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立ち食い (たちぐい) とは、客に席を用意せずに立って食べる形式で軽食を提供する飲食店。日本で最もポピュラーなのは立ち食いそば・うどん店だが、その他にも焼き鳥、おでん、串揚げなど多様な料理が立ち食いとして提供されているが、性質上注文から調理に時間のかかる料理は少ない。また、酒類を出す立ち飲み屋も数多く見られる。一般的には席のある店よりと比べて値段が安く、屋台の動かないものに近いといえる。
主に、駅構内に存在し、店側のメリットとしては混雑時に客の回転率を低下させないことがあげられる。店舗面積が立ち食い以外の形態をとれない店もある。
古い寿司屋の中には、看板の店名の前に「立ち食い」と書いてあるものの実際には立ち食いではない店も多い。こうした店では、カウンターとちゃんとした席が用意されている。特定地方に限定されるのかは、不明。
イタリアではバール (イタリア)と呼ばれる立ち食い形式で軽食を供する商売が一般的である。