鏡かがみの宿やど(かがみのしゅく)は、平安へいあん時代じだいから見みえる近江おうみ国こく蒲生がもう郡ぐん鏡山かがみやまの北きた(現げん滋賀しが県けん蒲生がもう郡ぐん竜王りゅうおう町まち大字だいじ鏡きょう)にある東山ひがしやま道みちの宿場しゅくば(宿駅しゅくえき)。早朝そうちょうに都とを出でた旅人たびびとの多おおくが最初さいしょの宿泊しゅくはく地ちとした。
『平治へいじ物語ものがたり』で源義経みなもとのよしつねが自みずから元服げんぷくした地ちとして知しられる。16歳さいの遮さえぎ那な王おう(義経よしつね)は、稚児ちごとして預あづけられていた鞍馬あんば寺てらを出奔しゅっぽんした。その日ひの晩ばんに鏡かがみの宿やどに到着とうちゃくすると、夜よるも更ふけてから自分じぶんで髻たぶさを結ゆい、懐ふところから取とり出だした烏帽子えぼしをかぶって元服げんぷくした。成人せいじんした名なを付つける烏帽子えぼし親おやもいないので、自みずから源九郎義経げんくろうよしつねと名乗なのったという。
鏡かがみの宿やど 義経よしつね元服げんぷく物語ものがたり
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