い出いだしっぺの法則ほうそく

い出いだしっぺの法則ほうそく（いいだしっぺのほうそく）とは、最初さいしょに提案ていあんした人間にんげんが実行じっこうするべきであるという理念りねん。ある人物じんぶつが何なにか必要ひつようなものを考かんがえたとき、他人たにんに提案ていあんして任まかせるよりも自分じぶんで率先そっせんして開始かいしするべきであるという理念りねんを指さす。最初さいしょに提案ていあんした人間にんげん（い出いだしっぺ）が往々おうおうにしてそのプロジェクト等ひとしの担当たんとう者しゃ・責任せきにん者しゃにされがちである、という経験けいけん則そくから転てんじたものである。

従来じゅうらいのメディアや産業さんぎょうは、送信そうしん者しゃ（書かき手て・作つくり手しゅ）と受信じゅしん者しゃ（読よみ手て・受うけ取とり手しゅ）という非対称ひたいしょうな関係かんけいにあったが、インターネット上うえの世界せかいでは、誰だれしもが送信そうしん者しゃであり受信じゅしん者しゃ足たりえる対称たいしょうな存在そんざいである。この違ちがいがもたらす文化ぶんかを「い出いだしっぺの法則ほうそく」として紹介しょうかいしたのが白田しろた秀しげる彰あきら^[1]であった。