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クロスサイト・クッキング

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロスサイト・クッキングでは攻撃こうげきしゃはブラウザのバグを悪用あくようし、不正ふせいなクッキーをサーバにおく

クロスサイト・クッキングCross-site cooking)はサイトを攻撃こうげきするものにブラウザようのクッキーをべつのサイト・サーバのクッキー・ドメインにセットすることをゆるブラウザクラッシャーひとつである。

クロスサイト・クッキングは悪意あくいのあるサイトがべつのサイトのセッション識別子しきべつしcookie定着ていちゃくしうるようなSession fixation攻撃こうげき実行じっこうするため利用りようされる。

攻撃こうげきシナリオの可能かのうせいは、たとえば攻撃こうげきしゃがサーバのセキュリティ脆弱ぜいじゃくせい場合ばあいであり、それはクッキーを利用りようした攻撃こうげき可能かのうである。しかし、このセキュリティ脆弱ぜいじゃくせいたとえば攻撃こうげきしゃらない管理かんりしゃのパスワードを必要ひつようとする場合ばあいはクロスサイト・クッキングは通常つうじょう利用りようしゃをだましてそのもの意図いとしないまま攻撃こうげき実行じっこうさせるように利用りようできる。

クロスサイト[編集へんしゅう]

クロスサイト・クッキングはデータかコードをことなるウェブ・サイトあいだ(もしくは場合ばあいによっては電子でんしメール/インスタント・メッセージとサイトのあいだ)で移動いどうさせる能力のうりょくをもったクロスサイトスクリプティングクロスサイトリクエストフォージェリCross-site tracingCross-zone scriptingなどと概念がいねん類似るいじしている。 これらの問題もんだいは、ウェブブラウザことなる情報じょうほう/アプリケーション/サイトのための共通きょうつうプラットホームであるということと関係かんけいしている。ブラウザによって維持いじされる論理ろんりてきセキュリティの境界きょうかいだけがあるサイトがべつのサイトを破壊はかいしたり、そこからデータをぬすむことができないことを保証ほしょうする。 しかし、クロスサイト・クッキングのようなブラウザクラッシャー論理ろんりてきセキュリティの境界きょうかいをまたいでものを移動いどうさせることができる。

起源きげん[編集へんしゅう]

クロスサイト・クッキングの名称めいしょうとその概念がいねんは2006ねんマイケル・ザレウスキーによってもたらされた[1]名前なまえクッキーとクロスサイトをわせたものでサイトあいだでクッキーが設定せっていされる性質せいしつ表現ひょうげんしようとした。2006ねんのマイケル・ザレウスキーの記事きじでは、1998ねん5がつにクッキー・ドメインが関係かんけいした脆弱ぜいじゃくせいをベンダーに報告ほうこくしたベンジャミン・フランツはかれの発見はっけんについて信用しんようされることになった。ベンジャミン・フランツはその脆弱ぜいじゃくせい発表はっぴょうし、おも人気にんきのあるブラウザで「プライバシー保護ほご」のメカニズムを回避かいひするための方法ほうほうとして議論ぎろんした。 マイケル・ザレウスキーは8ねん、そのバグがいくつかのブラウザに解決かいけつのまま存在そんざいし、クロスサイト・クッキングに悪用あくようされることが可能かのうであるとの結論けつろんした。 「ベンダーはこれを修正しゅうせいしようといそいではいない」など、いろいろな発言はつげんがザレウスキーやからもなされた。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  • Cross-Site Cooking article by Michal Zalewski. Details concept, 3 bugs which enables Cross Site Cooking. One of these bugs is the age old bug originally found by Benjamin Franz.