線条 体
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striatum | |
corpus striatum | |
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NeuroNames |
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NIF |
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MeSH | Corpus+Striatum |
グレイ |
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新 線条 体
神経 細胞
投射 神経 細胞
いくつかの
抑制 性 神経 細胞
- アセチルコリン
作動 性 抑制 性 細胞 (cholinergic interneuron)- アセチルコリン
作動 性 。形態 学的 には大型 無 棘 細胞 (large aspiny neuron)と呼 ばれ、電気 生理学 的 にはTAN(tonically active neuron)と呼 ばれているものがこれに相当 すると考 えられている。行動 選択 において重要 な状況 、もしくは報酬 に関 わる事象 が発生 した時 に、この神経 細胞 は一時 的 に発火 を停止 する。
- アセチルコリン
- GABA
作動 性 抑制 性 神経 細胞 (GABAergic interneuron)- パルブアルブミン
陽性 抑制 性 神経 細胞 (parvalbumin-positive interneuron)電気 生理学 的 には fast-spiking (FS)細胞 と呼 ばれる。カルシウム結合 蛋白質 の一種 であるパルブアルブミン陽性 である。また線条 体 の細胞 の中 で、最 もGABAの産 生 量 が多 い細胞 と考 えられている。
- ソマトスタチン
作動 性 抑制 性 神経 細胞 (somatostatinergic interneuron) - カルレチニン
陽性 抑制 性 神経 細胞 (calretinin-positive interneuron)電気 生理学 的 には low-thredhold spiking (LTS)細胞 と呼 ばれる。カルシウム結合 蛋白質 の一種 であるカルレチニン陽性 である。
- パルブアルブミン
入力
皮質 線条 体 入力 (corticostriatal input)はグルタミン酸 作動 性 であり、運動 に関 わる新 皮質 領野 などからの入力 が多 いとされるが、辺 縁 皮質 の他 、ほとんどすべての大脳皮質 領野 からの入力 が存在 しており、大脳 基底 核 が運動 だけに関 わっているわけではないという考 えの根拠 となっている。それぞれの皮質 領野 からの入力 は線条 体 の内部 で特定 の領域 に軸 索 を展開 するため、線条 体内 部 には領域 によってゆるやかな機能 分化 があるとされる。大脳 基底 核 における機能 的 平行 ループの概念 [3]もこれに基 づいている。主 に大脳皮質 の出力 層 である5層 の錐 体 細胞 が、皮質 線条 体 入力 を供給 している。視床 線条 体 入力 (thalamostriatal input)もグルタミン酸 作動 性 であるが、視床 核 の中 でも非 特殊 核 と呼 ばれる核 からの入力 が中心 を占 める。さらにその中 でもCM-PF複 合体 (centromedian parafascicular nuclear complex)からの入力 が主 である。黒 質 線条 体 入力 (nigrostriatal input)は黒 質 緻密 部 のA9細胞 集団 からのドーパミン作動 性 繊維 である。- そのほかに
淡 蒼 球 外 節 からのGABA作動 性 入力 [4][5]、視床 下 核 からの入力 [6]も存在 が報告 されている。
出力
直接 路 を構成 する中型 有 棘 ニューロン
大脳 基底 核 の出力 核 である、淡 蒼 球 内 節 や黒 質 網 様 部 へ投射 。- ドーパミンD1
受容 体 (Drd1)陽性 であり、中 脳 からのドーパミン入力 によって、興奮 性 が高 まる。 - P
物質 前駆 体 (Tac1)陽性 、ダイノルフィン前駆 体 (Pdyn)陽性 、アデノシンA1受容 体 陽性 である。 従来 は、途中 の淡 蒼 球 外 節 へは出力 しないと考 えられてきたが、近年 の単一 神経 細胞 の軸 索 追跡 研究 の結果 、淡 蒼 球 外 節 へも軸 索 側 枝 を出 すものが多 いという報告 [7]もある。
間接 路 を構成 する中型 有 棘 ニューロン
淡 蒼 球 外 節 へ投射 する(淡 蒼 球 内 節 や黒 質 へは投射 しない)。- ドーパミンD2
受容 体 (Drd2)陽性 であり、中 脳 からのドーパミン入力 によって、興奮 性 が低下 する。 - エンケファリン
前駆 体 (Penk1)陽性 、アデノシンA2A受容 体 陽性 である。
発生
ストリオソーム
腹 側 線条 体
画像
脚注
- ^
標準 生理学 第 6版 医学書院 - ^ Nisenbaum ES, Wilson CJ (1995). “Potassium currents responsible for inward and outward rectification in rat neostriatal spiny projection neurons.”. J Neurosci 15 (6): 4449-63. PMID 7790919.
- ^ Alexander GE, Crutcher MD, & DeLong MR (1990). “Basal ganglia-thalamocortical circuits: parallel substrates for motor, oculomotor, "prefrontal" and "limbic" functions.”. Prog Brain Res 85: 119-146. PMID 2094891.
- ^ Beckstead RM (1983). “A pallidostriatal projection in the cat and monkey.”. Brain Res Bull 11 (6): 629-632.. PMID 6661668.
- ^ Staines WA, Atmadja S, & Fibiger HC (1981). “Demonstration of a pallidostriatal pathway by retrograde transport of HRP-labeled lectin.”. Brain Res 206 (2): 446-450.. PMID 7214143.
- ^ Kita H & Kitai ST (1987). “Efferent projections of the subthalamic nucleus in the rat: light and electron microscopic analysis with the PHA-L method.”. J Comp Neurol 260 (3): 435-452.. PMID 2439552.
- ^ Lévesque M, Parent A. (2005). “The striatofugal fiber system in primates: a reevaluation of its organization based on single-axon tracing studies.”. Proc Natl Acad Sci U S A 102 (33): 11888-93. PMID 16087877.
- ^ van der Kooy D, Fishell G (1986). “Neuronal birthdate underlies the development of striatal compartments.”. Brain Res 401 (1): 155-61. doi:10.1016/0006-8993(87)91176-0. PMID 3028569.
- ^ Graybiel AM, Pickel VM, Joh TH, Reis DJ, Ragsdale CW Jr. (1981). “Direct demonstration of a correspondence between the dopamine islands and acetylcholinesterase patches in the developing striatum.”. Proc Natl Acad Sci U S A. 78 (9): 5871-5.. PMID 6117860.
- ^ Herkenham M, Pert CB. (1981). “Mosaic distribution of opiate receptors, parafascicular projections and acetylcholinesterase in rat striatum.”. Nature 291 (5814): 415-8.. PMID 6165892.
関連 項目
外部 リンク