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海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約 - Wikipedia
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海上かいじょうにおける衝突しょうとつの予防よぼうのための国際こくさい規則きそくに関かんする条約じょうやく

海上かいじょうにおける衝突しょうとつの予防よぼうのための国際こくさい規則きそくに関かんする条約じょうやく（かいじょうにおけるしょうとつのよぼうのためのこくさいきそくにかんするじょうやく）とは、海上かいじょうにおける船舶せんぱく衝突しょうとつの防止ぼうしのための船舶せんぱく運用うんようの規則きそくを定さだめた多国たこく間あいだ条約じょうやくの名称めいしょうである。英語えいごでの名称めいしょうはConvention On the InternationaL REGulations for Preventing Collisions at SeaであるためCOLREG条約じょうやくとも呼よばれる。

沿革えんかく

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19世紀せいき末まつ蒸気じょうき船せんが海上かいじょう交通こうつうの主力しゅりょくとなり国際こくさい海上かいじょう輸送ゆそうが飛躍ひやく的てきに拡大かくだいするに従したがい、船籍せんせきの異ことなる船舶せんぱくが絡からむ海上かいじょう衝突しょうとつ事故じこもたびたび発生はっせいするようになる。それまで各国かっこくでまちまちに定さだめられていた船舶せんぱく衝突しょうとつ防止ぼうしのための規則きそくを多国たこく間あいだで統一とういつして定さだめようとする機運きうんが高たかまった。このような背景はいけいがあり、1889年ねん（明治めいじ22年ねん）10月がつにワシントンで開催かいさいされた国際こくさい海事かいじ会議かいぎにおいて、はじめて近代きんだい的てきな国際こくさい海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう規則きそくが制定せいていされた。

続つづいて1948年ねん6月がつに、「1948年ねんの海上かいじょうにおける人命じんめいの安全あんぜんのための国際こくさい会議かいぎ」が開催かいさいされ、国際こくさい海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう規則きそくの改正かいせいが提起ていきされた。この会議かいぎにおいて、新あらたに1948年ねんの国際こくさい海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう規則きそくが制定せいていされた。

その後ご、舶用はくようレーダー等ひとしの航海こうかい機器ききが発達はったつし広ひろく普及ふきゅうするという航海こうかい技術ぎじゅつ上じょうの大おおきな変化へんかに対応たいおうするため、1948年ねんの国際こくさい海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう規則きそくは1960年ねん5月がつに再度さいど改正かいせいされ、1960年ねんの国際こくさい海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう規則きそくが制定せいていされた。

さらに1972年ねん10月がつロンドンの政府せいふ間あいだ海事かいじ協議きょうぎ機関きかんIMCO（国際こくさい海事かいじ機関きかんIMOの前身ぜんしん）主催しゅさいによる国際こくさい会議かいぎが開催かいさいされた。船舶せんぱくの巨大きょだい化かと高速こうそく化かの進展しんてん、従来じゅうらいのどの船舶せんぱくにも当あてはまらないエアクッション船せんや水中翼船すいちゅうよくせんなど特殊とくしゅな船型せんけいの船舶せんぱくの出現しゅつげん、非常ひじょうに過密かみつな輻輳ふくそう海域かいいきの生起せいき、航海こうかい用よう機器ききや通信つうしん装置そうちの発達はったつなどを反映はんえいさせるために、この会議かいぎにおいて1960年ねんの国際こくさい海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう規則きそくは改正かいせいされた。これにより新あらたに1972年ねんの国際こくさい海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう規則きそく（1972年ねんCOLREG条約じょうやく）が制定せいていされる。現在げんざいまでに、1972年ねんCOLREG条約じょうやくは7次じの部分ぶぶん改正かいせいが行おこなわれ、そのうち第だい6次じ改正かいせいまでが発効はっこうしている。

千せん九きゅう百ひゃく七なな十じゅう二に年ねんの海上かいじょうにおける衝突しょうとつの予防よぼうのための国際こくさい規則きそくに関かんする条約じょうやく

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千せん九きゅう百ひゃく七なな十じゅう二に年ねんの海上かいじょうにおける衝突しょうとつの予防よぼうのための国際こくさい規則きそくに関かんする条約じょうやく
通称つうしょう・略称りゃくしょう 1972年ねんCOLREG条約じょうやく
署名しょめい 1972年ねん10月がつ20日はつか
署名しょめい場所ばしょ ロンドン
発効はっこう 1977年ねん7月がつ15日にち
主おもな内容ないよう 海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼうのための規則きそく
  千せん九きゅう百ひゃく七なな十じゅう二に年ねんの海上かいじょうにおける衝突しょうとつの予防よぼうのための国際こくさい規則きそくに関かんする条約じょうやく - Wikisource
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この節ふしでは、現在げんざい発効はっこうしている1972年ねんCOLREG条約じょうやくの構成こうせいを説明せつめいする。 条約じょうやくは、条約じょうやく本文ほんぶん全ぜん9条じょう、規則きそく5部ぶ構成こうせい全ぜん38条じょう、付属ふぞく書しょ全ぜん4通つうから成なる。

構成こうせい

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  • 条約じょうやく本文ほんぶん
  • 規則きそく
    • A部ぶ（総則そうそく、第だい1条じょう～第だい3条じょう）適用てきよう、責任せきにん、一般いっぱん的てき義務ぎむを規定きてい
    • B部ぶ（操船そうせん規則きそく及および航行こうこう規則きそく、第だい4条じょう～第だい19条じょう）さまざまな視界しかいの状態じょうたいにおける船舶せんぱくの航法こうほうを規定きてい
    • C部ぶ（灯火ともしび及および形象けいしょう物ぶつ、第だい20条じょう～第だい31条じょう）灯火ともしび及および形象けいしょう物ぶつの技術ぎじゅつ的てき要件ようけん及および設置せっち要件ようけんを規定きてい
    • D部ぶ（音響おんきょう信号しんごう及および発光はっこう信号しんごう、第だい32条じょう～第だい37条じょう）音響おんきょう信号しんごう及および発光はっこう信号しんごうの技術ぎじゅつ的てき要件ようけん、設置せっち要件ようけん及および使用しよう要件ようけんを規定きてい
    • E部ぶ（免除めんじょ、第だい38条じょう）条約じょうやく発効はっこう前まえに建造けんぞうを開始かいしした船舶せんぱくが適用てきよう免除めんじょされる規定きてい部分ぶぶんの指定してい
  • 付属ふぞく書しょ
    • 付属ふぞく書しょI（灯火ともしび及および形象けいしょう物ぶつの位置いち及および技術ぎじゅつ基準きじゅん）
    • 付属ふぞく書しょII（著いちじるしく接近せっきんして漁撈ぎょろうに従事じゅうじしている船舶せんぱくの追加ついかの信号しんごう）
    • 付属ふぞく書しょIII（音響おんきょう信号しんごう装置そうちの技術ぎじゅつ基準きじゅん）
    • 付属ふぞく書しょIV（遭難そうなん信号しんごう）

1972年ねんCOLREG条約じょうやくの部分ぶぶん改正かいせい

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改正かいせい年次ねんじ 日本にっぽんの発効はっこう日び 改正かいせい部分ぶぶん 改正かいせい概要がいよう
1981年ねん改正かいせい
（IMO第だい12回かい総会そうかい） 		1983年ねん6月がつ1日にち
（外務省がいむしょう告示こくじ第だい162号ごう） 		修正しゅうせい箇所かしょ56か所しょに及およぶ 最もっとも重要じゅうような改正かいせい部分ぶぶんとして規則きそく第だい10条じょうが挙あげられる。そこで規定きていされている分離ぶんり通行つうこう方式ほうしきにおける航法こうほう規則きそくの但ただし書がきを加くわえた。その他たの改正かいせい部分ぶぶんは膨大ぼうだいなため説明せつめいは省略しょうりゃくする。
1987年ねん改正かいせい
（IMO第だい15回かい総会そうかい） 		1989年ねん11月19日にち
（外務省がいむしょう告示こくじ第だい580号ごう） 		規則きそく第だい1条じょう(e) 特殊とくしゅな構造こうぞう又または目的もくてきを有ゆうする船舶せんぱくの灯火ともしび、形象けいしょう物もの数のかず、位置いち、視認しにん距離きょり又または視認しにん圏けんについて、一いち国こくの政府せいふが特別とくべつの規則きそくを設もうけ認みとめた場合ばあい、本ほん規則きそくが適用てきよう除外じょがいされる規定きていの経過けいか措置そちの終了しゅうりょう。
規則きそく第だい3条じょう(h) 喫水きっすい制限せいげん船せんの定義ていぎについての規定きていの経過けいか措置そちの終了しゅうりょう。
規則きそく第だい8条じょう(f) 衝突しょうとつを避さけるための動作どうさについて安全あんぜんな距離きょりによる通過つうか等とうの規定きていの項こうを追加ついか。
規則きそく第だい10条じょう(a) 分離ぶんり通どおり行方ゆくえ式しきの適用てきようについての経過けいか措置そちの終了しゅうりょう。
規則きそく第だい10条じょう(c) 通行つうこう路ろの横断おうだんについて規定きていの経過けいか措置そちの終了しゅうりょう。
付属ふぞく書しょI第だい2節せつ(d) 長ながさ12メートル未満みまんの動力どうりょく船せんの灯火ともしびの垂直すいちょく位置いち及および間隔かんかくについて対象たいしょうとする灯火ともしびに全ぜん周しゅう灯とうを加くわえた。
付属ふぞく書しょI第だい2節せつ(i)(ii) 長ながさ20メートル未満みまんの動力どうりょく船せんの灯火ともしびの垂直すいちょく位置いち及および間隔かんかくについての経過けいか措置そちの終了しゅうりょう。
付属ふぞく書しょI第だい10節せつ(a)、(b) 帆船はんせんの灯火ともしびについて規定きていする第だい10節せつ中ちゅうの「帆船はんせん」を「航行こうこう中ちゅうの帆船はんせん」に改あらためた。
付属ふぞく書しょIV第だい1節せつ(o) (n)の次つぎに(o)を加くわえ遭難そうなん信号しんごうに、「無線むせん通信つうしんシステムによる信号しんごうであって、承認しょうにんされたもの」を追加ついか。
1989年ねん改正かいせい
（IMO第だい16回かい総会そうかい） 		1991年ねん4月がつ19日にち
（外務省がいむしょう告示こくじ第だい472号ごう） 		規則きそく第だい10条じょう(d) (d)の下したに(i),(ii)を設もうけた。旧きゅう(d)は(i)に移動いどうし、沿岸えんがん通行つうこう帯たいの使用しよう制限せいげんについて、20メートル未満みまんの動力どうりょく船せん、帆船はんせん、漁ぎょろう従事じゅうじ船せんの適用てきよう除外じょがいの但ただし書がきを加くわえて改あらためた。(ii)には、緊急きんきゅうの場合ばあいの沿岸えんがん通行つうこう帯たいの使用しようについて規定きていした。
1993年ねん改正かいせい
（IMO第だい18回かい総会そうかい） 		1995年ねん11月4日にち
（外務省がいむしょう告示こくじ第だい671号ごう） 		規則きそく第だい26条じょう(b),(c) 形象けいしょう物ぶつを代用だいようする籠かごの使用しようを廃止はいし
規則きそく第だい26条じょう(d) 漁ぎょろう従事じゅうじ船せん同士どうしが著いちじるしく近接きんせつして作業さぎょうしている場合ばあいの信号しんごうの標示ひょうじについての追加ついかの措置そちを附属ふぞく書しょIIに定さだめる旨むねを規定きていした。
付属ふぞく書しょI第だい3節せつ(d) (c)の次つぎに(d)を加くわえた。(d)には動力どうりょく船せんのマスト灯とうの設置せっち位置いちについて新あらたに規定きていした。
付属ふぞく書しょI第だい9節せつ(b) (b)の下したに(i),(ii)を設もうけた。旧きゅう(b)は、(i)に移動いどうした。新あらたに加くわえられた(ii)には、全ぜん周しゅう灯とうを2個こ設置せっちした場合ばあいの設置せっち方法ほうほうについて規定きていした。
付属ふぞく書しょI第だい13節せつ 旧きゅう第だい13節せつを第だい14節せつに移動いどうし、新あらたに第だい13節せつ「高速こうそく船せん」を挿入そうにゅうした。
付属ふぞく書しょII第だい2節せつ(a),(b),(c) 他たの漁ぎょろう従事じゅうじ船せんと著いちじるしく接近せっきんして作業さぎょうする時ときのトロール従事じゅうじ船せんの灯火ともしびの標示ひょうじについて、(a),(b)に20メートル以上いじょうの長ながさの船舶せんぱくの義務ぎむ事項じこうを規定きていした。(c)に20メートル未満みまんの船舶せんぱくはこれまで通とおり任意にんいとすることを規定きていした。
付属ふぞく書しょIV第だい1節せつ（o） 文章ぶんしょう中ちゅうの「無線むせん通信つうしんシステム」の後のちに「（救命きゅうめい用ようの端艇たんてい及およびいかだ用ようのレーダー・トランスポンダーを含ふくむ。）」を加くわえた。
2001年ねん改正かいせい
（IMO第だい22回かい総会そうかい） 		2003年ねん11月29日にち
（外務省がいむしょう告示こくじ第だい549号ごう） 		規則きそく第だい3条じょう(a) 規則きそく条文じょうぶん中ちゅうの船ふね舟ふね類るいの後のちのカッコ書がきに「表面ひょうめん効果こうか翼つばさ船せん」を加くわえ規則きそくの対象たいしょうとした。
規則きそく第だい3条じょう(m) (l)の次つぎに(m)を加くわえ、(m)に「表面ひょうめん効果こうか翼つばさ船せん」の定義ていぎを規定きていした。
規則きそく第だい8条じょう(a) 条文じょうぶんを、衝突しょうとつ回避かいひ動作どうさは規則きそくB部ぶの規則きそくに従したがってとらなければならない旨むねの文章ぶんしょうに修正しゅうせい。
規則きそく第だい18条じょう(f) (e)の次つぎに(f)を加くわえ、(f)に「表面ひょうめん効果こうか翼つばさ船せん」が守まもらなければならない航法こうほう規定きていを定さだめた。
規則きそく第だい23条じょう(c) 旧きゅう(c)を(d)とし新あらたな(c)を挿入そうにゅうし、新しん(c)に「表面ひょうめん効果こうか翼つばさ船せん」が設置せっちしなければならない灯火ともしびに関かんする規定きていを定さだめた。「紅色こうしょく閃光せんこう灯とう」を表示ひょうじすることと定さだめた。
規則きそく第だい31条じょう 条文じょうぶんの灯火ともしび又または形象けいしょう物ぶつの設置せっち位置いちに関かんする例外れいがいを認みとめる対象たいしょうに「水上すいじょう航空機こうくうき」の他ほかに「表面ひょうめん効果こうか翼つばさ船せん」を加くわえた。
規則きそく第だい33条じょう(a) 長ながさ20メートル未満みまんの船舶せんぱくの号ごう鐘かねの装備そうびを不ふ必要ひつようとし設置せっち要件ようけんを緩和かんわした。
規則きそく第だい35条じょう(I) 長ながさ20メートル未満みまんの船舶せんぱくの号ごう鐘がねの使用しようを不ふ必要ひつようとし使用しよう要件ようけんを緩和かんわした。
付属ふぞく書しょI第だい13節せつ(a),(b) 高速こうそく船せんに取とり付つけるマスト灯とうの取とり付つけ位置いちについて文章ぶんしょうを修正しゅうせい。
付属ふぞく書しょIII第だい1節せつ(a),(c) 汽笛きてきの周波数しゅうはすう、可聴かちょう範囲はんいの規定きていに、長ながさ20メートル未満みまんの船舶せんぱくの汽笛きてきの可聴かちょう範囲はんいの高音こうおん側がわを広ひろげ緩和かんわした。長ながさ20メートル未満みまんの船舶せんぱくの汽笛きてきの可聴かちょう範囲はんいを3区分くぶんし中央ちゅうおう部ぶと高音こうおん部ぶの音圧おんあつレベルの規準きじゅんを緩和かんわした。
付属ふぞく書しょIII第だい2節せつ(b) 号ごう鐘がねの規定きてい中ちゅうの長ながさ12メートル以上いじょう20メートル未満みまんの記述きじゅつを削除さくじょ。規約きやく第だい33条じょうの号ごう鐘がねの設置せっち要件ようけんの緩和かんわ措置そちを反映はんえい。
2007年ねん改正かいせい
（IMO第だい25回かい総会そうかい） 		2009年ねん12月1日にち
（外務省がいむしょう告示こくじ第だい555号ごう） 		付属ふぞく書しょIV第だい1節せつ(d) 文章ぶんしょう中ちゅうの「無線むせん電信でんしんその他たの信号しんごう方法ほうほうによる」を「あらゆる信号しんごう方法ほうほうによる」に改あらためる。
付属ふぞく書しょIV第だい1節せつ(l),(m) (l),(m)のそれぞれを改あらためた。(l)の「無線むせん電信でんしんによる警急信号しんごう」を改あらため、デジタル選択せんたく呼出よびだし（DSC）を用もちいて送信そうしんされる遭難そうなん信号しんごうを規定きていした。(m)の「無線むせん電話でんわによる警急信号しんごう」を改あらため、移動いどう体たい衛星えいせい通信つうしんサービスを用もちいて送信そうしんされる遭難そうなん信号しんごうを規定きていした。
付属ふぞく書しょIV第だい3節せつ 文章ぶんしょう中ちゅうの「船舶せんぱく捜索そうさく救助きゅうじょ便覧びんらん」を「国際こくさい航空こうくう及および海上かいじょう捜索そうさく救助きゅうじょマニュアル第だいIII巻まき」に改あらためた。

適用てきよう水域すいいき

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規則きそく第だい1条じょうで規定きていされ、公海こうかい、排他はいた的てき経済けいざい水域すいいき、領海りょうかいのうち船舶せんぱくが航行こうこうできる水域すいいきにおいて適用てきようされ、内水うすい及および群島ぐんとう水域すいいきのうち領海りょうかいから連続れんぞくして船舶せんぱくが航行こうこうできる水域すいいきにおいても適用てきようされる。条約じょうやく本文ほんぶん第だい1条じょうにより条約じょうやく締約ていやく国こくは本ほん規定きていを実施じっしする義務ぎむが発生はっせいする。ただし一いち国こくの領水りょうすい内うち（領海りょうかい、内水うすい及および群島ぐんとう水域すいいきが含ふくまれる）においては、その国くにの国内こくない法ほう（例たとえば、日本にっぽんにおける海上かいじょう交通こうつう三さん法ほう）の規則きそくが優先ゆうせんされる。国内こくない法ほうの間あいだでは一般いっぱん法ほう（例たとえば海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう法ほう）よりも、特定とくていの水域すいいきに適用てきようされる特別とくべつ法ほう（例たとえば港みなと則そく法ほうや海上かいじょう交通こうつう安全あんぜん法ほう）の規則きそくが優先ゆうせんされる。

適用てきよう船舶せんぱく

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規則きそく第だい1条じょうで規定きていされる。適用てきよう対象たいしょうとなるのは適用てきよう水域すいいきの水上すいじょうにある船舶せんぱくである。船舶せんぱくの定義ていぎについては規則きそく第だい3条じょうに規定きていされており、水上すいじょう輸送ゆそうの能力のうりょくのある船ふね舟ふね類るい（エアクッション船せん、水中翼船すいちゅうよくせん、表面ひょうめん効果こうか翼つばさ船せんも含ふくまれる）に適用てきようされ、離水りすい後ご着水ちゃくすい前まえの空中くうちゅう飛行ひこう状態じょうたいを除のぞいた水上すいじょうの水上みずかみ航空機こうくうき（フロート付つき航空機こうくうき、飛行ひこう艇ていなど）、水中すいちゅう潜水せんすい航行こうこう時じを除のぞいた水上すいじょう航行こうこう中ちゅうの潜水せんすい船せんも適用てきようされる。軍用ぐんよう、民みん用ようの別べつを問とわない。

関連かんれん項目こうもく

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出典しゅってん

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  • IMOが寄託きたく先さきとなっているその他たの関係かんけい条約じょうやく - 国土こくど交通省こうつうしょう
  • 海上保安庁かいじょうほあんちょう交通こうつう部ぶ安全あんぜん課か監修かんしゅう『海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう法ほう100問もん100答とう（ニ訂てい版ばん）』成山なりやま堂どう、2007年ねん。ISBN 978-4-425-29043-7。 
  • 福井ふくい淡あわ、岩瀬いわせ潔きよし、共著きょうちょ『図説ずせつ 海上かいじょう衝突しょうとつ予防よぼう法ほう（第だい18版はん）』海文堂かいぶんどう、2009年ねん。ISBN 978-4-303-37763-2。 

外部がいぶリンク

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この項目こうもくは、法ほう分野ぶんやに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:法学ほうがく/PJ:法学ほうがく）。

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