オジロヌー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
オジロヌー
オジロヌー
オジロヌー Connochaetes gnou
保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 哺乳ほにゅうつな Mammalia
: ウシ Artiodactyla
: ウシ Ruminantia
: ウシ Bovidae
: ブルーバック Hippotraginae
ぞく : ヌーぞく Connochaetes
たね : オジロヌー C. gnou
学名がくめい
Connochaetes gnou
(Zimmermann, 1780)
和名わみょう
オジロヌー
英名えいめい
Black wildebeest
White-tailed gnu
生息せいそくいき

オジロヌーConnochaetes gnou)は、ウシヌーぞく分類ぶんるいされる偶蹄ぐうているい

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

エスワティニナミビアみなみアフリカ共和きょうわこく[1][2][3]レソト[a 1]

形態けいたい[編集へんしゅう]

体長たいちょう170-220センチメートル[1][3]尾長おなが80-100センチメートル[1][3]かただか90-120センチメートル[1][3]体重たいじゅう160-180キログラム[1][3]かお上方かみがたかうぼうじょう体毛たいもうおおわれる[1][2][3]したあごぜんむね[2]体毛たいもう伸長しんちょうするが、のど体毛たいもう伸長しんちょうしない[1][3]もうころもくら褐色かっしょくで、頭部とうぶ胴体どうたい伸長しんちょうした体毛たいもうくろ[1][3]しろ[1][2][3]

前方ぜんぽうおよび下方かほう湾曲わんきょくし、先端せんたん上方かみがたかうかくがある[1][2][3]かくちょう53-74cm[2]

生態せいたい[編集へんしゅう]

草原そうげん生息せいそくする[1][3]。オスと5-10とうのメスからなるれを形成けいせい生活せいかつする[1][3]ぶしてき長距離ちょうきょり移動いどうおこなわない[1][3]

しょくせい植物しょくぶつしょくで、おもくさイネ)をべる[1][3]

繁殖はんしょく形態けいたい胎生たいせい妊娠にんしん期間きかんは8-8かげつはん[1][3]。1かいに1とうようじゅう[1][3]。オスは生後せいご3ねん、メスは生後せいご18-27かげつせい成熟せいじゅくする[1]

人間にんげんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

家畜かちくとの競合きょうごうなどにより生息せいそくすう激減げきげんし、野生やせい個体こたいは20世紀せいき前半ぜんはん絶滅ぜつめつした[1]。しかしレソト西部せいぶなどの農場のうじょうにいた個体こたい保護ほごされ、生息せいそくすう増加ぞうか傾向けいこうにある[1]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 今泉いまいずみ忠明ただあき絶滅ぜつめつ野生やせい動物どうぶつ事典じてん 4はん』、東京とうきょうどう出版しゅっぱん2003ねん、144-145ぺーじ
  2. ^ a b c d e f 今泉いまいずみよしのり監修かんしゅう D.W.マクドナルドへん動物どうぶつだい百科ひゃっか4 大型おおがた草食そうしょくじゅう』、平凡社へいぼんしゃ1986ねん、131ぺーじ
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 今泉いまいずみよしのり監修かんしゅう世界せかい動物どうぶつ 分類ぶんるい飼育しいく7 (偶蹄ぐうていIII)』、東京とうきょう動物どうぶつえん協会きょうかい1988ねん、36-37ぺーじ

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  1. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • IUCN SSC Antelope Specialist Group 2008. Connochaetes gnou. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.