カール・ルートヴィヒ・ヴィルデノウ

カール・ルートヴィヒ・ヴィルデノウ

カール・ルートヴィヒ・ヴィルデノウ（Carl Ludwig Willdenow、1765年ねん8月がつ22日にち - 1812年ねん7月がつ10日とおか）は、ドイツの植物しょくぶつ学者がくしゃ、薬剤師やくざいし、植物しょくぶつ分類ぶんるい学者がくしゃである。ヴィルデノウは、植物しょくぶつの地理ちり的てき分布ぶんぷを研究けんきゅうする植物しょくぶつ地理ちり学がく (Phytogeography) の創始そうし者しゃの一人ひとりであると見み做されている。ヴィルデノウは、最もっとも知しられている植物しょくぶつ地理ちり学者がくしゃであるアレクサンダー・フォン・フンボルトの師しでもある。

略歴りゃくれき

ヴィルデノウはベルリンで生うまれ、ハレ大学だいがくで医学いがくと植物しょくぶつ学がくを学まなんだ。1801年ねんベルリン大学だいがくで自然しぜん史しの教授きょうじゅに就任しゅうにん、1810年ねんから死去しきょまでベルリン植物しょくぶつ園えんの園長えんちょうを務つとめた。そこで、探検たんけん家かアレクサンダー・フォン・フンボルトが持もち帰かえった多おおくの南米なんべいの植物しょくぶつを研究けんきゅうした。ヴィルデノウは植物しょくぶつの気候きこうへの順応じゅんのうに興味きょうみを持もっており、同おなじ気候きこう下かでは植物しょくぶつは共通きょうつうの特徴とくちょうを有ゆうすることを示しめした。2万まん種しゅを越こえる標本ひょうほんを含ふくむヴィルデノウのハーバリウムは現在げんざいもベルリン植物しょくぶつ園えんで保存ほぞんされている。

ヴィルデノウはヨーロッパ植物しょくぶつ地理ちり学がくの統合とうごうと山起やまおこし源げん説せつで最もっとも有名ゆうめいである。

1801年ねん、ヴィルデノウはスウェーデン王立おうりつ科学かがくアカデミーの外国がいこく人じん会員かいいんに選出せんしゅつされた。

著作ちょさく

• Florae Berolinensis prodromus (1787)
• Grundriß der Kräuterkunde (1792)
• Berlinische Baumzucht (1811)
• Linnaei species plantarum (1798–1826, 6 volumes) Botanicus
• Anleitung zum Selbststudium der Botanik (1804)
• Enumeratio plantarum horti regii botanici Berolinensis (1809)
• Hortus Berolinensis (1816)

著書ちょしょの図版ずはん

"Grundriß der Kräuterkunde" (「薬用やくよう植物しょくぶつの大系たいけい」)の図版ずはん

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外部がいぶリンク

• Allgemeine Deutsche Biographie