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Microsoft Visual FoxPro - Wikipedia
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Microsoft Visual FoxPro

（FoxProから転送てんそう）

Visual FoxPro は、マイクロソフトが開発かいはつ販売はんばいしているデータ中心ちゅうしん型がたオブジェクト指向しこう/手続てつづき型がたプログラミング言語げんごである。1984年ねん、Fox Softwareが開発かいはつした FoxPro（当初とうしょの名称めいしょうは FoxBASE）から発展はってんした製品せいひんである（Fox社しゃは1992年ねんにマイクロソフトに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた）。

Microsoft Visual FoxPro
開発元かいはつもと マイクロソフト
最新さいしん版ばん
Visual FoxPro 9.0 Service Pack 2 (SP2) / 2007年ねん10月11日にち
対応たいおうOS Microsoft Windows
プラットフォーム x86
種別しゅべつ データベースプログラミング言語げんご
ライセンス プロプライエタリ（Microsoft EULA）
公式こうしきサイト msdn.microsoft.com/vfoxpro
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歴史れきし

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FoxPro

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FoxPro はテキストベースの手続てつづき型がたプログラミング言語げんごでありDBMSである。当初とうしょ Fox Software が開発かいはつ販売はんばいし、後のちにマイクロソフトに引ひき継つがれた。対応たいおうプラットフォームとしては、MS-DOS、Microsoft Windows、Macintosh、UNIX があった。

FoxPro は一般いっぱんに「xBase言語げんご」と呼よばれる言語げんごの一種いっしゅであり、その文法ぶんぽうはdBASEプログラミング言語げんごに基もとづいている。xBase言語げんごとされるものには他たに Clipper がある。xBase言語げんごの初期しょきの歴史れきしについては、dBASEを参照さんしょう。

FoxProはデータベース管理かんりシステムだが、表おもて間あいだの関係かんけいをサポートしていない。つまり、関係かんけいデータベースではないし、トランザクション処理しょり能力のうりょくもない。

最終さいしゅう版ばんはFoxPro 2.6で、それ以降いこうはVisual FoxProに引ひき継つがれた。既すでに販売はんばい終了しゅうりょうしていてマイクロソフトもサポートしていないが、FoxProユーザーのコミュニティは現在げんざいも活動かつどう中ちゅうである。FoxPro 2.6 for UNIX (FPU26)はIntel Binary Compatibility Standard (ibcs2) サポートライブラリを使つかってLinuxやFreeBSDにインストール可能かのうである。

FoxPro 2では、"Rushmore" という最適さいてき化かエンジンが搭載とうさいされ、データ検索けんさくや更新こうしんが高速こうそく化かされている。Rushmoreは全すべてのデータ関係かんけい文ぶんを調しらべてフィルタ式しきを探さがし出だす。フィルタ式しきが使つかわれると、同おなじ式しきにマッチするインデックスを探さがす。また、FoxPro 2は当初とうしょWatCOM C++で書かかれており、これには自前じまえのメモリ拡張かくちょう機能きのう（当時とうじの最新さいしん技術ぎじゅつ）があった。FoxPro 2は拡張かくちょうメモリにアクセスでき、DOSが管理かんり可能かのうなほぼ全すべてのメモリを使つかうことができた。HIMEM.SYSがロードされていない場合ばあい、FoxPro 2は自前じまえの拡張かくちょう機構きこうを起動きどうするようになっていた。

Visual FoxPro

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Visual FoxProとしての最初さいしょのバージョンは3.0で、対応たいおうプラットフォームはMacintoshとWindowsのみに限定げんていされ、さらに後ごのバージョンではWindowsのみとなった。現在げんざいのVisual FoxProはCOMベースであり、マイクロソフトはMicrosoft .NET版はんを開発かいはつする予定よていはないとしている。

Visual FoxPro（VFPと略記りゃっきされることが多おおい）は関係かんけいデータベースエンジンと密みつに結合けつごうされている。この関係かんけいデータベースはFoxProのxBase機能きのうを拡張かくちょうし、SQLクエリ/データ操作そうさを追加ついかサポートしている。多おおくのデータベース管理かんりシステムとは異ことなり、Visual FoxProは完全かんぜんな動的どうてきプログラミング言語げんごであり、追加ついかの汎用はんようプログラミング環境かんきょうを必要ひつようとしない。ファットクライアントのアプリケーション開発かいはつだけでなく、ミドルウェアやウェブアプリケーションも開発かいはつ可能かのうである。

最近さいきんの動向どうこう

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2002年ねん末まつ、Visual FoxProをWineを使つかって Linuxで利用りよう可能かのうであることが示しめされた。2003年ねん、これを受うけてマイクロソフトはWindows以外いがいの上うえでFoxProを動作どうささせることはライセンス契約けいやくに違反いはんしていると指摘してきした[1]。

2005年ねん12月、TIOBEのProgramming Community IndexにVFP（正確せいかくにはFoxPro/xBase）が初はじめて上位じょうい20位い以内いないにランキングされた。2007年ねん3月がつには19位い、2007年ねん8月がつには22位い、2008年ねん4月がつには17位いと推移すいいしている。

2007年ねん3月がつ、マイクロソフトはVFP 10は開発かいはつされないことを発表はっぴょうした[2]。従したがって、2004年ねん12月17日にちにリリースされたVFP 9が最後さいごの商用しょうようバージョンとなる。VFP 9 のサポートはサービスパックの形式けいしきで行おこなわれている（2005年ねん12月と2007年ねん10月がつにリリース）。

その発表はっぴょうと同時どうじに、開発かいはつされていた次期じきバージョンSedna（コード名めい）が発表はっぴょうされた。これはVFP 9へのアドオンであり、SQL Server 2005、.NET Framework、Windows Vista、Office 2007、Windows Search、Team Foundation Server (TFS) などとの連携れんけい機能きのうをサポートしている。マイクロソフトはこれをシェアードソースライセンスでCodePlex上うえでリリースした。ただし、VFPの中核ちゅうかく部分ぶぶんは依然いぜんとしてクローズドソースである。Sednaのリリースは2008年ねん1月がつ25日にちに行おこなわれた[3]。2008年ねん3月がつ現在げんざい、VFP 9 SP2（Sednaを含ふくむ）のXBaseコンポーネントは全すべてCodePlexから開発かいはつ用ように利用りよう可能かのうである。

2007年ねん3月がつ、FoxProのスペイン語ごコミュニティMasFoxProで草くさの根ね運動うんどうが始はじまり、マイクロソフトに対たいしてVisual FoxProの開発かいはつ継続けいぞくか全ぜんソースのオープンソース化かを求もとめる活動かつどうを展開てんかいした。2007年ねん4月がつ3日にち、この運動うんどうは業界ぎょうかいメディアでも報道ほうどうされた[4]。これに対たいしてマイクロソフトは2007年ねん4月がつ3日にち、声明せいめいを発表はっぴょうした。それによると、新あらたなバージョンは開発かいはつせず、2015年ねんまでサポートを継続けいぞくするとのこと。また、オープンソース化かについては最善さいぜんの選択せんたくとしているが、中核ちゅうかく部ぶのオープンソース化かの具体ぐたい的てきな予定よていは発表はっぴょうされていない。

バージョン情報じょうほう

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FoxPro

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Extant Versions by OS
Version FP 2.0 FP 2.5 FP 2.6
MS-DOS Yes Yes Yes
Windows 3.1 to XP Yes Yes Yes
Macintosh No Yes Yes
SCO UNIX No No Yes
Linux & FreeBSD No No Yes[5]
Windows 2000 No No Yes

Visual FoxPro

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Supported Windows Versions
Version VFP 3.0 VFP 5.0 VFP 6.0 VFP 7.0 VFP 8.0 VFP 9.0
Windows 3.x Yes No No No No No
Windows NT 4.0 Yes Yes Yes Yes No [6] No [7]
Windows 95 Yes Yes Yes ランタイムのみ No [8] No
Windows 98 Yes Yes Yes Yes ランタイムのみ ランタイムのみ
Windows Me Yes Yes Yes Yes ランタイムのみ ランタイムのみ
Windows 2000 Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Windows XP Yes Yes Yes Yes Yes Yes
Windows Server 2003 ? ? Yes Yes Yes Yes
Windows Vista ? Yes Yes Yes Yes Yes

コード例れい

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Hello World の例れい: 

MESSAGEBOX("Hello World")

オブジェクト

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loForm = CREATEOBJECT("HiForm")
loForm.Show(1)

DEFINE CLASS HiForm AS Form
  AutoCenter = .T.
  Caption = "Hello, World"

  ADD OBJECT lblHi as Label WITH ;
    Caption = "Hello, World!"
ENDDEFINE

loMine = CREATEOBJECT("MyClass")
? loMine.cProp1   && これは動作どうさする（'&'が2つで行末ゆくすえまでコメント）
? loMine.cProp2   && プログラムエラー: Property CPROP2 is not found.

? loMine.MyMethod1()  && これは動作どうさする。
? loMine.MyMethod2()  && プログラムエラー: Property MYMETHOD2 is not found.

DEFINE CLASS MyClass AS Custom
  cProp1 = "My Property"    && パブリック・プロパティ
  HIDDEN cProp2     && プライベート・プロパティ

  PROCEDURE Init()    && クラス・コンストラクタ
    This.cProp2 = "This is a hidden property."
  ENDPROC

  PROCEDURE MyMethod1()
    * This is a public method, calling a hidden method that returns
    * the value of a hidden property.
    RETURN This.MyMethod2()
  ENDPROC

  HIDDEN PROCEDURE MyMethod2()  && プライベート・メソッド
    RETURN This.cProp2
  ENDPROC
ENDDEFINE

データハンドリング

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&& テーブル生成せいせい
CREATE TABLE randData (iData I)

&& xBase と SQL DML コマンドを使つかってランダムなデータを格納かくのう
FOR i = 1 TO 50
    APPEND BLANK
    REPLACE iData WITH (RAND() * 100)

    INSERT INTO randData (iData) VALUES (RAND() * 100)
ENDFOR

&& データ上じょうに構造こうぞう化かインデックスを配置はいち
INDEX ON iData TAG iData
CLOSE ALL

&& xBase風ふうコマンドでソートしたデータを表示ひょうじ
USE randData
SET ORDER TO iData
GO TOP
LIST NEXT 10  && First 10 
SKIP 81
LIST NEXT 10  && Last 10
CLOSE ALL

&& SQL DML コマンドでソート済ずみデータをブラウズ
SELECT * ;
  FROM randData ;
  ORDER BY iData DESCENDING

SQLパススルーを使つかったODBCアクセス

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&& ODBCデータソースに接続せつぞく
LOCAL nHnd
nHnd = SQLCONNECT ("ODBCDSN", "user", "pwd")

&& SQL コマンドを実行じっこう
LOCAL nResult
nResult = SQLEXEC (nHnd, "USE master")
IF nResult < 0
  MESSAGEBOX ("MASTER database does not exist!")
  RETURN
ENDIF

&& リモートサーバからデータを検索けんさくし
&& ローカルなデータカーソルにそれを格納かくのう
nResult = SQLEXEC (nHnd, "SELECT * FROM authors", "QAUTHORS")

&& リモートのテーブルにあるレコードを更新こうしん
LOCAL cAuthorID, cAuthorName
cAuthorID = "1001"
cAuthorName = "New name"
nResult = SQLEXEC (nHnd, "UPDATE authors SET auth_name = ?cAuthorName WHERE auth_id = ?cAuthorID")

&& 切断せつだん
SQLDISCONNECT(nHnd)

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ VFP and Linux - Visual FoxPro Wiki
  2. ^ A Message to the Community
  3. ^ Microsoft SEDNA download
  4. ^ Developers petition Microsoft to reconsider FoxPro phase out ZDNet.com、2007年ねん4月がつ3日にち
  5. ^ SourceForge.net 上うえのLinux ABIプロジェクトからIBCSファイルを使つかう。
  6. ^ - VFP8 アプリケーションはサポートされていないが、Windows NT 4.0で動作どうさする。
  7. ^ - German FoxPro User Group (dFPUG) が開発かいはつしたパッチがある[1]。マイクロソフトによれば、VFP 9.0 SP1で対処たいしょされるとのこと。
  8. ^ - Windows 95ではセカンドレベルのメニューが機能きのうしない。

外部がいぶリンク

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マイクロソフト

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その他た

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