SC/MP
SC/MP(スキャンプ)は、ナショナル セミコンダクターが1974
スペック
動作 周波数 :1MHz (クロック発振 回路 内蔵 )- アドレスバス:16ビット(ただし
上位 4ビットはアドレスバス専用 ピンが無 い) - データバス:8ビット
- レジスタセット:
汎用 8ビットレジスタ×2本 、プログラムカウンタ16ビット、ポインタレジスタ16ビット×3本
プログラムカウンタは、
特徴 的 なスペック
- SC/MPはバスを
積極 的 に解放 できた。当時 としては珍 しいこの特長 のため、マルチプロセッサ構成 が実現 可能 だった。しかし目 ぼしい使用 例 はなく、後継 の SC/MP II になっていくつかの使用 例 が見 られるだけである。外部 リンクにあるデータシートには3個 のSC/MPによるマルチプロセッサ構成 が示 されている。 - プログラムカウンタは
命令 をフェッチする前 にインクリメントされる。従 ってリセット後 に最初 に実行 する命令 のアドレスは 0001番地 である。0000番地 にはたいていNOPを置 いていた。 - チップ
数 を少 なくするため、UARTなしでもシリアル通信 が可能 な入出力 ピンを備 えていた。この機能 は SC/MP III では削除 された。
実装
- ISP-8A/500 SC/MP I(1974
年 ): 1MHz、PMOS - INS 8060 ISP-8A/600 SC/MP II(1977
年 ): 4MHz(内部 2MHz)、NMOS。アーキテクチャは SC/MP I と同一 。 - INS 807x SC/MP III(1978
年 ): 4MHz(内部 2MHz)。アドレスバスを16ビットに拡大 してレジスタや命令 セットを増強 した上位 互換 品 。ROMを内蔵 したバージョンもあり、Tiny BASICをチップ上 に搭載 していた。
使用 例
外部 リンク
- SC/MP Elektor Emulator V0.9 Background Info シミュレータ (リンク
切 れ) - National Semiconductor datasheet
- MK14 ワンボードマイコン MK14 に
関 する各種 情報 - NSC 807X datatsheet