葉は

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[U+F96D]

CJK互換ごかん漢字かんじ

說 →
[U+F96F]

漢字かんじ

葉は

部首ぶしゅ: 艸そうこう艸そうこう + 9 画が
総画そうかく: 12画かく12
異体いたい字じ : 叶かのう（簡体字かんたいじ・別べつ字じ衝突しょうとつ）, 𦯧, 𦯲, 𦰧, 𦹁, 𮑃, 𰱒（同どう字じ）, 𫟒（俗字ぞくじ）, 𛂧（変体へんたい仮名がな）

字源じげん

形声けいせい。「艸そうこう」+音符おんぷ「枼 /*LAP/」。「は」「はっぱ」を意味いみする漢語かんご｛葉は /*lap/｝を表あらわす字じ。もと「枼」が｛葉は｝を表あらわす字じであったが、草冠くさかんむりを加くわえた。「枼」は葉はのついた樹木じゅもくの象形しょうけい文字もじ。『説せつ文ぶん解かい字じ』では「世よ」+「木き」と誤あやまって分析ぶんせきされているが、「世よ」は「枼」の略字りゃくじである。^{[字源じげん 1]}

↑ 裘錫圭けい『文字もじ学がく概要がいよう』商務しょうむ印しるし書しょ館かん、1988年ねん、119頁ぺーじ。
張ちょう世よ超ちょう、孫まご凌しのげ安やす、金かね国こく泰たい、馬うま如森『金文きんぶん形がた義ぎ通どおり解かい』中ちゅう文ぶん出版しゅっぱん社しゃ、1996年ねん、1467-1468頁ぺーじ。
季き旭あさひ昇のぼる撰せん『説せつ文ぶん新しん証あかし』芸文げいぶん印しるし書しょ館かん、2014年ねん、491頁ぺーじ。

意義いぎ

（植物しょくぶつの）は、はっぱ。
紙かみ等とうのうすもの。
時期じき、頃ころ（ころ）。
- 19世紀せいき中葉ちゅうよう

語源ごげん

シナ・チベット祖語そご *lap （葉は）。^{[語源ごげん 1]}
- ジンポー語ご làp （葉は、野菜やさい）、独どく竜りゅう語ご lɑp⁵⁵ （葉は、枚まい）^{[語源ごげん 2]}、ブナン語ご lap （葉は）^{[語源ごげん 3]}等ひとしと同根どうこん。レプチャ語ご ᰜᰩᰱ lóp 、チベット語ご ལོབ་མ も同根どうこん語ごと考かんがえられるが、母音ぼいん交替こうたいの要因よういんは説明せつめいされていない。

↑ Paul Benedict, Sino-Tibetan: a Conspectus, Cambridge University Press, p. 70.
James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman, University of California Press, 2003, p. 342.
Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 562.
↑ Aixin Li, Jinming Li, Jiangling Yang and Ross Perlin, Concise trung–english-chinese dictionary, SIL international, 2016, p. 100.
↑ Manuel Widmer, A descriptive grammar of Bunan, De Gruyter Mouton, 2017, p. 863.

日本語にほんご

発音はつおん

音読おんよみ
- 呉音ごおん : ヨウ、ショウ^[1]
- 漢音かんおん : ヨウ、ショウ
訓読くんよみ
かみ、すえ、は

名詞めいし

フリー百科ひゃっか事典じてんウィキペディアに「葉は」の記事きじがあります。

（は） (植物しょくぶつ学がく) 植物しょくぶつを構成こうせいする主要しゅような器官きかんのひとつ。葉は緑みどり体たいを保持ほじし光合成こうごうせいを行おこなう主要しゅような場ばであり、一般いっぱんには緑色みどりいろの薄うすい構造こうぞうのもの。はっぱ。

接尾せつび辞じ

葉は（よう）

植物しょくぶつの葉はをかぞえる助数詞じょすうし。
紙かみなど、植物しょくぶつの葉はと似にた、薄うすく平たいらで小ちいさなものをかぞえる助数詞じょすうし。
- 封筒ふうとうの表ひょうを改あらためて見直みなおしたら、写真しゃしん一葉いちよう領りょう置おけと書かきこんである。（宮本みやもと百合子ゆりこ『写真しゃしん』）

熟語じゅくご

中国ちゅうごく語ご

葉は *

簡体字かんたいじ:叶かのう
ロろーマ字まじ表記ひょうき
- 普通ふつう話ばなし
  - ピンイン: yè (ye4), xié (xie2)^[2], Shè (she4)^[3]
  - ウェード式しき: yeh⁴, hsieh², she⁴
- 広東かんとん語ご
  - 香港ほんこん言語げんご学がく学会がっかい式しき: yip6
  - イェール式しき: yip6
- 閩南語ご
  - POJ: hio̍h, ia̍p
- 客きゃく家か語ご
  - 白話はくわ字じ: ya̍p
- 呉ご語ご
  - ピンイン: yih4, yah4

名詞めいし

(植物しょくぶつ学がく) 葉は（は）。

人名じんめい

中国人ちゅうごくじんの姓せいのひとつ。百ひゃく家いえ姓せい第だい257位い。

熟語じゅくご

葉は公こう好こう龍りゅう

朝鮮ちょうせん語ご

葉は *

ハングル: 엽, 섭
音おと訓読くんよみ: 잎 엽
- 文化ぶんか観光かんこう部ぶ2000年ねん式しき: yeop, seop
- マッキューン＝ライシャワー式しき: yŏp, sŏp
- イェール式しき: yep, sep

人名じんめい

섭

朝鮮ちょうせん人じんの姓せいのひとつ。

ベトナム語ご

葉は *

ロろーマ字まじ表記ひょうき
- チュ・クォック・グー: diệp

参考さんこう

芳賀はが剛つよし太郎たろう編へん、1914年ねん『漢和かんわ大だい辞書じしょ』、紙面しめん1837ページ、デジタル970ページ、全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう：43007289、国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルライブラリー pid 936745/970

コード等とう

Unicode
- 16進しん: 8449 葉
- 10進しん: 33865 葉
JIS X 0208(-1978,1983,1990)
- JIS
  - 16進しん：4D55
- Shift JIS
  - 16進しん：9774
- 区点くてん：1面めん45区く53点てん
四角号碼しかくごうま : 4490₄
倉くら頡入力にゅうりょく法ほう : 廿にじゅう心しん廿木はたき (TPTD)

脚注きゃくちゅう

↑ 楚すわえ国くにの都市とし『葉は（現代げんだいの河南かなん省しょう葉は県けん）』にちなむ中国人ちゅうごくじんの姓せい等とうの音おと。中国ちゅうごく本土ほんどでは宋そう代だい頃ごろ以降いこうには「ヨウ（現代げんだい音おん:yè）」音おとに収斂しゅうれんされたが、日本にっぽんでは19世紀せいき末まつくらいまでの人ひとには用もちいる。姓せい以外いがいでも、仏弟子ぶつでし「摩ま訶迦葉は」などの読よみに用もちいられる。
↑ 古音こおん
↑ ウィキペディア中国語ちゅうごくご版ばんにおいて『叶かのう县（葉は縣けん）』にふられた音おと、現地げんち音おんに近ちかづけたものか。

[1] 裘錫圭けい『文字もじ学がく概要がいよう』商務しょうむ印しるし書しょ館かん、1988年ねん、119頁ぺーじ。
張ちょう世よ超ちょう、孫まご凌しのげ安やす、金かね国こく泰たい、馬うま如森『金文きんぶん形がた義ぎ通どおり解かい』中ちゅう文ぶん出版しゅっぱん社しゃ、1996年ねん、1467-1468頁ぺーじ。
季き旭あさひ昇のぼる撰せん『説せつ文ぶん新しん証あかし』芸文げいぶん印しるし書しょ館かん、2014年ねん、491頁ぺーじ。

[2] Paul Benedict, Sino-Tibetan: a Conspectus, Cambridge University Press, p. 70.
James Matisoff, Handbook of Proto-Tibeto-Burman, University of California Press, 2003, p. 342.
Axel Schuessler, ABC Etymological Dictionary of old chinese, University of Hawaii Press, 2006, p. 562.

[3] Aixin Li, Jinming Li, Jiangling Yang and Ross Perlin, Concise trung–english-chinese dictionary, SIL international, 2016, p. 100.

[4] Manuel Widmer, A descriptive grammar of Bunan, De Gruyter Mouton, 2017, p. 863.

[5] 楚すわえ国くにの都市とし『葉は（現代げんだいの河南かなん省しょう葉は県けん）』にちなむ中国人ちゅうごくじんの姓せい等とうの音おと。中国ちゅうごく本土ほんどでは宋そう代だい頃ごろ以降いこうには「ヨウ（現代げんだい音おん:yè）」音おとに収斂しゅうれんされたが、日本にっぽんでは19世紀せいき末まつくらいまでの人ひとには用もちいる。姓せい以外いがいでも、仏弟子ぶつでし「摩ま訶迦葉は」などの読よみに用もちいられる。

[6] 古音こおん

[7] ウィキペディア中国語ちゅうごくご版ばんにおいて『叶かのう县（葉は縣けん）』にふられた音おと、現地げんち音おんに近ちかづけたものか。

[字源じげん 1]

[語源ごげん 1]

[語源ごげん 2]

[語源ごげん 3]

[1]

[2]

[3]