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「シホテアリニ隕石いんせき落下らっか」のはんあいだ差分さぶん

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== シホテアリニだい爆発ばくはつ ==
== シホテアリニだい爆発ばくはつ ==
[[File:Sikhote-Alin stamp 1957.jpg|thumb|left|隕石いんせき落下らっか10周年しゅうねん記念きねんした切手きって(1957ねん発行はっこう)。この隕石いんせき落下らっかにした画家がかのP.J.メドヴェージェフによる記録きろく]]
[[File:Sikhote-Alin stamp 1957.jpg|thumb|left|隕石いんせき落下らっか10周年しゅうねん記念きねんした切手きって(1957ねん発行はっこう)。この隕石いんせき落下らっかにした画家がかのP.J.メドヴェージェフによる記録きろく]]
[[1947ねん]][[2がつ12にち]]あさ10時半じはん、シホテアリニ山脈さんみゃく近隣きんりん住人じゅうにんたちは、太陽たいようよりもあかるいたまきた青空あおぞらの41たかさにかがやき、ものすごい爆音ばくおんがとどろくのをいた。そのひかりばく発音はつおん半径はんけい300kmにわたって観測かんそくされ、たまながさ30キロメートルにもおよぶ[[飛行機雲ひこうきぐも]]のような隕石いんせきくものこして落下らっかした。この隕石いんせきくも数時間すうじかんにわたってそらのこった。
[[1947ねん]][[2がつ12にち]]あさ10時半じはん、シホテアリニ山脈さんみゃく近隣きんりん住人じゅうにんたちは、太陽たいようよりもあかるいたまきた青空あおぞらの41たかさにかがやき、ものすごい爆音ばくおんがとどろくのをいた。そのひかりばく発音はつおん半径はんけい300kmにわたって観測かんそくされ、たまながさ30キロメートルにもおよぶ[[飛行機雲ひこうきぐも]]のような[[流星りゅうせいちり|隕石いんせきくも]]のこして落下らっかした。この隕石いんせきくも数時間すうじかんにわたってそらのこった。


爆発ばくはつ中心ちゅうしんはウラジオストクの440km北東ほくとう、ルチェゴルスクのまちちかいシホテアリニ山脈さんみゃく山中さんちゅうで、パセカ(Paseka、北緯ほくい469.6ふん東経とうけい13439.2ふん)のむらちかくの1.3平方へいほうkmの楕円だえんがた地域ちいき無数むすう隕石いんせきへんおおい、いくつかの破片はへんは[[クレーター]]をつくっているのが発見はっけんされた。最大さいだいのクレーターは直径ちょっけい26m、ふかさ6mというおおきさだった<ref>{{Cite web|date=|url=http://www.project1947.com/gfb/sikhote_alin.htm |title=The Sikhote-Alin Meteorite |publisher= |accessdate=2013-11-3}}</ref>。
爆発ばくはつ中心ちゅうしんはウラジオストクの440km北東ほくとう、ルチェゴルスクのまちちかいシホテアリニ山脈さんみゃく山中さんちゅうで、パセカ(Paseka、北緯ほくい469.6ふん東経とうけい13439.2ふん)のむらちかくの1.3平方へいほうkmの楕円だえんがた地域ちいき無数むすう隕石いんせきへんおおい、いくつかの破片はへんは[[クレーター]]をつくっているのが発見はっけんされた。最大さいだいのクレーターは直径ちょっけい26m、ふかさ6mというおおきさだった<ref>{{Cite web|date=|url=http://www.project1947.com/gfb/sikhote_alin.htm |title=The Sikhote-Alin Meteorite |publisher= |accessdate=2013-11-3}}</ref>。

2022ねん12月16にち (金)きん 04:41時点じてんにおけるはん

座標ざひょう: 北緯ほくい469.6ふん 東経とうけい13439.2ふん / 北緯ほくい46.1600 東経とうけい134.6533 / 46.1600; 134.6533

シホテアリニ山脈さんみゃく位置いち どう山脈さんみゃく沿海州えんかいしゅう中軸ちゅうじく、すなわちソビエト連邦れんぽうりょうのうち、日本海にほんかいさい北部ほくぶめんした土地とち沿ってびている。隕石いんせき落下らっかしたパセカのむらは、地図ちずじょうでは北海道ほっかいどう北端ほくたん宗谷岬そうやみさきとほぼどう緯度いどにあたる

シホテアリニ隕石いんせき落下らっか(シホテアリニいんせきらっか)とは、1947ねん2がつ12にちに、ソビエト連邦れんぽうげんロシア連邦れんぽう)のウラジオストクの440km北東ほくとうシホテアリニ山脈さんみゃく山中さんちゅう上空じょうくうこった隕石いんせき落下らっかともな天体てんたい爆発ばくはつ事件じけん

シホテアリニだい爆発ばくはつ

隕石いんせき落下らっか10周年しゅうねん記念きねんした切手きって(1957ねん発行はっこう)。この隕石いんせき落下らっかにした画家がかのP.J.メドヴェージェフによる記録きろく

1947ねん2がつ12にちあさ10時半じはん、シホテアリニ山脈さんみゃく近隣きんりん住人じゅうにんたちは、太陽たいようよりもあかるいたまきた青空あおぞらの41たかさにかがやき、ものすごい爆音ばくおんがとどろくのをいた。そのひかりばく発音はつおん半径はんけい300kmにわたって観測かんそくされ、たまながさ30キロメートルにもおよ飛行機雲ひこうきぐものような隕石いんせきくものこして落下らっかした。この隕石いんせきくも数時間すうじかんにわたってそらのこった。

爆発ばくはつ中心ちゅうしんはウラジオストクの440km北東ほくとう、ルチェゴルスクのまちちかいシホテアリニ山脈さんみゃく山中さんちゅうで、パセカ(Paseka、北緯ほくい469.6ふん東経とうけい13439.2ふん)のむらちかくの1.3平方へいほうkmの楕円だえんがた地域ちいき無数むすう隕石いんせきへんおおい、いくつかの破片はへんクレーターつくっているのが発見はっけんされた。最大さいだいのクレーターは直径ちょっけい26m、ふかさ6mというおおきさだった[1]

衝突しょうとつした天体てんたい軌道きどう

のちに、目撃もくげき証言しょうげんからソ連それん科学かがくアカデミーおこなった軌道きどう調査ちょうさから、このだま正体しょうたい小惑星しょうわくせいであり、そのもともとの太陽たいよう周回しゅうかいする軌道きどう楕円だえんじょうで、遠日点えんじつてんもっと太陽たいようからとお位置いち)が小惑星しょうわくせいたいたっしていたことがあきらかになった。

この小惑星しょうわくせい秒速びょうそく14kmで地球ちきゅう衝突しょうとつしたものとられ、地上ちじょう衝突しょうとつするまえ大気圏たいきけん突入とつにゅうしてだい爆発ばくはつこして四散しさんしたとかんがえられる。

隕石いんせきふたつの種類しゅるい

シホテアリニ隕石いんせきひと ながやく12cm、質量しつりょうやく1.5kg。おもてつからなるてつしつ隕石いんせきのうちニッケルを6%以上いじょうふくオクタヘドライトである。分類ぶんるいはIIAB。この標本ひょうほんは、オクタヘドライトとしてはニッケルがもっとすくないもの。

落下らっかぶつにはふたつの種類しゅるいがあった[2]ひとつは溶発(大気圏たいきけん突入とつにゅうそらりょく加熱かねつ表面ひょうめんけて蒸発じょうはつすること)して表面ひょうめん完全かんぜん溶解ようかいしており、はや段階だんかい隕石いんせき本体ほんたいかられて大気圏たいきけん落下らっかしたものおもわれ、表面ひょうめんゆびしたようなあながあいている。もうひとつはばらばらの破片はへんで、落下らっかちゅう空中くうちゅうばくさんしたか、地表ちひょうとの衝突しょうとつくだったとおもわれる。後者こうしゃのほとんどは地上ちじょう5.6kmでこった隕石いんせき本体ほんたい爆発ばくはつ結果けっかによるものであろう。

この隕石いんせき小惑星しょうわくせい)のおおきさは、90トンじゃくはあったとおもわれる。よりあたらしい研究けんきゅう成果せいかでは100トン(100,000Kg)とするものもある[3]地上ちじょうのこっていた最大さいだい隕石いんせき標本ひょうほんは300kgほどのもので、モスクワ展示てんじされることになった。その無数むすう破片はへん鉱物こうぶつコレクター市場いちば流通りゅうつうしている。

隕石いんせき成分せいぶん

シホテアリニ隕石いんせき肌理きめあら隕鉄(Octahedrite、てつとニッケルの合金ごうきん)であった。構成こうせい以下いかとおりである。

また、テーナイト (taenite)、プレッサイト (plessite)、ラーバイツ (rhabites)、トロイライト(トロイリこう、troilite)、クロマイト(クロム鉄鉱てっこう、chromite)、カマサイト (kamacite)、シュライバーサイト (schreibersite) の結晶けっしょうといった鉱物こうぶつふくまれている。

脚注きゃくちゅう

  1. ^ The Sikhote-Alin Meteorite”. 2013ねん11月3にち閲覧えつらん
  2. ^ Sikhote-Alin” (1996ねん2がつ). 2001ねん4がつ15にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん11月3にち閲覧えつらん
  3. ^ Gallant, Roy (February 1996). “Sikhote-Alin Revisited”. Meteorite Magazine (Arkansas Center for Space and Planetary Sciences, University of Arkansas). オリジナルの2010-06-12時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100612144717/http://meteoritemag.uark.edu/604.htm. 

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク