12RIVEN -the Ψぷさいcliminal of integral-

12RIVEN
-the Ψぷさいcliminal of integral-
ジャンル	ノベルタイプアドベンチャー
対応たいおう機種きしゅ	PlayStation 2; Windows; PlayStation Portable
開発元かいはつもと	サイバーフロント
発売はつばい元もと	サイバーフロント; KID/SDR project; 光ひかり譜ふ資し訊（台灣たいわん）; 北京ぺきん娱乐通どおり
人数にんずう	1人ひとり
発売はつばい日び	2008年ねん3月がつ13日にち(PS2); 2008年ねん4月がつ4日にち(Win); 2009年ねん4月がつ16日にち(PSP); 2008年ねん; 2008年ねん
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：B（12才さい以上いじょう対象たいしょう）
その他た	メーカー予よ約やく特典とくてん「BGM集しゅう(アレンジVer)全ぜん5曲きょく入いりCD」(PS2)
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『12RIVEN -the Ψぷさいcliminal of integral-』（トゥエルブリヴン・ザ・サイクリミナル・オブ・インテグラル）は、2008年ねん 3月13日にちにサイバーフロントよりPlayStation 2で発売はつばいされたアドベンチャーゲームである。略りゃくして『12RIVEN』『12R』と呼よばれる。

2008年ねん4月がつ4日にちにWindows版はんがAmazon.co.jpで独占どくせん発売はつばいされた。

概要がいよう

本ほん作さくは『Never7（infinity）』、『Ever17』、『Remember11』の3作さくが発売はつばいされている「infinityシリーズ」に続つづく「integralシリーズ」第だい1弾だんという位置付いちづけとなっている。しかし2011年ねんに「infinityシリーズ」最新さいしん作さく『code_18』が発売はつばいされた一方いっぽうで「integralシリーズ」の続編ぞくへんは未いまだ発表はっぴょうされていない。

元々もともとKIDが開発かいはつしていたが、2006年ねん11月がつ末まつに同社どうしゃの自己じこ破産はさん、倒産とうさんにより版権はんけんなど全すべてを含ふくめサイバーフロントへと継承けいしょうされることになり、ゲーム開発かいはつが続行ぞっこうされたという経緯けいいがある。原案げんあん・脚本きゃくほん監修かんしゅうは『Memories Off』や「Infinityシリーズ」の打越うちこし鋼こう太郎たろうが担当たんとうする。

通常つうじょう版ばんとは別べつにサウンドトラック同どう梱こり版ばん（OP曲きょくを含ふくむ、本編ほんぺんBGMオリジナルサウンドトラックCD2枚まい組ぐみと打越うちこし鋼こう太郎たろうインタビュー掲載けいさい小しょう冊子さっしが同どう梱こり）も同時どうじ発売はつばいされ、Windows版ばんもPS2版はんのサウンドトラック同どう梱こり版ばんと同おなじ物ぶつが同どう梱こりされた。

また、Windows版ばんとは別べつに12RIVENとInfinityシリーズ三さん部ぶ作さくを含ふくめた『Infinity Plus』（Windows）が販売はんばいされた。

シナリオ構成こうせい

本ほん作さくは旧作きゅうさくのような恋愛れんあいゲーム要素ようそは無なく、攻略こうりゃく対象たいしょうとなるヒロインも存在そんざいしない。二人ふたりの主人公しゅじんこうの視点してんからそれぞれ物語ものがたりを追おう内容ないようであり、「infinityシリーズ」では『Remember11』の構成こうせいに近ちかい。但ただし、同どう作さくのように片方かたがたのルートで取とった行動こうどうがもう片方かたがたに影響えいきょうするといった要素ようそは無なく、バッドエンド数すうも同どう作さくほど多おおくはない。

前半ぜんはんは二に人にんの主人公しゅじんこうの視点してんを交互こうごに体験たいけんする「共通きょうつうルート」となっており、ここでのプレイヤーの選択せんたく次第しだいで中盤ちゅうばんから「錬ね丸まるルート」か「鳴海なるみルート」のどちらかに分岐ぶんきする。しかしこれらのルートを攻略こうりゃくするだけでは例たとえグッドエンドに到達とうたつしたとしても物語ものがたりの全貌ぜんぼうは明あきらかにならず、寧むしろ謎なぞが増ふえてしまう。両方りょうほうのルートを最後さいごまでプレイする事ことで共通きょうつうルートに若干じゃっかんの変化へんかが生しょうじ、最さい終章しゅうしょうである「∫（インテグラル）ルート」に分岐ぶんき可能かのうとなる。『Ever17』のココ編へん同様どうよう、このルートでゲーム中ちゅうにちりばめられた謎なぞや伏線ふくせんが明あきらかになり、物語ものがたりが完結かんけつする。

発売はつばい延期えんき理由りゆう

PlayStation 2版はんは、2007年ねん 12月6日にちに発売はつばい予定よていだったが、2008年ねん 2月がつ14日にちに延期えんきされ、さらに再さい延期えんきで2008年ねん 3月13日にちになった。

一いち度目どめの延期えんきについては、打越うちこし鋼こう太郎たろう本人ほんにんのブログ(2007年ねん10月がつ04日にち)によれば、「ぼくのシナリオが遅おくれてしまったせいであって、他たの方々かたがたにはまったく責任せきにんはありません」とされている。

ストーリー

『第だい弐にエクリプス計画けいかくを阻止そしせよ』

西暦せいれき2012年ねん5月がつ20日はつか。高校生こうこうせいの錬ね丸まると、特殊とくしゅ公安こうあん捜査そうさ官かんの鳴海なるみにメールが届とどき、一人ひとりの少女しょうじょ『ミュウ』の命いのちが奪うばわれようとしていることを知しる。殺害さつがい時刻じこくは正午しょうごで、場所ばしょは『インテグラルの最上階さいじょうかい』。

現場げんばに急行きゅうこうする二人ふたり、そこで目撃もくげきしたものは、見みたことの無ない術じゅつ『Ψぷさい』を使つかう連中れんちゅうだった。

登場とうじょう人物じんぶつ

主人公しゅじんこう

雅まさ堂どう錬ね丸まる（みやびどうれんまる）: 声こえ：高橋たかはし直純なおずみ（エピローグのみ）; 高校生こうこうせい。ミュウの幼馴染おさななじみ。普段ふだんはクールだが、いざというときは熱血漢ねっけつかん。頭あたまの回転かいてんも速はやい。インテグラルでの事件じけんに巻まき込こまれ、ミュウと共ともに時ときの止とまった世界せかいへ迷まよい込こむ事こととなる。
三嶋みしま鳴海なるみ（みしまなるみ）: 声こえ：佐藤さとう利奈りな（エピローグのみ）; 警視庁けいしちょう公安こうあん十じゅう二に課か所属しょぞく。楽天的らくてんてきで男勝おとこまさりな性格せいかく。一度いちど見みた物ものは忘わすれられない「サイクロペディア症候群しょうこうぐん（CPS）」の患者かんじゃ。真ま琴きんからのメールでインテグラルに呼よび出だされ、そこでΨぷさいとその使つかい手て・サイクリミナルの存在そんざいを知しる。彼かれらの目論もくろむ「第だい弐にエクリプス計画けいかく」を阻止そしするべく奔走ほんそうする。

メインキャラクター

霧きり寺てらメイ（きりでら -）: 声こえ：松風まつかぜ雅也まさや; 理り文学ぶんがく園えん第だい六ろく高校こうこう所属しょぞくでサイクリミナルのリーダー。超ちょう合理ごうり主義しゅぎで冷酷れいこく無情むじょうな性格せいかく。他者たしゃを利用りよう対象たいしょうとしか捉とらえず、人ひとを殺ころす事ことにも躊躇ちゅうちょが無ない。

錬ね丸まるサイド

高江たかえミュウ（たかえ -）: 声こえ：野中のなか藍あい; 本ほん作さくのヒロイン。明あかるく無邪気むじゃきな性格せいかくの女子高じょしこう生せい。彼女かのじょ自身じしんもΨぷさいの能力のうりょくを持もっており、サイクリミナルに命いのちを狙ねらわれている。
マイナ: 声こえ：佐藤さとう利奈りな; 小説しょうせつ家か。時どきの止とまった世界せかいで錬ね丸まると出会であう。
星野ほしの遊ゆう々（ほしのゆゆ）: 声こえ：小林こばやしゆう; 女子高じょしこう生せい。ある組織そしきに属ぞくしている。小生意気こなまいきな性格せいかく。
堤つつみタンゴ（つつみ -）: 声こえ：中村なかむら俊洋としひろ; 高校生こうこうせい。遊ゆう々が大好だいすき。素直すなおな性格せいかく。

鳴海なるみサイド

伊い野瀬のせオメガ（いのせ -）: 声こえ：高橋たかはし直純なおずみ; 理り文学ぶんがく園えん第だい六ろく高校こうこう所属しょぞく。記憶きおく喪失そうしつの少年しょうねん。鳴海なるみと行動こうどうを共ともにする。
伊野いの瀬せらチサト（いのせ -）: 声こえ:清水しみず愛あい; 理り文学ぶんがく園えん第だい六ろく高校こうこう所属しょぞく。Ψぷさいの使つかい手て。オメガの姉あね。
雪ゆき積せき真琴まこと（ゆきづみまこと）: 声こえ：木川きがわ絵理子えりこ; 警視庁けいしちょう公安こうあん十じゅう二に課か所属しょぞく。のほほんとした性格せいかく。鳴海なるみに事件じけんのメールを送おくった人物じんぶつでもある。
大手町おおてまち（おおてまち）: 声こえ：諏訪部すわべ順一じゅんいち; 警視庁けいしちょう公安こうあん十じゅう二に課か所属しょぞく。鳴海なるみの元もと彼かれ。飄々ひょうひょうとした性格せいかく。
ボス: 声こえ：大塚おおつか明夫あきお; 警視庁けいしちょう公安こうあん十じゅう二に課か所属しょぞく。課長かちょうであり鳴海なるみの父親ちちおや。

スタッフ

原案げんあん・脚本きゃくほん監修かんしゅう：打越うちこし鋼こう太郎たろう
監督かんとく：若林わかばやし健けん
プロデューサー：市川いちかわ和弘かずひろ
脚本きゃくほん：打越うちこし鋼こう太郎たろう、若林わかばやし健けん、髪かみノ毛もう座ざ、林はやし直孝なおたか、松川まつかわしゅうさく
キャラクターデザイン：滝川たきがわ悠ゆう、bomi
背景はいけい美術びじゅつ：さとう時子ときこ、他た
音楽おんがく：阿保あほ剛つよし
グラフィック総括そうかつ：株式会社かぶしきがいしゃ5pb.

主題歌しゅだいか

オープニングテーマ『third bridge』
- 作詞さくし・作曲さっきょく：志こころざし倉くら千代丸ちよまる、編曲へんきょく：上野うえの浩司こうじ、歌うた：KAORI.
エンディングテーマ『プロセス』
- 作詞さくし：吉野よしの麻希まき、作曲さっきょく：濱田はまだ智之としゆき、編曲へんきょく：小池こいけ修也しゅうや、歌うた：KAORI.
PSP版ばんオープニングテーマ『時どきのない世界せかい』
- 作詞さくし：金山かなやま香かおり、作曲さっきょく：沢村さわむら竣、編曲へんきょく：上野うえの浩司こうじ、歌うた：榊原さかきばらゆい
PSP版ばんエンディングテーマ『Distance』
- 作詞さくし：橋詰はしづめ亮子あきこ、作曲さっきょく：沢村さわむら竣、編曲へんきょく：上野うえの浩司こうじ、歌うた：榊原さかきばらゆい

外部がいぶリンク

公式こうしきサイト
- 12RIVEN（PS2、WIN）公式こうしきサイト - ウェイバックマシン（2013年ねん5月がつ30日にちアーカイブ分ぶん）
- 「Infinity」+「Integral」シリーズ（PSP）公式こうしきサイト - ウェイバックマシン（2014年ねん5月がつ16日にちアーカイブ分ぶん）
その他た
- 12RIVEN（PS2）プレイステーションオフィシャルサイト - ウェイバックマシン（2008年ねん3月がつ7日にちアーカイブ分ぶん）
- 12RIVEN（PS2）サウンドトラック同どう梱こり版ばんプレイステーションオフィシャルサイト - ウェイバックマシン（2008年ねん3月がつ7日にちアーカイブ分ぶん）
- 12RIVEN（PSP）プレイステーションオフィシャルサイト - ウェイバックマシン（2009年ねん4月がつ17日にちアーカイブ分ぶん）
- 12RIVEN（PSP）限定げんてい版ばんプレイステーションオフィシャルサイト - ウェイバックマシン（2009年ねん3月がつ31日にちアーカイブ分ぶん）
- 12RIVEN（PSP）ダウンロード版ばんプレイステーションオフィシャルサイト - ウェイバックマシン（2009年ねん12月14日にちアーカイブ分ぶん）
- 12RIVEN（PSP） BEST HIT セレクションプレイステーションオフィシャルサイト - ウェイバックマシン（2010年ねん10月がつ9日にちアーカイブ分ぶん）
- 連載れんさい「キャラゲー考現学こうげんがく」第だい31回かい：「12RIVEN -the Ψぷさいcliminal of integral-」 - 4Gamer.net

この項目こうもくは、コンピュータゲームに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（P:コンピュータゲーム/PJ:コンピュータゲーム）。