「Yes-No」(イエス・ノー)は、1980年6月21日に発売されたオフコース通算19枚目のシングル。
「Yes-No」 |
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オフコース の シングル |
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初出アルバム『We are』 |
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B面 |
愛の終わる時 |
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リリース |
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規格 |
7"シングルレコード |
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ジャンル |
ポップス ロック |
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時間 |
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レーベル |
EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI ETP-17003 |
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作詞・作曲 |
小田和正 (Yes-No) 鈴木康博(愛の終わる時) |
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プロデュース |
オフコース |
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チャート最高順位 |
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- 週間8位(オリコン)
- 1980年7月度月間10位(オリコン)
- 1980年8月度月間10位(オリコン)
- 1980年9月度月間12位(オリコン)
- 1980年度年間35位(オリコン)
- 登場回数22回(オリコン)
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オフコース シングル 年表 |
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『We are』 収録曲 |
- SIDE A
- 時に愛は
- 僕等の時代
- おまえもひとり
- あなたより大切なこと
- いくつもの星の下で
- SIDE B
- 一億の夜を越えて
- せつなくて
- Yes-No
- 私の願い
- きかせて
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『SELECTION 1978-81』 収録曲 |
- SIDE A
- 風に吹かれて
- 夏の終り
- 愛を止めないで
- せつなくて
- 生まれ来る子供たちのために
- さよなら
- SIDE B
- Yes-No
- 愛の終わる時
- 一億の夜を越えて
- いくつもの星の下で
- I LOVE YOU
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「Yes-No」は、アルバム『We are』[1]に収録されるが、アルバム収録とは別ヴァージョンでエンディングが若干長く、アルバムヴァージョンでは聴かれる、後半部での大間ジローによるカウベルが入っていない。ベスト・アルバム『SELECTION 1978-81』[2]に収録されているのは、富樫要によるフリューゲルホルンソロのシングル・ヴァージョンのイントロにアルバムヴァージョンを編集で繋いだもの。この曲の歌詞について小田は「“抱きしめよう”はともかく、“君を抱いていいの”は、当時の歌詞の中でも一線を越えてた。でも、そこを超えたから、みんなのアンテナに引っ掛かったんだよ。世の中には、いい曲だけど地味な曲って、たくさんある。それは、歌詞が一線を越えてないから、アンテナには引っ掛からないってことなんだよ。ただ、いくら引っ掛かるとは言っても、曲のタイトルを『君を抱いていいの』にしてはならない、というのも考えたけど」「ずっと疑問文で成立している。そして最後に相手に責任を取らせる歌なんだ。“どうなんだ”って、突きつける。当時それならタイトルは『Yes or No?』じゃないかって言った奴がいたけど、突きつけてるんだ。だから『Yes-No』なんだ」とし、「『週刊新潮』のコラムに『女の子にキャーキャー言われながら“君を抱いていいの”って、いい歳をして』って。いやぁ、そんなこと書くんだなぁって思ったよ。あと、客席のファンの人達が“タン スタタン”て間の手を入れ始めたのも、この頃からだろうね。“ああぁ~ 時はぁ~”のところで、そう手拍子するようになった。でも、『週刊新潮』も“タン スタタン”も、俺達がお願いしたことではなかったんだよ」とも、『YES-NO 小田和正ヒストリー』[3]でのインタビューで答えている。
この曲は後に小田がシングル「風の坂道」[4]のカップリングとしてセルフ・カヴァーし、アルバム『LOOKING BACK』[5]にも収録された。小田自身コンサートでも一時期、この曲をセルフ・カヴァー・ヴァージョンで演奏したことがあるが、2000年のコンサートツアー以降と、TBS系『クリスマスの約束』では転調せず、オフコース時代のアレンジに戻されている。
「愛の終わる時」はオリジナルアルバムには収録されず、「Yes-No」と同じく『SELECTION 1978-81』[2]に収録されたが、その際ビル・シュネーによりリミックスされ、間奏部が11秒程短くなっている。
ジャケットには前作『LIVE』[6]のブックレット用に同年3月、フリーダムスタジオ1stで行われたフォトセッションでの未使用写真が使われている。
- Yes-No YES-NO (5'20")
- 作詞 • 作曲 : 小田和正、編曲 : オフコース
- フリューゲルホルン : 富樫要
- 愛の終わる時 AI NO OWARU TOKI (5'22")
- 作詞 • 作曲 : 鈴木康博、編曲 : オフコース
- イニシエーション・ラブ - 2004年に発表された乾くるみの小説。章題及び、2015年公開の同名映画の劇中歌として使用されている。