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MA-1フライトジャケット
MA-1 は、フライトジャケット の一種 いっしゅ である。アメリカ軍 ぐん における軍 ぐん 用品 ようひん 規格 きかく 番号 ばんごう はMIL-J-8279からMIL-J-8279Gまでの八 やっ つ。アルファ・インダストリーズ[1] 製 せい のものが広 ひろ く流通 りゅうつう しているが、他 た にスカイラインクロージング等 とう の軍 ぐん 納入 のうにゅう 業者 ぎょうしゃ の物 もの が確認 かくにん されている。読 よ み方 かた はエムエーワンだがマーワン、マースト、エムワン等 とう と語呂 ごろ 良 よ く呼 よ ばれることが多 おお い[要 よう 出典 しゅってん ] 。
導入 どうにゅう の背景 はいけい
軍用 ぐんよう 機 き の多 おお くがプロペラ機 き からジェット機 じぇっとき に移行 いこう するに従 したが って飛行 ひこう 高度 こうど も高 たか くなり、フライトジャケットに付着 ふちゃく した水分 すいぶん が氷結 ひょうけつ して乗組 のりくみ 員 いん の活動 かつどう の妨 さまた げになることがわかったため、それまでの革 かわ 製 せい フライトジャケットではなくナイロン 製 せい のフライトジャケットが考案 こうあん された。1950年代 ねんだい 初頭 しょとう に、先行 せんこう するB-15型 がた フライトジャケットの後継 こうけい としてアメリカ空軍 くうぐん が開発 かいはつ したのが、このMA-1型 がた フライトジャケット(ボマージャケット)である。
特徴 とくちょう
狭 せま い軍用 ぐんよう 機内 きない で様々 さまざま な機材 きざい や機器 きき にひっかからないよう、極 きわ めてシンプルな外見 がいけん を与 あた えられている。また、後 うし ろ身頃 みごろ の丈 たけ が前 ぜん 身頃 みごろ (腹 はら 側 がわ )より短 みじか くなるようにされている点 てん にも特徴 とくちょう がある。これは航空機 こうくうき のシートに座 すわ った際 さい に、尻 しり と腰 こし の間 あいだ に生地 きじ が挟 はさ み込 こ まれないためである。
1stタイプから始 はじ まり、5回 かい 目 め の改良 かいりょう で生 う まれたDタイプではリバーシブル[1] で、外側 そとがわ はセージ・グリーン(Sage Green )というくすんだ緑色 みどりいろ になっている。
内側 うちがわ はインディアン・オレンジというエマージェンシーカラー[1] の橙色 だいだいいろ [1] が採用 さいよう される。
脱出 だっしゅつ または墜落 ついらく した場合 ばあい 、ジャケットを裏返 うらがえ して着用 ちゃくよう し、救出 きゅうしゅつ 部隊 ぶたい に発見 はっけん されやすくするためである。
インターミディエイトゾーン用 よう 、すなわち10℃ から-10℃の気温 きおん で着用 ちゃくよう される。フライトジャケットだがグランドクルーの防寒 ぼうかん 用 よう ジャンパーとしても使用 しよう された模様 もよう である。縫製 ほうせい は極端 きょくたん に目 め の詰 つ まった縫製 ほうせい が縫 ぬ い目 め に奥 おく のシワを生 う み出 だ し、このシワがインナーライナーを固定 こてい するとともに保温 ほおん 効果 こうか も出 だ している[1] 。
斜 なな めにカットされたハンドウォーマー、上腕 じょうわん 部 ぶ にシガーポケットとペンホルダーを装備 そうび するなど独特 どくとく のデザインになっている[1] 。
アメリカ海軍 かいぐん やアメリカ陸軍 りくぐん にも採用 さいよう され、1950年代 ねんだい から1980年代 ねんだい を通 つう じ[1] フライトジャケットの定番 ていばん となった。派生 はせい 型 がた として、フード が付 つ けられたN-2Bタイプや、更 さら に丈 たけ が長 なが いコート タイプのN-3Bタイプがある。
出典 しゅってん
^ a b c d e f g 『アウトドア用品 ようひん 』p.152。
参考 さんこう 文献 ぶんけん