タデアーシュ・ハーイェク

タデアーシュ・ハーイェク Tadeáš Hájek
生誕せいたん	1525年ねん12月1日にち チェコ,プラハ
死没しぼつ	1600年ねん9月1日にち チェコ,プラハ
国籍こくせき	神かみ聖きよしロろーマ帝国まていこく
研究けんきゅう分野ぶんや	天文学てんもんがく
主おもな業績ぎょうせき	超新星ちょうしんせいの記録きろく
プロジェクト:人物じんぶつ伝でん

タデアーシュ・ハーイェク（Tadeáš Hájek z Hájku、または Thaddaeus Hagecius ab Hayek、Thaddeus Nemicus、ドイツ語ご: Thaddaeus Hagecius von Hayek (Hagek, Hajek), Thaddäus Nemicus、1525年ねん12月1日にち- 1600年ねん9月1日にち）は16世紀せいきのチェコの医師いし、天文学てんもんがく者しゃである。神聖しんせいロろーマ帝国まていこく皇帝こうていルドルフ2世せい付づけの医師いしを務つとめた。

著書ちょしょDialexis de novae et prius incognitae stellae inusitatae magnitudinis et splendidissimi luminis apparitione, et de eiusdem stellae vero loco constituendoの表紙ひょうし (1574)

プラハで名門めいもんの家いえに生うまれ、1544年ねんにフェルディナント1世せいによって爵位しゃくいを与あたえられ、ルドルフ2世せいによってナイトに任にんじられた。1548年ねんから1549年ねんにかけてウィーンで薬学やくがくを学まなび、1554年ねんにはボローニャで、同年どうねんミラノでジェロラモ・カルダーノに学まなんだ。1555年ねんにプラハの大学だいがくの数学すうがくの教授きょうじゅになった。

1561年ねんに著書ちょしょAphorismi Metoposcopiciを発表はっぴょうした。1572年ねんにカシオペヤ座ざに現あらわれた超新星ちょうしんせい（ティコの星ほし：SN 1572）についての研究けんきゅうを発表はっぴょうし、ティコ・ブラーエとの間あいだで科学かがく的てきな手紙てがみのやりとりを行おこない、ルドルフ2世せいがティコ・ブラーエをプラハに招まねくことになるのに重要じゅうような役割やくわりをはたした。

天文学てんもんがくに関かんするラテン語らてんごの多おおくの著書ちょしょを残のこし、彼かれの時代じだいの最大さいだいの天文学てんもんがく者しゃの一人ひとりと考かんがえられている。研究けんきゅうの他ほかに、コペルニクスの原稿げんこうなどの文書ぶんしょの収集しゅうしゅうしたことでも知しられ、ルドルフ2世せいに暗号あんごうとおぼしき未知みちの文字もじで記しるされた謎なぞの文書ぶんしょ『ヴォイニッチ手しゅ稿こう』を購入こうにゅうすることをすすめた1人ひとりである。多おおくの占星術せんせいじゅつに関かんするチェコ語ごの著書ちょしょも発表はっぴょうし、そのため科学かがく者しゃとしてより神秘しんぴ主義しゅぎ者しゃと考かんがえられてきた。

月つきのクレータと小惑星しょうわくせい(1995)ハーイェクに命名めいめいされている。

参考さんこう文献ぶんけん

• Thaddaeus Hagecius ab Hayck: Dialexis de novae et prius incognitae stellae inusitatae magnitudinis & splendidissimi luminis apparitione, & de eiusdem stellae vero loco constituendo, Frankfurt/Main, 1574, edit. Zdenek Horsky, Prague, 1967 [1]
• Z. Horský: Thaddaeus Hagecius (1525 - 1600), Ríse hvezd, Vol. 56, p. 228 - 229., 1975 [2]