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Live2D - Wikipedia
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Live2D

2Dアニメーションソフトウェア

Live2D（ライブツーディー）は、株式会社かぶしきがいしゃLive2Dが開発かいはつした、面めん制御せいぎょを軸じくとした2Dのモーフィングによるシームレスアニメーション（一部いちぶはボーン制御せいぎょにも対応たいおう）を可能かのうにする映像えいぞう表現ひょうげんおよび関連かんれんソフトウェアの総称そうしょう。3D制作せいさくするよりも原画げんがの画風がふうを保たもったままキャラクターを動うごかせる特徴とくちょうを持もち、低ていコストでの制作せいさくを可能かのうにする。

ロゴ

本ほん項こうでは開発元かいはつもとである株式会社かぶしきがいしゃLive2D（旧きゅう商号しょうごう：株式会社かぶしきがいしゃサイバーノイズ）についても併記へいきする。

概要がいよう

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開発かいはつ者しゃの中城なかしろ哲也てつやは世界せかい標準ひょうじゅんとなるソフトウェアを目指めざし、勤務きんむしていた会社かいしゃを退職たいしょくして株式会社かぶしきがいしゃサイバーノイズを創業そうぎょう。創業そうぎょう当初とうしょから他社たしゃからの受託じゅたく開発かいはつも受うけず自身じしんが独自どくじに研究けんきゅうしていた『Live2D』の開発かいはつに注力ちゅうりょくし、2006年ねんの未踏みとうソフトウエア創造そうぞう事業じぎょうに採択さいたくされる。しかし実績じっせきが無ないため採用さいようする企業きぎょうはほとんど無なくサイバーノイズの経営けいえいも危機ききを迎むかえる。

そんな中なか、2011年ねんに『俺おれの妹いもうとがこんなに可愛かわいいわけがない ポータブル』に採用さいようされたことで注目ちゅうもくを集あつめ、続つづいてiPhoneやAndroid版はんにも描画びょうが用ようライブラリとして採用さいよう[1]されたことで存続そんぞくの危機ききを脱だっした[2]。なお2014年ねんには商号しょうごうを株式会社かぶしきがいしゃLive2Dへ変更へんこうし、自社じしゃ製品せいひんブランド名めいと統一とういつしている。

シンプルなものであれば完全かんぜんに2Dの表現ひょうげんでありながら全ぜん方位ほういに回転かいてんさせることも可能かのうであるが、2011年ねん段階だんかいでは相応そうおうの手間てまが掛かかるため今後こんご効率こうりつ化かされる予定よていと告知こくちされた[3][4]。

ステージ上じょうの声優せいゆうがタブレット端末たんまつでキャラクターの動うごきや表情ひょうじょうを操作そうさし、音声おんせいに合あわせて自動じどうでリップシンクさせたキャラクター映像えいぞうをスクリーンに投影とうえいするなど、イベントでのリアルタイム表現ひょうげんも可能かのうである[5]。トラッキングソフトと併用へいようすることで、カメラを通つうじてキャラクターと動うごきを同期どうきさせることも可能かのう。

WEB上じょうで公開こうかいされている『Live2D Modeler』、『Live2D Animator』と、開発かいはつ中ちゅうで法人ほうじんに限定げんていして利用りようできる『Live2D Cubism』がある。

ClariSのプロモーション映像えいぞう、『するめいか』では動画どうが制作せいさくツールとして利用りようされている。

製品せいひん

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Live2D Cubism Editor

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画像がぞうの読よみ込こみ、動うごきの付与ふよ、モーションの作成さくせい、Webや組くみ込こみ用途ようとの書かき出だしができる。Modelモード、Animationモード、Form Animationモードが存在そんざいする。

Modelモード
元もと画像がぞうを「左ひだり白目しろめ」「鼻はな」などにレイヤー分わけして.psd形式けいしきで保存ほぞんしたものを読よみ込こみ、それぞれのパーツごとに動うごきを付与ふよできる。
Animationモード
Modelモードで付与ふよした動うごきを使つかい、「モーション」と呼よばれる動うごきのプログラムを作成さくせいできる。

Live2D Cubism Viewer

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Live2D Cubism Editorで作成さくせいしたモーションを確認かくにんできる。

Live2D Cubism SDK

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Live2DのSDK（ソフトウェア開発かいはつキット）は、一部いちぶを除のぞいて開発かいはつ段階だんかいでは無料むりょうでダウンロードできる。

Cubism SDK for Unity
Unity向むけSDK。Unity標準ひょうじゅんのコンポーネントを使用しようして構成こうせいされていて、Unity開発かいはつ者しゃには違和感いわかんなく使用しようできる。
Cubism SDK for Native
C++で実装じっそうされたSDK。様々さまざまなアーキテクチャへの移植いしょく性せいが高たかくなっている。
Cubism SDK for Web
TypeScriptで実装じっそうされたSDK。主要しゅようなWebブラウザに対応たいおうしている。ソースコードはTypeScriptで書かかれており、トランスパイルをおこなうことでJavaScriptからも扱あつかえる。

採用さいよう作品さくひん

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家庭かてい用ようゲーム機き

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アプリ

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PCゲーム

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アニメ・イベント映像えいぞう

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その他た

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  • FaceRig Live2D Module（PCツール）[22] WEBカメラを利用りようして「キャラクターの表情ひょうじょう」をリアルタイムに変化へんかさせ、WEBチャット等とうに利用りようできる。
    • 後継こうけいソフトの「Animaze」ではデフォルトで実装じっそう。

Live2D Creative Studio

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Live2D社しゃのデザイナーチーム。Live2Dを使用しようした自社じしゃオリジナルアニメーションも製作せいさくしている。

The Lamp Man

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2017年ねんに公開こうかいされた短編たんぺんアニメーション。『第だい16回かいインディーズアニメフェスタ』でグランプリ受賞じゅしょう。360度ど動画どうが『The Lamp Man VR』、紹介しょうかい動画どうが『Live2D Creative Studio 2018 Showreel』も製作せいさくされている。

Beyond Creation

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2019年ねん2月がつ16日にち開催かいさい『Live2D Designer's Day』で公開こうかいされたショートアニメ第だい2弾だん[23]。

キャスト
スタッフ
  • メインキャラクターデザイン - 國定くにさだみゆき、田た河かわ絵美えみ
  • 絵えコンテ・演出えんしゅつ - 田た河かわ絵美えみ
  • Live2Dモーション監督かんとく - 雲井くもい聖きよし司し
  • 撮影さつえい監督かんとく - 宮下みやした卓也たくや
  • サブキャラクターデザイン - 中山なかやま成美まさみ、川上かわかみ遼りょう太ふとし、滝澤たきざわ初美はつみ
  • 美術びじゅつ - Bamboo
  • 音響おんきょう監督かんとく - 菊田きくた浩巳ひろみ
  • 音響おんきょう製作せいさく - 楽音がくおん舎しゃ
  • アニメーション制作せいさく - Live2D Creative Studio

ヒーローベータ

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2019年ねん11月29日にちより映画えいがCM（『フラグタイム』上映じょうえい前まえ）および日本にほんテレビ、TOKYO MX、BS11のテレビCM枠わくで放送ほうそうされたショートアニメ第だい3弾だん[24][25]。

キャスト
スタッフ
  • 監督かんとく - 雲井くもい聖きよし司し
  • 原案げんあん・キャラクターコンセプト・Live2Dディレクター - 國定くにさだみゆき
  • キャラクターデザイン・コンセプトアート・総そう原画げんが監修かんしゅう - 南野みなみのあき
  • 演出えんしゅつ・絵えコンテ - 雲井くもい聖きよし司し
  • レイアウト - 雲井くもい聖きよし司し、川上かわかみ遼りょう太ふとし、田た河かわ絵美えみ、森本もりもと泰介たいすけ
  • 原画げんが監修かんしゅう - 中山なかやま成美まさみ、滝澤たきざわ初美はつみ
  • 色彩しきさい設計せっけい - 田た河かわ絵美えみ
  • 美術びじゅつ - 森本もりもと泰介たいすけ、豊田とよだ真希まき
  • 撮影さつえい監督かんとく - 宮下みやした卓也たくや
  • 楽曲がっきょく - Tachyon
  • 作さく・編曲へんきょく - Mamenoi
  • 音響おんきょう監督かんとく - 大室おおむろ正勝まさかつ
  • 音響おんきょう制作せいさく - ダックスプロダクション
  • プロデューサー - 石川いしかわ源次郎げんじろう
  • アニメーション制作せいさく - Live2D Creative Studio

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ 『電撃でんげきPlayStation』vol.476 p.53
  2. ^ 会社かいしゃ消滅しょうめつ寸前すんぜんだったとあるベンチャーが、世界せかい初はつの2D立体りったい表現ひょうげん技術ぎじゅつを完成かんせいできたワケ - エンジニアtype
  3. ^ 『インターフェース』2011年ねん1月がつ号ごう p.84
  4. ^ 『CG WORLD』Vol.164 p.12
  5. ^ サンライズ「輝てる白しろ祭さい2011」レポート!より
  6. ^ “PSvitaのソフト 「艦かんこれ改あらため」が発売はつばいになりました。”. 2016年ねん2月がつ27日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “導入どうにゅう実績じっせき”. 2016年ねん1月がつ2日にち閲覧えつらん。
  8. ^ 導入どうにゅう実績じっせきより
  9. ^ “『eBASEBALLパワフルプロ野球やきゅう2020』 - Live2D Cubism”. 2022年ねん5月がつ3日にち閲覧えつらん。
  10. ^ “『妖怪ようかい学園がくえんY ～ワイワイ学園がくえん生活せいかつ～』 - Live2D Cubism”. 2022年ねん5月がつ3日にち閲覧えつらん。
  11. ^ 導入どうにゅう実績じっせきより
  12. ^ ブシモ内ない公式こうしきサイトより
  13. ^ ザイザックス公式こうしきサイトより
  14. ^ 2/2彼氏かれし-天使てんしとアクマ-公式こうしきサイトより
  15. ^ “中華ちゅうか艦かんこれ「戦艦せんかん少女しょうじょ（幻まぼろし萌もえ版ばん）」の大型おおがたアップデート予告よこく「Project R」に込こめられた想おもいとは”. 2016年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  16. ^ http://stars.happyelements.co.jp/
  17. ^ https://app.famitsu.com/20181012_1364137/ （2019年ねん7月がつ22日にち閲覧えつらん）
  18. ^ ““日本にっぽん発はつのベストモバイルスクワッドRPG”を『メメントモリ』が受賞じゅしょう”. バンク・オブ・イノベーション. 2023年ねん9月がつ27日にち閲覧えつらん。
  19. ^ “《舰装美び娘むすめ团》恋こい爱二に次元じげん萌もえ娘むすめ live2D浪漫ろうまん演えんじ绎”. 2016年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  20. ^ キラキラ☆プリキュアアラモード：東山ひがしやま紀之のりゆきとキュアホイップが共演きょうえん　「サンデーLIVE！！」で生なまトーク,毎日新聞まいにちしんぶんデジタル,2018年ねん1月がつ27日にち
  21. ^ “ひなビタ♪ライブ2018”. LIVE2D CREATIVE STUDIO. 2018年ねん10月がつ12日にち閲覧えつらん。
  22. ^ “あなたもアニメの世界せかいに？　顔かおの表情ひょうじょうと2次元じげんキャラが連携れんけい「FaceRig Live2D Module」”. 2016年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  23. ^ Live2Dで制作せいさくされたショートアニメ「Beyond Creation」がわからないので作つくった人ひとに訊ききました！「これ、どうやって作つくったんですか！？」INSIDE 2019年ねん2月がつ20日はつか
  24. ^ 『ヒーローベータ』TV・映画えいが館かんCM(シネアド)配信はいしんスケジュールLive2D 2019年ねん11月19日にち
  25. ^ 架空かくうの映像えいぞう作品さくひん『ヒーローベータ』を題材だいざいとした全編ぜんぺんLive2DのTV-CMが放送ほうそう開始かいし！電撃でんげきオンライン 2019年ねん11月19日にち

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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