | |||||
5月18 |
25.1% | |||||
5月25 |
22.5% | |||||
6月1 |
24.0% | |||||
6月8 |
22.9% | |||||
6月15 |
22.0% | |||||
6月22 |
22.9% | |||||
6月29 |
22.6% | |||||
7 |
16.8% | |||||
7 |
21.6% | |||||
7 |
20.7% | |||||
7 |
さようなら、 |
20.6% | ||||
8 |
20.6% | |||||
8 |
19.7% | |||||
8 |
22.1% | |||||
8 |
20.3% | |||||
8 |
24.1% | |||||
9月7 |
22.0% | |||||
9月14 |
こぼれ |
24.1% | ||||
9月21 |
21.7% | |||||
9月28 |
20.0% | |||||
10月5 |
21.6% | |||||
10月12 |
23.9% | |||||
10月19 |
21.9% | |||||
10月26 |
19.8% | |||||
11月2 |
22.1% | |||||
11月9 |
20.8% | |||||
11月16 |
23.4% | |||||
11月23 |
21.9% | |||||
11月30 |
23.0% | |||||
12月7 |
24.9% | |||||
12月14 |
よく |
25.1% | ||||
総集編
12月28 |
20:00-20:59 | ||
21:15-22:14 | |||
12月29 |
20:00-20:59 | ||
よく |
21:15-22:14 |
ソフトウェア
2010
脚注
- ^
特集 その時 、舞台裏 では…CGデジタル技術 の歩 みを振 り返 る NHKアーカイブス - ^ a b ビデオリサーチ NHK
大河 ドラマ過去 の視聴 率 データ - ^ “V6・
森田 剛 という男 蜷川 幸雄 さんに「天才 」と言 われた演技 力 ”. Sponichi Annex. (2021年 3月 13日 ) 2021年 10月 9日 閲覧 。 - ^
当初 、萬屋 錦之介 (本来 なら本 作 が遺作 となる筈 であった)が演 じる予定 であったが病気 のため降板 、緒形 が代役 を務 めた。錦之介 は同年 死去 。経久 の曾孫 の義久 は錦之介 の甥 である中村 獅童 が演 じている。 - ^ a b
一部 放送 日時 の変更 あり
外部 リンク
公式 ホームページ - ウェイバックマシン(1997年 2月 5日 アーカイブ分 )大河 ドラマ毛利 元就 - NHK放送 史
NHK |
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