(Translated by https://www.hiragana.jp/)
クロフィブラート - Wikipedia コンテンツにスキップ

クロフィブラート

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロフィブラート
IUPAC命名めいめいほうによる物質ぶっしつめい
臨床りんしょうデータ
Drugs.com Micromedex Detailed Consumer Information
胎児たいじ危険きけん分類ぶんるい
  • AUえーゆー: B1
  • US: C
法的ほうてき規制きせい
  • US: Discontinued
投与とうよ経路けいろ By mouth
薬物やくぶつ動態どうたいデータ
血漿けっしょうタンパク結合けつごうVariable, 92–97% at therapeutic concentrations
代謝たいしゃHydrolyzed to clofibric acid; hepatic glucuronidation
半減はんげんHighly variable; average 18–22 hours. Prolonged in renal failure
排泄はいせつRenal, 95 to 99%
識別しきべつ
CAS番号ばんごう
637-07-0 チェック
ATCコード C10AB01 (WHO)
PubChem CID: 2796
IUPHAR/BPS 2667
DrugBank DB00636 チェック
ChemSpider 2694 チェック
UNII HPN91K7FU3 チェック
KEGG D00279  チェック
ChEBI CHEBI:3750 チェック
ChEMBL CHEMBL565 チェック
化学かがくてきデータ
化学かがくしきC12H15ClO3
分子ぶんしりょう242.70 g·mol−1
物理ぶつりてきデータ
沸点ふってん148 °C (298 °F)
テンプレートを表示ひょうじ

クロフィブラート(Clofibrate)は、中高なかだかコレステロールおよびこうトリグリセリドのコントロールにもちいられるフィブラートけい脂質ししつ低下ていかざいである。リポタンパク質たんぱくしつリパーゼ活性かっせいたかめてVLDLからLDLへの変換へんかん促進そくしんし、VLDLを減少げんしょうさせる。また、HDL増加ぞうかさせる効果こうかもある。

米国べいこくで1963ねん医療いりょうようとして承認しょうにんされた[1]が、2002ねん副作用ふくさよう問題もんだい販売はんばい中止ちゅうしされた。

日本にっぽんでは1985ねん8がつ承認しょうにんされ[2]:1現在げんざい流通りゅうつうしている。

効能こうのうまた効果こうか

[編集へんしゅう]

こう脂質ししつしょう

副作用ふくさよう

[編集へんしゅう]

重大じゅうだい副作用ふくさよう

[編集へんしゅう]

よこもんすじ融解ゆうかいしょう顆粒かりゅうだましょう

合併症がっぺいしょう問題もんだいてん

[編集へんしゅう]

SIADHこう利尿りにょうホルモン(ADH、バソプレッシン)不適合ふてきごう分泌ぶんぴつ症候群しょうこうぐん)を誘発ゆうはつする可能かのうせいがある。また、胆嚢たんのうないにコレステロール結石けっせき形成けいせいする可能かのうせいがある。

きょせいこころ疾患しっかんいち予防よぼうかんする世界せかい保健ほけん機関きかん(WHO)協賛きょうさん観察かんさつ研究けんきゅう平均へいきん観察かんさつ期間きかん投与とうよちゅう5.3ねん投与とうよ終了しゅうりょう7.9ねん)では、血清けっせいコレステロールの低下ていかにもかかわらず、投与とうよこうコレステロールぐんくらべてたか死亡しぼうりつ投与とうよちゅうで47%、投与とうよで5%増加ぞうか)が確認かくにんされた。死因しいん心臓しんぞう疾患しっかん以外いがいふく様々さまざま原因げんいんによるもので、いまだ「説明せつめい不能ふのう」である[3]

参考さんこう資料しりょう

[編集へんしゅう]
  1. ^ (英語えいご) Analogue-based Drug Discovery. John Wiley & Sons. (2006). p. 474. ISBN 9783527607495. https://books.google.com/books?id=FjKfqkaKkAAC&pg=PA474 
  2. ^ クロフィブラートカプセル250mg インタビューフォーム”. PMDA. 2021ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  3. ^ “WHO cooperative trial on primary prevention of ischaemic heart disease with clofibrate to lower serum cholesterol: final mortality follow-up. Report of the Committee of Principal Investigators”. Lancet 2 (8403): 600–4. (September 1984). doi:10.1016/s0140-6736(84)90595-6. PMID 6147641.