はたき

はたき（ハタキ、叩はたき）は、棒ぼうなどの先さきに、束たばねた布ぬのやビニールや羽はねなどを取とり付つけた清掃せいそう用具ようぐの一種いっしゅである。布ぬのを取とり付つけたものは布ぬのはたき、羽毛うもうやビニールの糸いとを取とり付つけたものは毛けばたき（羽はねぼうきではない）と呼よばれる。

製品せいひん

ホームセンターなどで購入こうにゅうできる。かつては雑巾ぞうきん同様どうよう、使つかい古ふるした手拭てぬぐいなどの古こ布ぬのを棒ぼうにとりつけて再さい利用りようしていたが、近年きんねんでは見みられなくなった。近年きんねんでは掃除そうじ機きの先端せんたんに取とり付つけるアタッチメント型がたのものや、静電気せいでんきを用もちいて埃ほこりを集あつめるOA機器きき専用せんようのハタキなどがある。

用途ようと

積つもった埃ほこりを除去じょきょするときなどに使つかわれる。使用しよう時じには窓まどを開あける。埃ほこりは拭ふき取とるのが望のぞましい。布団ふとん叩はたきのように激はげしく動うごかして埃ほこりを立たてて除去じょきょするのは好このましくない。床ゆかに落おちた埃ほこりは、あとで箒ほうきで掃はきとる。

また、用ようもないのに店みせに長居ながいする邪魔じゃまな来店らいてん者しゃ（主おもに書店しょてんでの立たち読よみ）への威嚇いかくにも使つかわれていた。店主てんしゅもしくは店員てんいんは掃除そうじを装よそおいながら客きゃくの顔かお先さきでハタキを激はげしく動うごかし、来店らいてん者しゃに居心地いごこちの悪わるさを感かんじさせて店みせから追おい出だすことを目的もくてきとしている。こうしたシーンは、『ドラえもん』などをはじめとする漫画まんが作品さくひんでもよく使つかわれている。