アルティプラーノ

アルティプラーノの大地だいちをゆくラマ

アルティプラーノ（スペイン語ご: altiplanoまたはaltiplanicie アルティプラニシエ：「高たかく、平たいらな土地とち」の意い）は、一般いっぱん的てきに新生代しんせいだいに形成けいせいされた2つかそれ以上いじょうの山脈さんみゃく（同どう時期じきに隆起りゅうきしたとは限かぎらない）の間あいだに広ひろがる、標高ひょうこうの高たかい平坦へいたんな高原こうげん地帯ちたい。具体ぐたい的てき地名ちめいとしては、南みなみアメリカ大陸あめりかたいりく西部せいぶのアンデス山脈あんですさんみゃくのうち、ペルー南部なんぶからボリビア、チリ北部ほくぶなどにかけてを指さす。

アンデス山脈あんですさんみゃくは、オクシデンタル山脈さんみゃく（西山にしやま系けい）とオリエンタル山脈さんみゃく（東山ひがしやま系けい）という2列れつに山脈さんみゃくが平行へいこうして走はしっている。しかし、およそ南緯なんい14度ど付近ふきんから、このアンデス山脈あんですさんみゃくの間あいだが広ひろがり始はじめ、標高ひょうこうおよそ4000m前後ぜんごで広大こうだいな高原こうげん地帯ちたいが広ひろがり始はじめる。この高原こうげん地帯ちたいをアルティプラーノと呼よぶ。その北部ほくぶにチチカカ湖こ、中部ちゅうぶにポオポ湖こが存在そんざいする。

標高ひょうこうが4,000m前後ぜんごあるため、冷涼れいりょうで乾燥かんそうした気象きしょう条件じょうけんを備そなえる。その厳きびしい気候きこうのため大木たいぼくはほとんど生はえず、赤茶あかちゃけた大地だいちが延々えんえんと広ひろがっている。現在げんざいでは、雑穀ざっこくや麦むぎ類るい、塊茎かいけい類るい（ジャガイモ）、豆まめ類るいなどの農耕のうこうのほか、羊ひつじ、リャマ、牛うしなどの放牧ほうぼくが行おこなわれている。

アルティプラーノにある、観光かんこう地ちともなっている地形ちけいや都市としを以下いかに列挙れっきょする。

• チチカカ湖こ - 大おおきな湖みずうみとしては世界せかい最高さいこう地点ちてん
• ポオポ湖こ - チチカカ湖こと川かわでつながる塩しお湖みずうみ
• ウユニ塩原しおばら - 広大こうだいな塩しおの湖みずうみ
• ラグナ・コロラダ

• ラパス市し - アルティプラーノの窪地くぼちに作つくられた世界せかい最高さいこう地ちにある首都しゅと
• エル・アルト市し - ラパスの郊外こうがい化かによって隣接りんせつ南西なんせい部ぶのアルティプラーノ上じょうに発展はってんした世界せかい最高さいこう立地りっちの市街しがい
• オルロ - 南米なんべい三さん大だいカーニバルの一ひとつが行おこなわれる、ボリビアの地方ちほう都市とし

関連かんれん項目こうもく

• アンデス山脈あんですさんみゃく
• コージャ
• チューニョ
• ピアジェ - 同名どうめいの腕時計うでどけいを製造せいぞうしている。