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真言坂 - Wikipedia

真言しんごんざか

大阪おおさか天王寺てんのうじにあるさか 天王寺てんのうじななざかいち

座標ざひょう: 北緯ほくい3439ふん59びょう 東経とうけい13530ふん46びょう / 北緯ほくい34.66626 東経とうけい135.51268 / 34.66626; 135.51268 (真言しんごんざか)

真言しんごんざか(しんごんざか)は大阪おおさか大阪おおさか天王寺てんのうじにあるさか

真言しんごんざかうえから撮影さつえい

天王寺てんのうじななざかばれるさかひとつで、一番いちばんきた位置いちし、かつ唯一ゆいいつ南北なんぼくとおる。北側きたがわあがぐち千日前せんにちまえどおりみなみ阪神はんしん高速こうそく高津たかつ入口いりくち付近ふきん)につうじ、あがぐち真言しんごんざか顕彰けんしょうがあり、正式せいしき名称めいしょう真言しんごんざかみなみきにさかのぼると生國しょうごくたましい神社じんじゃきた鳥居とりい石段いしだんまえいたる。

さか由来ゆらいは、このあたりに生國しょうごくたましい神社じんじゃ神宮寺じんぐうじだった法案ほうあんてらをはじめとした真言宗しんごんしゅう仏教ぶっきょう寺院じいんじゅうぼう(「生玉いくたまじゅうぼう」とばれた)あったことに由来ゆらいする。これらの寺院じいん明治めいじ時代じだい初頭しょとう神仏しんぶつ分離ぶんりにより撤去てっきょされ、現在げんざい周辺しゅうへんマンションラブホテルならんでいる。真言しんごんざかりょうわきもマンションである。

現在げんざいさか自動車じどうしゃとおれる石畳いしだたみとなっている。(みなみきの一方いっぽう通行つうこうである。)

かつて真言しんごんざか南側みなみがわには大仏だいぶつえるまつしげみがあった。『絵本えもと小夜さよ時雨しぐれ』・『奇観きかん』によれば、寛政かんせい10ねん(1798ねん)に方広寺ほうこうじ大仏だいぶつきょう大仏だいぶつ)は落雷らくらいのため焼失しょうしつしてしまったが、当該とうがいまつしげみが、往時おうじ大仏だいぶつ彷彿ほうふつとさせると、大仏だいぶつなつかしむ民衆みんしゅうあいだくちこみがひろがり、当地とうち訪問ほうもんしゃ連日れんじつにぎわったという[1]。なお『奇観きかん』には当該とうがいしげみを夜分やぶんれば大仏だいぶつえるので、夜分やぶんにぎわったとしている。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ 近藤こんどう瑞木みずきひゃくおに繚乱りょうらん 江戸えど怪談かいだん妖怪ようかい絵本えほん集成しゅうせい』2002ねん p.144-145