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イタリア語訳聖書(イタリアごやくせいしょ、英語: Bible translations into Italian)はキリスト教聖書のイタリア語への翻訳を扱う。
1471年のニコロ・マレルメ(Nicolò Malermi)による、「ヴルガータ」(ラテン語)からの翻訳、通称『マレルメ聖書』(Malermi Bible)が最初のイタリア語聖書であった。現在は1971年の『CEI聖書』(CEI = Conferenza Episcopale Italiana)がイタリア・カトリック教会(Catholic Church in Italy)の公式聖書である。それ以前には、1769–1781年に出版されたアントニオ・マルティーニ大司教(Antonio Martini)がよるイタリア語聖書が広く使われていて、これも「ヴルガータ」からの翻訳であったが、旧約・新約のそれぞれの言語(それぞれヘブライ語・ギリシャ語)に照らして正確性を期していた。
イタリアのプロテスタントは1607年出版の(Giovanni Diodati)による翻訳『Bibbia』を標準的に使用していて、この聖書は1991年に通称『Nuova Diodati』として現代イタリア語に改訂された。
20世紀には、上の英語ウィキペディアにあるような沢山の聖書翻訳が行われた。