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インテグリン結合けつごうキナーゼ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ILK
PDBに登録とうろくされている構造こうぞう
PDBオルソログ検索けんさく: RCSB PDBe PDBj
PDBのIDコード一覧いちらん

4HI9, 2KBX, 3F6Q, 3IXE, 3KMU, 3KMW, 3REP, 4HI8

識別子しきべつし
記号きごうILK, HEL-S-28, ILK-1, ILK-2, P59, p59integrin linked kinase
外部がいぶIDOMIM: 602366 MGI: 1195267 HomoloGene: 3318 GeneCards: ILK
遺伝子いでんし位置いち (ヒト)
11番染色体 (ヒト)
染色せんしょくたい11ばん染色せんしょくたい (ヒト)[1]
11番染色体 (ヒト)
ILK遺伝子の位置
ILK遺伝子の位置
バンドデータ開始かいしてん6,603,708 bp[1]
終点しゅうてん6,610,874 bp[1]
遺伝子いでんし位置いち (マウス)
7番染色体 (マウス)
染色せんしょくたい7ばん染色せんしょくたい (マウス)[2]
7番染色体 (マウス)
ILK遺伝子の位置
ILK遺伝子の位置
バンドデータ開始かいしてん105,385,799 bp[2]
終点しゅうてん105,392,132 bp[2]
RNA発現はつげんパターン
さらなる参照さんしょう発現はつげんデータ
遺伝子いでんしオントロジー
分子ぶんし機能きのう トランスフェラーゼ活性かっせい
ヌクレオチド結合けつごう
protein kinase activity
SH3 domain binding
キナーゼ活性かっせい
integrin binding
protein serine/threonine kinase activity
血漿けっしょうタンパク結合けつごう
ATP binding
プロテインキナーゼ結合けつごう
シグナルトランスデューサー活性かっせい
細胞さいぼう構成こうせい要素ようそ cell projection
まく
cell-cell junction
細胞さいぼうまく
サルコメア
核質かくしつ
dendritic shaft
細胞さいぼう結合けつごう
soma
終末しゅうまつボタン
神経しんけい繊維せんい
コスタメア
まくじょうかりあし
張力ちょうりょく線維せんい
細胞さいぼうしつ
細胞さいぼうしつ基質きしつ
焦点しょうてん接着せっちゃく
生物せいぶつがくてきプロセス fibroblast migration
negative regulation of neuron apoptotic process
negative regulation of smooth muscle cell proliferation
neuron projection morphogenesis
positive regulation of protein kinase B signaling
regulation of actin cytoskeleton organization
positive regulation of MAP kinase activity
Akt/PKBシグナル経路けいろ
protein heterooligomerization
negative regulation of protein kinase activity
リン酸化さんか
myelin assembly
positive regulation of cell-matrix adhesion
positive regulation of cell migration
positive regulation of canonical Wnt signaling pathway
Schwann cell development
negative regulation of neural precursor cell proliferation
outflow tract morphogenesis
negative regulation of smooth muscle cell migration
negative regulation of apoptotic process
myelination in peripheral nervous system
positive regulation of axonogenesis
positive regulation of transcription, DNA-templated
タンパク質たんぱくしつリン酸化さんか
negative regulation of cardiac muscle cell apoptotic process
branching involved in ureteric bud morphogenesis
positive regulation of osteoblast differentiation
positive regulation of dendrite morphogenesis
cell projection organization
positive regulation of myoblast differentiation
peptidyl-serine phosphorylation
establishment or maintenance of epithelial cell apical/basal polarity
regulation of cell growth
positive regulation of cell population proliferation
positive regulation of BMP signaling pathway
integrin-mediated signaling pathway
substrate adhesion-dependent cell spreading
positive regulation of phosphorylation
cell-matrix adhesion
細胞さいぼう増殖ぞうしょく
positive regulation of axon extension
platelet aggregation
nerve development
positive regulation of MAPK cascade
cell junction assembly
MAPK cascade
細胞さいぼう個体こたい発生はっせい
supramolecular fiber organization
tumor necrosis factor-mediated signaling pathway
positive regulation of NIK/NF-kappaB signaling
出典しゅってん:Amigo / QuickGO
オルソログ
たねヒトマウス
Entrez
Ensembl
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_001014794
NM_001014795
NM_001278441
NM_001278442
NM_004517

NM_001161724
NM_010562

RefSeq
(タンパク質たんぱくしつ)

NP_001014794
NP_001014795
NP_001265370
NP_001265371
NP_004508

NP_001155196
NP_034692

場所ばしょ
(UCSC)
Chr 11: 6.6 – 6.61 MbChr 11: 105.39 – 105.39 Mb
PubMed検索けんさく[3][4]
ウィキデータ
閲覧えつらん/編集へんしゅう ヒト閲覧えつらん/編集へんしゅう マウス

インテグリン結合けつごうキナーゼまたはインテグリン連結れんけつキナーゼ(インテグリンけつごう/れんけつキナーゼ、えい: integrin-linked kinase略称りゃくしょう: ILK)は、ヒトではILK遺伝子いでんしにコードされるタンパク質たんぱくしつであり、インテグリンかいしたシグナル伝達でんたつ関与かんよしている。ILK遺伝子いでんし変異へんいは、心筋しんきんしょう関係かんけいしている[5][6]。59 kDaのタンパク質たんぱくしつであり、インテグリンβべーた1をベイトタンパクしつとした酵母こうぼツーハイブリッドほうによって同定どうていされた[7]。ILKは、細胞さいぼうゆうはし増殖ぞうしょく接着せっちゃくなど複数ふくすう細胞さいぼう機能きのう関係かんけいしていることがられている。

ILKはRafようキナーゼのサブファミリーである。ILKの構造こうぞうは、N末端まったんの5つのアンキリンリピート、ホスホイノシチド結合けつごうモチーフ、C末端まったん触媒しょくばいドメインという3つの構造こうぞうてき特徴とくちょう[8]。インテグリンは酵素こうそ活性かっせいいており、タンパク質たんぱくしつへのシグナル伝達でんたつアダプタータンパク質たんぱくしつ依存いぞんしている[8]。ILKはβべーた1、βべーた3インテグリンの細胞さいぼうしつドメインに結合けつごうする[9]。ILKはセリン/スレオニンキナーゼであることが記載きさいされているものの[7]、キナーゼ活性かっせい重要じゅうようなモチーフは同定どうていである[9]。ILKは発生はっせい調節ちょうせつ組織そしき恒常こうじょうせい関与かんよしているとかんがえられているが、ハエ、せんちゅう、マウスではILKのキナーゼ活性かっせいはこれらの過程かてい必要ひつようではない[9]

動物どうぶつのILKは筋肉きんにく発達はったつ制御せいぎょするPINCH-parvinふく合体がったい結合けつごうしている[9]。ILKをかけしっしたマウスは組織そしきてきすじ細胞さいぼう発生はっせいおこなわれないためはいせい致死ちしとなる[9]哺乳類ほにゅうるいではILKは触媒しょくばい活性かっせいくが、フォーカルアドヒージョン英語えいごばん足場あしばタンパク質たんぱくしつ機能きのうをサポートする[9]動物どうぶつとはことなり、植物しょくぶつには複数ふくすうのILKの遺伝子いでんし存在そんざいする[10]。ILKははつがんせいゆうすることがられており、セリン/スレオニンホスファターゼ活性かっせい制御せいぎょする[9]

おも特徴とくちょう

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インテグリンをかいした細胞さいぼうがいマトリックスのシグナルの伝達でんたつ細胞さいぼうない細胞さいぼうがい機能きのう影響えいきょうあたえ、そしてそれにはインテグリンの細胞さいぼうしつドメインと細胞さいぼうないタンパク質たんぱくしつとの相互そうご作用さよう必要ひつようなようである。ILKはβべーた1インテグリンの細胞さいぼうしつドメインと相互そうご作用さようする。この遺伝子いでんしには選択せんたくてきスプライシングによる複数ふくすうのバリアントが報告ほうこくされている[11]。C末端まったんのキナーゼドメインは実際じっさいにはアダプター機能きのうをもつにせキナーゼであることがしめされている[12][13][14]。ILKは中心ちゅうしんたい局在きょくざいし、紡錘ぼうすいたい組織そしき調節ちょうせつしていることが判明はんめいしている[15]

ILKはつぎげる因子いんし相互そうご作用さようすることがしめされている。

植物しょくぶつのILK1の機能きのう

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ILKはおおくのまく貫通かんつう受容じゅようたい相互そうご作用さようし、さまざまなシグナル伝達でんたつカスケードを調節ちょうせつする機能きのうたす[7]。ILK1はだい部分ぶぶん植物しょくぶつけい存在そんざいし、細胞さいぼうまくしょう胞体局在きょくざいしてまくえたイオンの輸送ゆそう関与かんよしている[10]植物しょくぶつのILK1にはキナーゼ活性かっせいがあり、浸透しんとうあつストレスしおストレスの制御せいぎょ栄養素えいようそみの制御せいぎょ病原びょうげんたい検知けんちにな[23]

浸透しんとうあつしおストレス

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ILK1はこう浸透しんとうあつストレス感受性かんじゅせい関連かんれんしており[23]高塩たかしお濃度のうど溶液ようえきちゅうでのしおストレスを低減ていげんする[10]発生はっせいちゅうでの高塩たかしお濃度のうどへの曝露ばくろ有無うむにかかわらず、ILK1の濃度のうど比較的ひかくてき一定いっていである[23]高塩たかしお濃度のうどではK+蓄積ちくせき低下ていかするとかんがえられてきたが[24]、K+恒常こうじょうせい高塩たかしお濃度のうど条件じょうけんでも影響えいきょうけず、高塩たかしおストレスの期間きかんちゅうもILK1の存在そんざいでK+濃度のうど既存きそんのレベルに維持いじされる。22アミノ酸あみのさんからなり、病原びょうげんたい関連かんれん分子ぶんしパターン(PAMP)として機能きのうするフラジェリンペプチドflg22による成長せいちょう阻害そがいにはカリウムの輸送ゆそう必要ひつようであり、ILK1の機能きのう欠損けっそんした変異へんいたいでは比較的ひかくてきおおきなカリウムの喪失そうしつられた[23]

栄養素えいようそ

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K+植物しょくぶつ細胞さいぼう浸透しんとうあつまく電位でんい維持いじ膨圧にない、気孔きこう運動うんどう植物しょくぶつない細管さいかん成長せいちょう媒介ばいかいする[25]光合成こうごうせい代謝たいしゃ経路けいろもカリウムによって制御せいぎょされている[25]十分じゅうぶんなK+みがおこなわれない場合ばあいには、PAMPが活性かっせいされる。カルモジュリン具体ぐたいてきにはCML9がILK1と相互そうご作用さようして細胞さいぼうないのカリウムレベルを調節ちょうせつする重要じゅうよう遺伝子いでんしとして発見はっけんされている。CML9はおもにCa2+調節ちょうせつするが、同定どうていのK+/Ca2+流入りゅうにゅうチャネルとも関連かんれんしている[10]。CML9とILK1とのあいだには相互そうご作用さよう存在そんざいすることがられており、CML9の添加てんかによってILK1の自己じこリン酸化さんか消失しょうしつする[23]

A) シロイヌナズナのILKのタンパク質たんぱくしつ配列はいれつしき。B) ILKのリピートの立体りったい構造こうぞう予測よそくあおがN末端まったんがわあかがC末端まったんがわ。C) 立体りったい構造こうぞうかさわせ。D) ILKのアミノ酸あみのさん配列はいれつ

病原びょうげんたい検知けんち

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ILK1は細菌さいきん病原びょうげんたいたいするたいせい促進そくしんすることがられている[10]。ILK1はなえのflg22感受性かんじゅせい必要ひつようである。触媒しょくばいてき活性かっせいがたのILK1が接種せっしゅされた植物しょくぶつ活性かっせいがたのILK1が接種せっしゅされた植物しょくぶつよりも細菌さいきん感染かんせんよわく、ILK1が細菌さいきん病原びょうげんたい検出けんしゅつ必要ひつようであることが示唆しさされている。ILK1は病原菌びょうげんきん検出けんしゅつには関与かんよしている一方いっぽうで、それによって誘導ゆうどうされる防御ぼうぎょ機構きこうには利用りようされていない[23]

ILK1は、MPK3やMPK6のリン酸化さんかかいしてPAMPへの応答おうとう基底きていレベルの免疫めんえき応答おうとうたかめ、活性かっせい酸素さんそしゅさんせいにも独立どくりつして作用さようする。また、HAK5英語えいごばんなどのこう親和しんわせいカリウムみトランスポーターもflg22シグナルの伝達でんたつ不可欠ふかけつであることが判明はんめいしている[23]。HAK5はカリウムレベルがひくいときに機能きのうする[23]。flg22にたいする応答おうとうとして、HAK5はILK1とともに細胞さいぼうまくだつ分極ぶんきょくさせてイオンの恒常こうじょうせい媒介ばいかいし、成長せいちょうやその抑制よくせいなどの短期たんきてき長期ちょうきてき作用さようたすけることがしめされている[23]

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ a b c GRCh38: Ensembl release 89: ENSG00000166333 - Ensembl, May 2017
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関連かんれん文献ぶんけん

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