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ウッコ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウッコフィンランド : Ukko、エストニア : Uku)は、フィンランド神話しんわで、天空てんくう天気てんき農作物のうさくもつ収穫しゅうかくぶつ)とその自然しぜん事象じしょうつかさどかみである。

フィンランド神話しんわエストニア神話しんわ英語えいごばんなかもっと重要じゅうようかみでもあり、フィンランドの「雷雨らいう (ukkonen)」はこのかみ名前なまえから派生はせいした言葉ことばである。『カレワラ』では、すべての事物じぶつかみであるかのように「絶対ぜったいかみ (ylijumala) 」ともばれており、神話しんわ自然しぜんがらみのはなしとなると大抵たいていウッコが登場とうじょうする。

ウッコの起源きげんおそらくバルト神話しんわ英語えいごばんの「ペールコンス (Perkons)」と、古代こだいフィンランド神話しんわそらしんイルマリネン (Ilmarinen))」である[注釈ちゅうしゃく 1]ウッコが天空てんくうしんとしての地位ちいことで、イルマリネンは人間にんげんの「鍛冶屋かじや英雄えいゆう」となった。

ウッコの武器ぶき

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ウッコの武器ぶきは、「ウコンバサラ」とばれる、稲光いなびかりはっすること出来できハンマー(もしくはおのけん)であった。ウコンバサラはボートのようなかたちをした(戦闘せんとうようの)石斧せきふだったろうとわれるが、鉄器てっき時代じだい石器せっき使つかわれなくなるうちに、いし武器ぶき起源きげんなぞになった。だが人々ひとびとは、それを先端せんたんいし部分ぶぶんから稲光いなびかりして攻撃こうげきするウッコの武器ぶきであるとしんじていた。

ウッコとかみなり

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カレリアでつかった単純たんじゅんされたいし彫刻ちょうこく。ヘビとかみなり両方りょうほう特徴とくちょうっているとしんじられている。

ウッコがつまアッカ (Akka)英語えいごばん」とっているときには雷雨らいうこり、りん戦車せんしゃそらけても雷雨らいうこった。

ノコギリがたヘビのイメージは、かみなりのシンボルである。ヘビと稲光いなびかり両方りょうほう特徴とくちょうったいし彫刻ちょうこくもある。

現代げんだいにおけるウッコ

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ウッコの名前なまえは、マウリ・ウコンマーンアホのようにフィンランドじんせいのこっている。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 北欧ほくおう神話しんわトールも、ペールコンスにむすびついている。

出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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