民法みんぽう第だい798条じょう

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条文じょうぶん

（未成年みせいねん者しゃを養子ようしとする縁組えんぐみ）

第だい798条じょう

未成年みせいねん者しゃを養子ようしとするには、家庭かてい裁判所さいばんしょの許可きょかを得えなければならない。ただし、自己じこ又または配偶はいぐう者しゃの直系ちょっけい卑属ひぞくを養子ようしとする場合ばあいは、この限かぎりでない。

解説かいせつ

未成年みせいねん者しゃである養子ようしの福祉ふくしの観点かんてんから、家庭かてい裁判所さいばんしょの許可きょかを原則げんそくとして必要ひつようとする。ただし、自己じこ又または配偶はいぐう者しゃの直系ちょっけい卑属ひぞくを養子ようしとする場合ばあいは親権しんけんが濫用らんようされるおそれがないと考かんがえられるので除外じょがいされている。戦後せんご大だい改正かいせい時じに規定きていされた。

参照さんしょう条文じょうぶん

• 民法みんぽう第だい807条じょう（養子ようしが未成年みせいねん者しゃである場合ばあいの無む許可きょか縁組えんぐみの取消とりけし）

参考さんこう

明治めいじ民法みんぽうにおいて、本条ほんじょうには以下いかの規定きていがあった。趣旨しゅしは、民法みんぽう第だい760条じょうに継承けいしょうされた。

1. 夫おっとハ婚姻こんいんヨリ生せいスル一切いっさいノ費用ひようヲ負担ふたんス但ただし妻つまカ戸主こしゅタルトキハ妻つま之のヲ負担ふたんス
2. 前項ぜんこうノ規定きていハ第だい七なな百ひゃく九きゅう十じゅう条じょう及ヒ第だい八はち章しょうノ規定きていノ適用てきようヲ妨さまたげケス

   第だい八章はっしょう 扶養ふようの義務ぎむ

   旧きゅう・民法みんぽう第だい954条じょうから第だい963条じょう

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前条ぜんじょう: 民法みんぽう第だい797条じょう (十じゅう五ご歳さい未満みまんの者ものを養子ようしとする縁組えんぐみ)

民法みんぽう 第だい4編へん 親族しんぞく 第だい3章しょう 親子おやこ 第だい2節せつ 養子ようし

次つぎ条じょう: 民法みんぽう第だい799条じょう (婚姻こんいんの規定きていの準用じゅんよう)

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