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NetBEUI - Wikipedia

NetBEUI

ネットワーク通信つうしんプロトコルのひとつ
NetBIOSから転送てんそう

NetBEUI (NetBIOS Extended User Interface、ネットブーイ、ネットビューイ) は、NetBIOS改良かいりょうしたプロトコルである。

NetBEUIはLAN ManagerLAN ServerWindows for Workgroups(Windows 3.xけい)、Windows 9xけいMicrosoft Windows XPMicrosoft Windows VistaまでのWindows NTけいかくネットワークOSにおいて利用りようされる。

概要がいよう

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SystekしゃIBM PCようのネットワークようNetBIOS開発かいはつした。NetBIOSの名称めいしょうは「BIOSしの仕組しくみを利用りようしたネットワークAPI」に由来ゆらいする。

NetBEUIこめIBMしゃにより同社どうしゃの「PC LAN Program」とこめマイクロソフトしゃの「MS-NET」(Microsoft Networks)のために1985ねん拡張かくちょうされた。1987ねんにはマイクロソフトとべいノベルしゃがそれぞれLAN ManagerNetWareのためにさらに拡張かくちょうした。

以前いぜんはプロトコルとAPI(Application programming interface)を総称そうしょうしてNetBIOSとんでいたが、そのプロトコルをNetBEUI、APIをNetBIOSとぶようになった。ただし、NetBEUI は「拡張かくちょうNetBIOS」の名前なまえからかるように、本来ほんらいはAPIである。プロトコルを場合ばあい正確せいかくにはNBF(NetBEUI Frame Protocol) とぶべきである。実際じっさい、Windowsに実装じっそうされたNetBEUIプロトコルドライバのファイルめいはNBF.SYSであるし、レジストリキーもNBFである。

今日きょうでは、NetBEUI(NBF:NetBIOS Frames protocol or NetBIOS over IEEE 802.2)はTCP/IP(NBT: NetBIOS over TCP/IP英語えいごばん)へほとんどえられている。

マルチキャストを多用たようすること、ルーティング機能きのう実装じっそうされていないことから、プロトコルとしては小規模しょうきぼLANけである。セキュリティじょう観点かんてんから、NBTをオフにしてNetBEUIを使つか場合ばあいもある。

終焉しゅうえん

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前述ぜんじゅつのとおりインターネットの一般いっぱんとTCP/IP(NBT)が主流しゅりゅうになったため、Windows XPでは、標準ひょうじゅんのビルトイン・プロトコルからははずされ(付属ふぞくのCDからインストール)、Windows XPとWindows Vista[よう検証けんしょう]ではNetBIOS名前なまえ解決かいけつ(NBNS)を使つかってコンピュータめいをネットワークじょう登録とうろく取得しゅとくしていた[1]程度ていどとなり、NetBEUIのみでネットワークを構築こうちくすることは現実げんじつてきではなくなった。このためかWindows 7から[よう検証けんしょう]NetBEUI自体じたい廃止はいしされた。

関連かんれん項目こうもく

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出典しゅってん

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  1. ^ 日経にっけいNETWORKTOW 2007ねん11がつごう「Vistaネットワークだい解剖かいぼう だい2かい Windowsネットワークへの参加さんか