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カメオ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
カメオ装飾そうしょくほどこされたコイン
ストーン・カメオのれい
大型おおがた巻貝まきがい彫刻ちょうこくしたアスチオーネのシェルカメオ(1925ねん、ナポリの珊瑚さんご・カメオ宝石ほうせき博物館はくぶつかん収蔵しゅうぞう
大型おおがた巻貝まきがい素材そざいにしたりのシェルカメオ(モデューラ・ジオイエッリさく

カメオえい: cameo [ˈkæmioʊ])とは、瑪瑙めのう大理石だいりせき貝殻かいがらなどにりをほどこした装飾そうしょくひん工芸こうげいしな

日本にっぽんではおもマンボウガイトウカムリホシダカラとうあつ貝殻かいがらりをほどこしたシェルカメオをし、瑪瑙めのうなどのいしりをほどこしたものはストーンカメオ、アクリル樹脂じゅしをカメオふう成形せいけいしたものはアクリルカメオ、金属きんぞくをカメオふう成形せいけいしたものはメタルカメオと素材そざいごとにけている。

正確せいかくには表面ひょうめんりをほどこしたものをカメオ、しずりをほどこしたものをインタリオというが、カメオとインタリオをまとめて「カメオ」と場合ばあいおおく、またカボッションカットいし表面ひょうめん女性じょせい肖像しょうぞう印刷いんさつをしたものも「カメオ」として販売はんばいされていることがある。

古代こだいギリシャ発達はったつした技法ぎほうで、カメオもしくはインタリオをほどこした宝石ほうせき指輪ゆびわにはめ、印章いんしょうわりに使用しようしていたとかんがえられている。

古代こだいより装飾そうしょくひんとしてあいされ、ふるくはローマ時代じだいのものも発掘はっくつされている。近年きんねんではイタリアなどのくに工芸こうげいひんとして貝殻かいがらしたシェルカメオが、装飾そうしょくひんとして珍重ちんちょうされる。溶岩ようがんしたラーヴァカメオより、ストーンカメオに高価こうかなものがおおい。カメオにられた人物じんぶつぞうをさらにダイヤモンドルビーなどで装飾そうしょくしたものは、カメオ・アビレとばれる。

りのたかさや、いしそういろ出方でかたなども重要じゅうようされるが、鑑賞かんしょうのポイントとなるのは、やはりりの出来できとなる。また、シェルカメオで一般いっぱんてきわれる、がい左右さゆうきはあまり重要じゅうようではない。

現在げんざいのシェルカメオは、みなみイタリアのナポリ近郊きんこう港町みなとちょうトーレ・デル・グレコ製作せいさくされており、おおくのカメオ彫刻ちょうこくがそれぞれの特性とくせいなどをかし、現代げんだいアートカメオを製作せいさくしている。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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