落下らっか式しき便所べんじょ(らっかしきべんじょ)は便所べんじょの方式ほうしきの一ひとつ。便器べんき内うちの半分はんぶん(半はん穴あなまたは丸まる穴あな)、または全体ぜんたいに穴あなが開ひらいてあり(全ぜん穴あな)、その穴あなで排泄はいせつ物ぶつが下したに落下らっかする方式ほうしきの物ものすべてを含ふくめる。便器べんきの表面ひょうめん的てきな構造こうぞうの名称めいしょうであり、処理しょり方式ほうしきに対たいする名称めいしょうではない。いわば、
の3方式ほうしきをさす。
落下らっか式しき便所べんじょは「ボットン」という落下らっか物ぶつの擬音ぎおん語ごからとってボットン便所べんじょとも呼よばれることがある。この語かたりはその中なかでも、水洗すいせん式しき便所べんじょが普及ふきゅうするまで日本にっぽんで広ひろく見みられた汲くみ取とり式しき便所べんじょを指さして用もちいられることもある。
なお長崎ながさき県けん長崎ながさき市し(旧きゅう:高島たかしま町まち)の端はし島とう(軍艦ぐんかん島とう)には、炭鉱たんこうがあった関係かんけいで鉱こう員いんのための高層こうそう住宅じゅうたくが大正たいしょう期きより存在そんざいしたが、そこのトイレの多おおくはバケツで海水かいすいと一緒いっしょに汚物おぶつを流ながすという、トンネル式しきと汲くみ取とり式しきの折衷せっちゅう型がたのような構造こうぞうだった。
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