(Translated by https://www.hiragana.jp/)
エディクラ - Wikipedia コンテンツにスキップ

エディクラ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

エディクラは、一種いっしゅ厨子ずしのようなもので、建築けんちくぶつ壁面へきめん立体りったいてき造形ぞうけいされた祭壇さいだんじょう部分ぶぶんのことをいう。

日本にっぽんでは「エディキュラ」とぶこともある。「建物たてもの」を意味いみするラテン語らてんごは“aedes”(アエーデス)である。「ちいさい建物たてもの」は“aedicula”(アエディクラ)で、これが語源ごげんである。小祠しょうし小室こむろしょう神殿しんでん礼拝れいはいどうとうしめすためにもちいられた。イタリアで“edicola”(エディーコラ)、英語えいごで“aedicule”(イーダキュール)とされている。

中央ちゅうおう彫刻ちょうこくなどを設置せっちするため「ニッチ」とばれるあさいくぼみを場合ばあいおおい、彫刻ちょうこくかない場合ばあい普通ふつう「ニッチ」はい。左右さゆうはしら上部じょうぶペディメント下部かぶにせりした台座だいざよんしゅうかこむ。古代こだいローマのに起源きげんつがとくにルネサンス以降いこう宗教しゅうきょう建築けんちくなどに頻繁ひんぱんもちいられるようになる。簡易かんいしたかたちではまどわくかざりにもちいられることもあったが、語源ごげん意味いみのこ礼拝れいはいしつなど宗教しゅうきょうてきちいさな場所ばしょぶこともあった。