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Shift_JIS-2004 - Wikipedia

Shift_JIS-2004は、日本にっぽん文字もじ符号ふごうするのに使つかわれる文字もじコードである。JIS X 0213符号ふごう方式ほうしきのひとつである。JIS X 0213:2004の附属ふぞくしょ1で定義ていぎされている。

JIS X 0208符号ふごう方式ほうしきのひとつであるShift_JIS同様どうように、JIS X 0201の1バイト文字もじとJIS X 0213の2バイト文字もじとをわせて運用うんようする符号ふごう方式ほうしきである。Shift_JISの上位じょうい互換ごかんとなっている。

JIS X 0213には94文字もじ×94文字もじめんが2つあるが、JIS X 0208の上位じょうい互換ごかんであるだい1めんはShift_JISのだい1バイト0xEFまでの範囲はんいおさまる。めん区点くてん番号ばんごうからShift_JIS-2004のバイトもとめるさい、この範囲はんいまでの計算けいさん方法ほうほうはShift_JISとおなじである。Shift_JIS-2004ではさらに、だい2めん (だい4水準すいじゅん漢字かんじ) を収録しゅうろくするために、だい1バイト0xF0から0xFCまでの範囲はんいもちいる。2めんで、番号ばんごうが1, 3, 4, 5, 8, 12, 13, 14, 15 のときは、だい1バイトは (番号ばんごう + 0x1DF) ÷ 2 − (番号ばんごう ÷ 8) × 3 となる。番号ばんごうが78から94までのときは、だい1バイトは (番号ばんごう + 0x19B) ÷ 2 となる。こうしてJIS X 0213の11,233文字もじすべてを2バイトで表現ひょうげんする。

なお、JIS X 0213の初版しょはん (2000ねん) では、この符号ふごう方式ほうしきはShift_JISX0213と命名めいめいされていた。2004ねん改正かいせい追加ついかされたUCS互換ごかん漢字かんじ10文字もじ有無うむだけがことなるが、おおきなちがいではないためShift_JIS-2004と同一どういつされることもある。

構造こうぞう

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だい1バイト
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0
1
2 ! " # $ % & ' ( ) * + , - . /
3 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = > ?
4 @ A B C D E F G H I J K L M N O
5 P Q R S T U V W X Y Z [ ¥ ] ^ _
6 ` a b c d e f g h i j k l m n o
7 p q r s t u v w x y z { | }
8
9
A
B ソ
C
D
E
F
だい2バイト
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
 
ASCII制御せいぎょ文字もじ
ASCIIと同一どういつ文字もじ
ASCIIとことなる文字もじ
半角はんかくカナ
2バイト文字もじだい1バイト
2バイト文字もじだい2バイト(番号ばんごう奇数きすう場合ばあい
2バイト文字もじだい2バイト(番号ばんごう偶数ぐうすう場合ばあい
使用しよう

Shift_JISでは領域りょういき使用しようであった場所ばしょ文字もじ追加ついかされている。

計算けいさん方法ほうほう

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めん区点くてん番号ばんごうからShift_JIS-2004のだい1・だい2バイトは以下いかとおもとめられます。[1]

めん番号ばんごうを m、番号ばんごうを k、てん番号ばんごうを t とする。また、記号きごう ÷ は整数せいすう除算じょざん (小数点しょうすうてん以下いか切捨きりすて)をあらわす。

だい1バイト(S1)は、以下いかによる:

  1. m = 1 で 1 ≦ k ≦ 62 のとき, S1 = (k + 0x101) ÷ 2.
  2. m = 1 で 63 ≦ k ≦ 94 のとき, S1 = (k + 0x181) ÷ 2.
  3. m = 2 で, k = 1, 3, 4, 5, 8, 12, 13, 14, 15 のとき, S1 = (k + 0x1df) ÷ 2 - (k ÷ 8) × 3.
  4. m = 2 で, 78 ≦ k ≦ 94 のとき, S1 = (k + 0x19b) ÷ 2.

だい2バイト(S2)は、以下いかによる:

  1. k が奇数きすう場合ばあい:
    1. 1 ≦ t ≦ 63 のとき, S2 = t + 0x3f.
    2. 64 ≦ t ≦ 94 のとき, S2 = t + 0x40.
  2. k が偶数ぐうすう場合ばあい, S2 = t + 0x9e.

Windows-31Jとの互換ごかん

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Shift_JIS-2004は、Windows-31Jとは併用へいようできない符号ふごう方式ほうしきである。

Shift_JIS Windows-31J Shift_JIS-2004
JIS X 0208 JIS X 0208 JIS X 0213にふくまれる。
定義ていぎ NEC特殊とくしゅ文字もじ (0x8740 - 0x879C) JIS X 0213にふくまれる。
ただし、重複じゅうふくぶん削除さくじょされている(「≒」「≡」「∫」「Σしぐま」「√」「⊥」「∠」「∵」「∩」「∪」)。
「∑ (N-ARY SUMMATION)」はギリシャ大文字おおもじシグマ「Σしぐま」で代用だいよう
また、どう領域りょういき追加ついかされている文字もじがある(「Ⅺ」「Ⅻ」)。
定義ていぎ NEC選定せんていIBM拡張かくちょう文字もじ (0xED40 - 0xEEFC)は、JIS X 0213の1めん使用しようされており、併用へいようできない。
定義ていぎ ユーザー定義ていぎ外字がいじ領域りょういき (0xF040 - 0xF9FC)は、JIS X 0213の2めん使用しようされており、併用へいようできない。
定義ていぎ IBM拡張かくちょう文字もじ (0xFA40 - 0xFC4B)は、JIS X 0213の2めん使用しようされており、併用へいようできない。

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ JIS X 0213の代表だいひょうてき符号ふごう方式ほうしき § Shift_JIS-2004”. 2019ねん4がつ27にち閲覧えつらん Hexadecimal numbers in the source have been converted to decimal for display.

外部がいぶリンク

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