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KAITO - Wikipedia

KAITO(かいと)とは、クリプトン・フューチャー・メディア発売はつばいしているバーチャルシンガーソフトウェアとそのキャラクター[1]。「ピアプロキャラクターズ」に分類ぶんるいされる[1]

ピアプロキャラクターズ
KAITO
開発元かいはつもと クリプトン・フューチャー・メディア
初版しょはん 2006ねん2がつ17にち
最新さいしんばん
V3 / 2013ねん2がつ15にち
種別しゅべつ 音声おんせい合成ごうせい
ライセンス プロプライエタリ
PCL
公式こうしきサイト piapro.net
はつおとミク公式こうしきブログ
製品せいひん一覧いちらん - CFM公式こうしき
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概要がいよう

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クリプトンしゃ男性だんせいバーチャルシンガー[1]おも愛称あいしょうは「にいさん」。若干じゃっかんがいハネしたダークブルーのかみと、あおいロングマフラーの衣装いしょう特徴とくちょう[1]

最初さいしょ製品せいひん同社どうしゃの「MEIKO」のヒットをけて2006ねん2がつ17にち発売はつばいされ、男性だんせい歌唱かしょう同種どうしゅバーチャル・シンガーソフトウェアとして世界せかいではじめて日本語にほんご対応たいおうした[1]

発売はつばい当時とうじげはクリプトンしゃ予想よそう下回したまわってしまったが[2]、2007ねん発売はつばいされた「はつおとミク」のだいヒットの影響えいきょうふたた注目ちゅうもくあつめ、あらたに人気にんき獲得かくとくした[3][4][5]。MEIKOおよびKAITOがいなければミクの成功せいこうもなかったとわれており、MEIKOとともにボカロ音楽おんがく概念がいねん最初さいしょ日本にっぽんへとんだ「偉大いだいなる先駆せんくしゃ」とも評価ひょうかされる[6]

現在げんざいではミク、かがみおとリン・レンめぐおとルカ、MEIKOとともに「ピアプロキャラクターズ」につらねている[6]

バーチャルシンガーソフトウェア

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CV担当たんとう(サンプリングもと)は風雅ふうがなおと[1]

KAITO(V1はん
VOCALOIDエンジン対応たいおうソフト。2006ねん2がつ17にち発売はつばい[1]
KAITO V3
VOCALOID3エンジン対応たいおうソフト。2013ねん2がつ15にち発売はつばい。ライブラリは日本語にほんごようの「STRAIGHT(ストレート)」「SOFT(ソフト)」「WHISPER(ウィスパー)」と、英語えいごようの「ENGLISH(イングリッシュ)」のけい4つが収録しゅうろくされたほか、クリプトンしゃのソフトをうだけで歌唱かしょう音楽おんがく制作せいさく可能かのうな「総合そうごうパッケージ」実現じつげんしており[7]独自どくじボーカルエディタ「piapro Studio」やPreSounsしゃDAWPreSonus Studio One英語えいごばんどうこりされた[8][9]
ピアプロキャラクターズ・スーパーパック
ピアプロキャラクターズぜん6めいはつおとミクかがみおとリンかがみおとレンめぐおとルカMEIKO、KAITO)の日本語にほんご歌唱かしょうライブラリ1種類しゅるいずつに新規しんきチューニングをほどこして収録しゅうろくした商品しょうひん[10]。2024ねん8がつ1にちに「初音はつねミク NT」のしんバージョンおよび「初音はつねミクV6 AI」ととも発表はっぴょうされ、同月どうげつ30にちにリリース予定よてい[10]。ベースとなったのはV3からV4Xまでの「Original」で、より発音はつおん声色こわいろ全体ぜんたいバランスがくなるようみがみ、クリアネスやジェンダーファクターをはじめとしたパラメータもきが設定せっていされ、歌声うたごえつくむことも可能かのう[10]過去かこさく所持しょじしているユーザーによるクロスシンセシス使用しようでの声色こわいろ表現ひょうげん拡張かくちょうなども想定そうていされている[10]
クリプトンしゃしん音声おんせいデータベース(仮称かしょう
クリプトンしゃ主催しゅさいする「はつおとミク マジカルミライ 2019」にてミクのしんデータベース(の「初音はつねミク NT」)の存在そんざい発表はっぴょうされ、ミクをリファレンスとしてピアプロキャラクターズのほか5たい随時ずいじ調整ちょうせいするかたちになること言及げんきゅうされた[11]。クリプトンしゃ佐々木ささきわたる(wat)がTwitter(げんX)じょう進捗しんちょくじょうきょうつぶやいている。

企画きかく背景はいけい

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佐々木ささきわたる(wat)によると、MEIKOのリリース段階だんかいではKAITOを商品しょうひんする予定よていはなかったが、つぎ商品しょうひん企画きかくがいくつかえ、「とりあえずなにさないのはくないからしておこう」、と実験じっけんてきつくっていたKAITO(初代しょだい)をリリースしたとのこと[12]

名前なまえ一般いっぱん公募こうぼであり、「片仮名かたかな10文字もじ以内いない」「外国がいこくじんでも発音はつおんしやすいこと」「MEIKOとならんだときめんがいい」という理由りゆうからえらばれた[12]

『V1』のデザインはMEIKOとおなじくクリプトンしゃ社員しゃいん担当たんとうした。MEIKOとおなじくアニメふう絵柄えがらだが、これはMEIKOがキャラクターイラストの採用さいよう成功せいこうしたことをまえたもので、歌声うたごえ作成さくせいする製品せいひんであることをアピールするためであり[13]、キャラクター意図いとしたものではなかった[14]

『V3』ではiXimaがイラストを担当たんとうしており、ビジュアルイメージは初代しょだい意識いしきしてオマージュしたものとなっている[7]。パッケージイラストをめるさいにクリプトンの女性じょせい社員しゃいん賛否さんぴはげしかったらしく、会議かいぎで「KAITOのかおはこうあるべきだとおもいます!」、とえがえた資料しりょうがいきなりてきたという[8]佐々木ささきは「あいというか暴走ぼうそう」「極端きょくたん意見いけんをかわしながら最後さいごげるようににゅう稿こうした」、と苦笑くしょうまじえて回顧かいこした[8]

主役しゅやく企画きかく

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KAITOのメディア展開てんかいは、下記かきの3しゅ大別たいべつされる。

なお、ソーシャル媒体ばいたいでの公式こうしきアカウントははつおとミク名義めいぎである。

KarenTによる配信はいしん

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権利けんりもとであるクリプトン・フューチャー・メディアのレーベル「KarenT」により、iTunes StoreAmazonMP3、moraなどでKAITOをもちいた楽曲がっきょくコンテンツが販売はんばいされている。

2024ねん6がつ現在げんざいきょくすうは750きょく収録しゅうろくアルバムは330まいにのぼる(KarenT公式こうしきサイトの表示ひょうじすうより)。

企画きかく・プロジェクト

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しゅうねん記念きねん企画きかく
MK15th project
クリプトンしゃ主催しゅさいするMEIKOとKAITOの15周年しゅうねん記念きねんプロジェクト。

書籍しょせき

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あく大罪だいざい 悪徳あくとくのジャッジメント(さくあくノP、出版しゅっぱん:PHP研究所けんきゅうじょ
あくノP(mothy)がKAITOをもちいて発表はっぴょうした楽曲がっきょく悪徳あくとくのジャッジメント」をもとにした小説しょうせつ。「強欲ごうよく」にあたる。2016ねん8がつ発売はつばい
スノーマン(原作げんさく:halyosy。ちょ高松たかまつ良次りょうじ出版しゅっぱん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ
2023ねん12月発売はつばい。halyosyがKAITOをもちいて発表はっぴょうした楽曲がっきょく「スノーマン」をもとにした小説しょうせつ。KAITOをモデルにしたキャラクターが登場とうじょうする。
タイトル アーティスト キャラクター 初版しょはん発売はつばい レーベル
KAITO 10th Anniversary -Glorious Blue- オムニバス KAITO 2016ねん1がつ20日はつか KARENT(クリプトン)
EXIT TUNES PRESENTS KAITONATION feat. KAITO オムニバス KAITO 2016ねん1がつ20日はつか EXIT TUNES

フィギュア、プラモデル、ドール(※はつおとミクシリーズとして展開てんかいされたものも記載きさいする)。

  • 梦(エモン)トイズ
    • トレーディングミニフィギュア
  • KADOKAWA
    • 「摔倒てき初音はつね未来みらい」シリーズ
  • グッドスマイルカンパニー
    • ねんどろいどシリーズ(通常つうじょう、ぷち)
    • どうぶつチャームストラップ
    • ポケマケット
  • グルーヴ
  • セガ
    • セガプライズ
  • ストロンガー
    • 初音はつねミク ~花色はないろころも~」シリーズ
  • タイトー
    • プライズ
  • タカラトミー
    • こえだらいず
    • かたズンFig.
  • バンダイナムコグループ
    • 初音はつねミクスイング
    • SNOW MIKU COLLECTION
  • プライム1スタジオ
    • キュ―ティ1プラス
  • フリュー
    • スケール(1/7)
    • プライズ
  • ボークス
    • ドルフィー・ドリーム
  • マックスファクトリー
    • figma
  • リーメント
    • はつおとミクシリーズ

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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公式こうしきサイト

  • piapro.net”. クリプトン・フューチャー・メディア. 2022ねん7がつ9にち閲覧えつらん

ムック

  • 『theVOCALOID CV03じゅんおとルカ』寺島てらしま情報じょうほう企画きかく、2008ねん 
  • 初音はつねミクMIXING BOX 初音はつねミク スペシャルファンブック』講談社こうだんしゃ、2008ねん 
  • 初音はつねミク -Project DIVA- マスターブック』SBクリエイティブ、2010ねんISBN 978-4797356601 
  • 『Quarterly pixiv vol.08』KADOKAWA、2012ねん 
  • 『VOCALOIDをたのしもう Special はつおとミクと仲間なかまたち』YMJ、2012ねん 
  • 『MIKU-Pack 01』KADOKAWA、2013ねん 
  • 『VOCALOIDをたのしもう vol.10』YMJ、2013ねん 
  • 初音はつねミク 公式こうしきガイドブック ミクペディア』マガジンハウス、2013ねんISBN 978-4838788170 
  • しばてん初音はつねミクはなぜ世界せかいえたのか?』太田出版おおたしゅっぱん、2014ねんISBN 978-4778313968 
  • 初音はつねミク 10th Anniversary Book』KADOKAWA、2017ねんISBN 978-4047347724 

新聞しんぶん・タブロイド

  • 『スポーツ報知ほうち =はつおとミク10周年しゅうねん特別とくべつごう』スポーツ報知ほうち、2018ねん 

その

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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